~Yside~「改めて言うよ」「……えっ?」「チャンミン、俺と付き合って」そっと抱き寄せて、出来るだけ甘く優しくあなたを怖がらせないように……俺の想いが通じたのか、はたまた気迫に負けたのかはわからないが、小さく頷いたのを見逃すわけがない!!これで晴れて恋人同士になれた、はず!!「チャンミン、大切にする」「あの、ユノ……ちょっと離れてくんない、かな?」「なんで?」「は、恥ずかしい、から///」「ん、問題ない」「ち...
~Yside~「………んっ……ふ……あっん///」「チャンドラ可愛い」「………バカ///」そう行って睨み返すバンビアイはしっとりと濡れていて………このまま止まんなくなりそうだテミンがいるとか、ここが廊下だとかそんな事全く考えられなっちまう やっぱチャンドラ無しの生活なんてあり得ねえ!!深くなる口付けにチャンドラが立ってられなくなった頃、そろりとトイレのドアからこちらを伺うテミンの姿ったく!!なんだってこんなとこまで!!「...
~Cside~「じゃあ俺のこと考えたらドキドキしたりする?」「えっ?///」「ここ、触って///」「あ、あの///」そんな真剣な瞳で真正面から見つめられたら、ドキドキするに決まってる掌から伝わる鼓動はトクトクと音を立てて僕の心に響くよう……ああ、僕、どうしちゃったんだろう///今日のユノってやけに大人びて見えるし、なんだか濡れた髪が無駄に艶っぽかったりするし昔から知ってるはずなのにまるで別の人みたい「チャンミン」「…...
~Cside~「チャンドラ?」「早く連れて帰ってあげて」「えっ?」「た、大切な従兄弟なんでしょ!!」トイレに篭ってしまったテミン君に呆然とするユノそりゃびっくりするよね、僕だってびっくりしてるんだもの………でも、調子が悪いとか言われたら帰れとも言えないし、外に放り出すわけにもいかなくて……ああ、せっかく久しぶりに会えたっていうのにこんな状況とか 本当は早く抱き締めて欲しいのに……!!「チャンドラ、こっち向いて...
~Yside~「チャンミン」「………な、何?」「あれから考えてくれた?」俺の言葉に慌てて俯いてしまうくせに、ぴょこんと飛び出た耳は真っ赤に染まっていて………そんな反応されると抱き締めたくなっちゃうじゃんやっとの事で想いを伝えることができたものの、まだ返事はもらってないしチャンミンの口からちゃんと聞かなきゃ納得できるわけなんてないましてやこのままうやむやにされてしまったら……テーブルに置いたドーナツをパクリと口...
~Yside~…………これはいったいどういう状況だ?車を走らせてチャンドラのマンションへと滑り込み、エレベーターを待つのさえもどかしくやっと部屋にやってきたっていうのに!!「ユノ兄おかえりなさい」「はっ!?」インターホンを押して愛しい恋人との抱擁を待ち望んでいたはずが!!ここってチャンドラの家だよな俺って夢見てんじゃねぇよな……「ぷっ、ユノ兄の顔!!」「なっ!!お前なんでここに!!」「ええー?チャンミンさん...
~Cside~「……ユノ、部屋汚い」「おわっ!!散らかってるの忘れてた!!」「ぷっ、いつもの事じゃん///」半裸のユノにグイグイと腕を引かれて部屋に連れて行かれると、予想通りに散らかった部屋に思わず笑ってしまうこういうの、ちょっと安心する、よね(笑)急に真剣な顔で好きだとか言われちゃって、次はどうやって話せばいいのかと思っていたからうん、ユノはユノ、だもんね///「うわ、ドーナツうまそ!!」「だから服着ろって...
~Cside~………結構、飲みすぎたかも久しぶりに外で飲んだから気が緩んじゃって、キュヒョンと一緒にタクシーに乗り込んだのは割と早い時間だった気持ち悪くはないけど足元がフラフラとして覚束ない自覚はある最近家で過ごすことも多かったし油断したかな……そんな事を思いながらエレベーターでキュヒョンと別れると、フラフラと壁伝いに自分の部屋へと向かったと、部屋の前に人影が見えるあれ?まさかユノ………な訳ないよねソロソロと...
~Yside~「ユンホ、チャンミン君が来てくれたわよ~」「えっ!?すぐ行くーーー!!!!」そんな母さんの声が聞こえたのはちょうどシャワーを済ませた所だった自転車であちこち走り回ってバイト先を探していたから汗だくになっちゃって家に帰ってすぐにバスルームへと直行させられたってわけ(笑)そう、大学も決まった今、やっとバイトに行かせて貰えることになったんだビショビショの髪を適当に拭いてハーフパンツを履くとバス...
~Yside~「とりあえずは片付いた、かな」「ああ、やっとだな」ドンヘと顔を見合わせて苦笑いする俺新店のトラブルでここ1週間以上バタバタと過ごし、ロクに恋人の顔も見れていない付き合ってからここまでチャンドラの顔を見てないのは初めてかもしれないテミンの事で誤解させちまった後なのに、ちゃんとアフターケアしてやんないとあのチャンドラの事だまた一人でぐるぐると考え込んでいるに決まってる!!最近はテミンの奴も出没...
~Cside~「はあ……」「あらやだ、なんなのその辛気臭い顔!!」「ご、ごめん」「やあねぇ、せっかくユノ君が大学に合格したっていうのに」キッチンから呆れたように聞こえる母さんの声、さっきからやたらと忙しく動き回っているけどまた、何かお隣に持っていくつもりなんだろうそう、ユノからの告白から一日が経った……あれは夢だったんじゃないかって思えるほど現実味がなくてでも、スマホにはしっかりと念を押すようにメッセージ...
~Cside~「………はあ」「ぷっ、切ない溜息だね」「笑うなよ、こっちは真剣なんだ」「ごめんごめん、でもあのユノさんがタジタジなのは想像できないなぁ、その子凄いよね」そう言ってしきりに関心しつつジョッキのビールを飲み干すキュヒョン実はあれからユノと会ってない……連絡だけは毎日くるものの、本人は仕事や何かと忙しいらしく……もう、十日近くも会ってない気がする付き合ってからかなり頻繁に会っていたし、うざいぐらい構わ...
~Yside~やっと言えた!!言ってやった!!『俺と付き合って欲しい』この言葉を言うまで何年かかった事だろうチャンミンは驚いて口をパクパクとさせていたけど、大きな瞳はうるうるだったし、耳まで真っ赤に染まっていたし反応自体は悪くなかったと思うんだ、うん!!なんせスーパーポジティブな俺、チョン・ユンホ人生かけたこの恋を簡単になんて諦めきれない、てか、一生諦めるつもりなんてない!!2つ上のチャンミンは頭だっ...
~Yside~「で?どういう事なんだ、テミン」「ん?何のこと?」「とぼけんじゃねぇよ、チャンドラに会いに行ったろ?」「え?ああ、ちょっと挨拶しようと思って」チャンドラとの甘い夜を過ごし朝方家に帰ってくると、ちゃっかりテミンのやつが現れてせっかくの余韻が台無しだけど、ここはちゃんと話しつけとかないと後々困る、よなキョロキョロと部屋を見るテミンをテーブルへと促して、正面に座ってじっと睨みつけるニコニコとし...
~Cside~「チャンミン!!チャンミン!!」「わ、わかったからもう離せって!!///」「やだ、もう少し」「ユ、ユノ!!ちょ!!///」なかなか離してくれないユノをなんとか引き剥がして距離を取るまったく、いつのまにか大きくなってこんなに力も強くなっちゃって……昔はちょこちょこ僕の後ろをついて回っていたくせに「と、とにかく!!今日は合格したこと、おじさんやおばさん達にちゃんと報告しなきゃ」「あ、俺……まだ言ってな...
~Cside~『チャンドラ離れたくない、てか、ぜってー別れねぇからな!!』そう言って必死に僕を見つめるアーモンドの瞳、ああ、なんだってこんなに真っ直ぐなんだろういつもはあんなにチャラいくせに……いや、チャラいっていっても言ってることは割と真面目だったりするからほんと見かけだけっていうか……バカみたいに僕の背中にひっついて離れないユノに溜息しか出ないのになんだろ、愛しさが込み上げてきちゃって振りほどくことも...
~Yside~『チャンミン好きだ!!俺と付き合って下さい!!』やっと、やっとのことで言えたこの言葉今更聞いてないとは言わせないぜ!!口をパクパクとさせて必死に抗議を並べ立てるけどそんなの全く耳に入ってこない!!俺にとっては満を持しての告白なんだ!!「ちょ、ユノってば!!」「うんって言うまで離さない」「ね、落ち着いて、ぼ、僕ら男同士だよ?」「そんなの出会った時からわかってる!!でも、俺はチャンミン以外考...
~Yside~「だからっ!!押しすぎだって!!」「ごめん、1秒でも早く会いたくて!!」「と、とにかく入って……って、わっ!!///」「チャンドラ、チャンドラ!!」やばい、なんて顔してんだよ………バンビアイはしっとりと潤んでいるし目尻なんて赤く染まっちゃってるし!!あれからテミンに電話してみたものの、一向に出る気配がなくて状況は分かんなかった結婚云々とか全く身に覚えのないことで、寝耳に水もいいところだこんな事で...
~Cside~「チャンミン好きだ!!俺と付き合って下さい!!」「バ、バカ!!何言ってんの!!付き合えるわけないでしょ!!///」「ええええ!?付き合ってくれないの!?」「あ、当たり前でしょ!!///」「チャミ~大学受かったらって言ってたじゃん!!」部屋の隅に追い詰められて逃げることも出来ず縮こまる僕!!しかも家には誰もいなくて二人っきりとか!! こ、これは万事休すってやつじゃないのか!!「あ、あれはてっきり...
~Cside~「何、話してたんですか?」「ん?チャンミンの悪口」「えっ?酷い!!チーフ!!」「いやいや濡れ衣だよ、よく頑張ってるって褒めてたのにさ」「………///」クスクスと肩を揺らすユノさんを軽く睨んでコーヒーをテーブルへと置いたチーフだってわざとらしく目線を逸らしたりして、きっと僕の噂を話してたんだよね、うん///ミーティングルームから感じる視線に気付いてはいたけれど何だか二人で楽しそうに話しているから、仕...
~Yside~全く状況が理解できないなんで俺とテミンか結婚する事になってんだ!!ドンヘの店を秒で後にしてチャンドラの家に向かう途中、タクシーの中で元凶であるテミンに電話をかけてみる何度かかけても出ないからメッセージだけを送っておいた!!ったく!!余計な事をしてくれる!!せっかくこないだどさくさに紛れて一緒に住まないかって伝えてみたのに……そりゃ本気には取られてないかもしんないけど今はとにかくチャンドラの...
~Yside~「ユノ、上機嫌だな」「ん、ああ、そうだな」「なんだよ、否定もなしかよ」「はは、まあね」ガラス越しに忙しく動き回るチャンミンを目で追いながら曖昧に返事を返す俺今日は展示会の打ち合わせもあってシウォンを訪ねたわけだけどま、当たり前に気になるのは我が恋人の姿で……この前会った時は突然泣き出してしまったから驚いてしまったでも、ちゃんと話せて良かったと、思う過去にあった出来事も全ては君に会うことに繋...
~Cside~『悪いけどそろそろ返してくださいね、ユノ兄のこと』『あ、あの?』『僕達結婚するんです』僕を見つめてにっこりと笑う金髪の男の子………え?何?何がなんだって!?頭が真っ白になっちゃって、その後のことはあんまり覚えていないとにかく逃げるように家に帰ると、ソファに座ってぎゅっとクッションを抱きしめたまだ、ユノの匂いが残るこの部屋で、あの子の言ったことが頭の中に残って離れない……結婚、結婚って言ったよね...
~Cside~本当にこのままそうなってしまうと思った……耳元で繰り返される甘い言葉に何度も重なる唇に頭は真っ白になっちゃって素肌を指で優しくなぞられた時には女の子みたいな声も出ちゃったし、その、初めてソコを触られてしまって!!///でも、思わず止めようとした僕を制するアーモンドの瞳はどこまでも優しくてそのままその………ユノさんの手の中に///そ、その後はちょっとしたパニックになった僕を抱きしめて、落ち着くまでずっ...
~Yside~『ね、ユノ』「ん?」『…………ユノはあの子と結婚するの?』「はっ?はああああっ!?」チャンドラの言葉に驚いて立ち上がった俺、椅子は倒すわ大声は出るわで大騒ぎになっちまった!!何!!何だって!!けけけけけけけ、けっこーーーーん!?(汗)『ぼ、僕を騙してたってこと!?』「はっ!?お、おい!!」『もうわけわかんない!!ユノのバカ!!』「ちょ!!おい、チャンドラ!!」一方的に切られちまったスマホを呆...
~Yside~ 「ユ、ユノさん、待って!!」「いいから黙って」「………で、でも…んっ///」リビングから攫うように君を抱いてベッドルームへとなだれ込む逃げようとする体をシーツへと縫い付けてそのまま唇を塞いだ……どうやったら伝わるんだろうこんなにも君に夢中だってこと こんなにも君を愛してるってこと身体中がきみを欲していて、君なしではとても生きていけそうもないのに固く結んだ唇を解くようにペロリと舐めると、驚いて目を見...
~Cside~「見つけた!!!!」「え!?はっ?///」突然声をかけられて思わずフリーズしてしまう………え?僕、こんな知り合いいたけっけ?金髪にキラキラの大きな瞳で人形のように綺麗な男の子色白だから一瞬女の子にも見えるけど、ガタイがいいから男の子ってわかるくらいで……「チャンミンさんでしょう?見てすぐわかったよ!!」「あ?えっと、君は?///」「初めまして、僕、ユノ兄の従兄弟でテミンって言います」ニコニコと屈託の...
~Cside~「ごめんなさい!!ぼ、僕色々考えちゃって!!ま、前の奥さんのこと、とか……」「チャンミン 」こんな事言うつもりじゃなかったのにただ、貴方を好きなだけなのに……!!頬を伝う涙を止める事も出来ずぎゅっと唇を噛むふわりと頬に触れたのは長い指、溢れる涙を拭ってくれたんだとわかったのは抱き締められた後だった「馬鹿だな、何もわかってない」「………///」「君を誰とも比べた事なんてない、ましてや前の人とか」「ユ、...
~Yside~『ユノの従兄弟に会ったよ』そんなメッセージが届いたのはドンへの店に寄って一息ついた時だったせっかくのチャンドラとの甘い朝だったのに、新店のトラブルで呼び出しを食らってまったくタイミングが悪いったら……チャンドラからのメッセージに慌てて返信すれば、困り顔のバンビのスタンプが送られてきたから堪んないやばい、可愛すぎんだろ///とか、そういうのはさておき事情を詳しく聞くと、どうやらテミンがチャンドラ...
~Yside~「何か心配事?」「あ、えっと///」「俺に言えないこと?」せっかく2人で一緒の時間を過ごしているのに、時々不安げに瞳を曇らせる君が心配で仕方ないふるふると首を横に振るけど放っておけるわけがないじゃないか!!握ったままのスポンジをそっと置かせてタオルで手を拭くと、そのままソファへと座らせる「チャンミン、ちゃんと話して?」「………え?あの」「なに?俺に言えない事?」「………」キュッと唇を噛んで意を決し...
~Cside~あれからユノといっぱいシちゃって、せっかく買ったワインもあんまり飲めないままで次の日は体が怠くって仕方なかった………ああいうのを体力馬鹿って言うんだよね、うん///でも、そうなった次の朝はこっちが恥ずかしいほど甘やかされて、このまま溶けてしまうんじゃないかって思うほどでその割には用事が出来たとかで早く帰っちゃったから、余韻の残る体がちょっと恨めしい「起きて買い物でも行こうかな」重い体を引き摺っ...
~Cside~「はー!!美味かった!!」「ふふ、大袈裟ですよ」「いや本当に、チャンミンの作るものはなんでも美味い!!」「あ、ありがと、ございます///」晩御飯を食べ終わると凄くいい顔でそんな事言われちゃって嬉しいんだけど、なんだろ……ちょっとこそばゆいんだよね///結構辛めにしちゃったから2人とも汗だくになっちゃって、食べてる途中にお互いに顔を見合わせて笑ってしまったユノさんは僕より辛いのが苦手みたい(笑)料...
~Yside~「………ん、ユノ」「大丈夫か?」「………だい、じょぶじゃ、ない……みず」「ん、待ってろよ」お互いに何度か熱を吐き出した後、気怠げにベッドに佇む俺の恋人シーツから溢れるほんのり火照った肌がやけに色っぽいとか!!本当ならもう少しイけそうな気がするけど、これ以上やったら怒られちまうからそれはまた後日の楽しみってことで……冷蔵庫からミネラルウォーターを取り出すと、いそいそとベッドルームに戻る俺いやぁ、まさ...
~Yside~「………あ、も……ダメです、ご飯が……」ほんのちょっとの意地悪、イヤイヤと首を振る君を掴まえて真っ赤になった耳へと唇を這わせる箍が外れるとはこういうことか……この前のデートからどうも抑えが効かなくなってしまっただってね、思った以上に感度のいい体、長い睫毛を震わせて瞳を潤ませるとかせっかく俺のために飯の準備をしてくれてるのにこうしてちょっかいをかけてしまう「ユ、ユノさん!!」「ん、ごめんごめん」「も...
*ほんのりR18です♡~Cside~「………ん……や……」「嫌じゃないだろ?こんなにして」「………あっ……ダメ……ひゃっ」「ん、いい声」「……バカ///」バスルームから出るなり攫われるようにベッドへと連れて行かれて髪だってまだロクに拭いてないのにあっという間に組み敷かれてしまうこういう時のユノはいつも以上に雄って感じがして、なんだか………///「チャンドラ、愛してる」「………ユノ……あっ……」「ほら、力抜いて」「んっ……む…り………」落ちてく...
~Cside~「やあチャンミン、いらっしゃい」「お、お邪魔します///」「飲み物だけは用意したよ、何か手伝おうか?」「あ、大丈夫!!下準備してきました///」にっこりと笑うユノさんにドキドキとして胸がキュッと苦しくなるああ!!今日も本当にかっこいい!!///今日は展示会の打ち合わせも兼ねてのお家デート、勿論打ち合わせは仕事以外のことばかりだけどだって2人で遠出とか初めてだし、そりゃチーフが一緒だからちょっと違う...
~Yside~………俺ってこんな奴だっけ?チャンドラの顔色を伺いながらあれこれと必死に言い訳を並べ立てて……まったくかっこ悪いったら(泣)だってチャンドラって絶対に浮気は許さないタイプだし、ま、それは俺も同じだけどどう見ても俺の方が不誠実に見えちまうってのは辛いとこ、だよなこんなにチャンドラに夢中だってのに!!とにかくテミンの事をきっちりと話して納得して貰わなきゃなんせいつ何時あいつがうちに来るかわかんない...
~Yside~「さて、と………どんなデザインにしようか」自分の作品をまとめたファイルをパラパラと捲りながら一息をつくシウォンからの提案で展示会に出品することになったものの意外と日にちが無くて正直戸惑っているのも事実でま、でも……チャンミンからも楽しみだって言われてしまったから頑張らないわけにいかない、よな普段の仕事と合わせてこういった展示会への出品も、自分のスキルを試すにはいい機会だし忙しくてはなるけど、何...
~Cside~「……へ?従兄弟?」「ああ、この前急に尋ねて来たんだ、ほら、こないだの夜の約束キャンセルしたろ?」「あ、うん」「あれって急にそいつが尋ねて来てさ、マジで参ったよ~」そう言ってがっくりと肩を落とすユノ、晩御飯に出したカルボナーラをペロリと平らげて何故かフォークは持ったまんまで(笑)こういうとこ本当に子供みたい、なんだよね家に来るなりぎゅうぎゅうに抱きしめられて、危うくベッドに連れて行かれそう...
~Cside~「釜山で展示会、ですか?」「ああ、さっきシウォンから聞いたんだ」「そうなんですね、僕もまだ詳しくはわかんなくて……」「そっか、日程を合わせて同じホテルにしようって言ってるんだ、会場近くにいい所があるらしい」ニコニコと見つめられて思わず視線をそらしてしまう僕だってあの映画館でのキス以来会うのって初めて、なんだよね///チーフとユノさんが先に打ち合わせをしていて、僕は遅れてきたわけだけど道理でチー...
~Yside~……これは非常にまずい事になった!!俺とチャンドラとのせっかくのラブラブ生活が危機に瀕しているいや、まだそこまではなってないが、きっと、いや絶対に揉めるに決まってる!!まさかアイツが訪ねてくるなんて………!!『ユノ兄お久しぶり』そう言って訪ねてきたのは数年ぶりに会う従兄弟のテミンだった!!最初モニター越しに見た時は誰だかわかんなくてフリーズしちまって、新手の訪問販売かよ、とか思ったけどまさかあ...
~Yside~「え?展示会?」「ああそうなんだ、ユノも是非にって言われてね、うちも参加する予定なんだ」「へえ、スクリーン印刷とか珍しいもんな」「だろう?だんだん需要が減ってるからね、ある意味貴重だよ」チャンミンの会社近くのカフェでシウォンとの打ち合わせ今日チャンミンは別の仕事が入っていて、遅れてくる予定になっている夜は飯にでも誘おうと思っているけど、あれからちょっぴり警戒されている気がするま、怒ってる...
~Cside~「チャンミン、今日帰りに飯でもどう?」「あ、いえ、僕ちょっと……」「そうか?なんだ付き合い悪いな~」「す、すいません」「まあいい、また次があるしな、じゃ、お疲れ」同僚達の誘いを断って荷物を片付けると、僕は早足で会社を後にした今日は珍しく僕の家にユノが来ることになっているどちらかといえば僕がユノの家を訪ねていくことが多くてま、その理由は明確なわけだけど………だってほら、ユノんちの方がベッドが大き...
~Cside~「……ふう、疲れた」初めてのユノさんとの映画デートは色々とあって早めに切り上げて帰ってきちゃったけど……まだ、体が熱い気がする///突然暗闇であんなキスされて、このまま食べられちゃうのかと思った嫌ってわけじゃない、どっちかっていうともっと先に進みたいと思ってるでも、せめて家の中でして欲しいよ……それにしてもやっぱりシチュエーションって大事なんだいつものデートじゃあんな風にならないものユノさんて、実...
~Yside~名残惜しいチャンドラを見送った後、冷蔵庫からミルクを出して紙パックのまま口にするこんなとこ見られたら怒られちまうけど、ま、飲んじまえばいい、かななんせ口煩い俺の恋人服は脱ぎ捨てるなだの、ペットボトルのキャップは閉めろだの靴だってちゃんと揃えなきゃ怒られるし、お陰で部屋が綺麗になった気がする朝からがっついてこってりと怒られたものの、そんな潤んだ瞳で睨まれたってなんの効果もないのに今日はチャ...
~Yside~「チャンミン待って」「もう、知らないです!!////」そう言ってトイレに篭ってしまった俺の恋人映画館でちょっと今までにないようなキスをしてしたから怒られせてしまったようで エンドロールが始まった途端に席を立つもんだから焦って追いかけたけど後ろからピョコンと飛び出した耳が真っ赤で可愛いなんて五分ほどして個室から出てきた君は、やっぱり赤い顔で視線を逸らしたまんまでも、謝る必要はないよね?だってお互...
~Cside~ユノの部屋から出てエレベーターへと乗り込むと僕はホッと一息をついた………まったく、朝っぱらから何やってんだか///休日出勤なのは仕方ないけど、出かけるのがわかってるっていうのに絶対わざとなんだよね、うん///おまけに別れ際『今夜もこっち来るだろ?』なんて半ば強制的に頷かされてそりゃ別に他の約束があるわけじゃないけど、さ僕にも都合ってものが………でも、そんな風に言われて心の奥では喜んでる僕って相当、だ...
~Cside~「………ちょっ!!……ユ……んっ///」「しっ、黙って?」「………んっ……ふぅ…///」いったい何が起こってるんだろう……今、僕達……キスしてるんだよね映画館の中、いくら真っ暗だからってこんなに人の多いところでダメだって思うのに、押し返そうって思うのに何度も重なる唇に頭が真っ白になって 僕の口内を搔きまわすあなたの唇が蕩けてしまいそうに甘くてこういうキスってしたことなかったから、こんなにも気持ちいいものだって全...
~Yside~「もう!!ユノのバカ!!知らない!!///」バスルームでお互いの熱を吐き出した後、壁に手をついてハアハアと肩を揺らす可愛いチャンドラ昨日の夜散々求めあったクセに、俺の息子ときたら起きた時からビンビンに反応しちまっててそりゃあ可愛い恋人が隣にいるんだから仕方ない 気怠げに寝返りを打つ細い体とか赤い跡の残る白い肌とか濡れた素肌がやけに艶っぽいのに、触らせてくれないのが辛いところ無意識に俺を煽って...
~Yside~「………チャンミンキスしていい?」「………へっ?///」「声、我慢してね」「………あ……んっ///」スクリーンには派手なカーチェイスが繰り広げられ、映画館は爆音が鳴り響いている映画は丁度クライマックスを迎え、皆んな主人公のアクションに夢中だしカップルシートは背もたれがあってちょうど周りからは見えなくなっているから……ちょっとくらい冒険してみたくなる突然の俺の行動に驚いていたチャンミンも何度も唇を重ねる度うっ...
~Cside~「ちょ!!離せって!!///」「えーまだいいじゃん、時間あるし」「じ、時間があるのはユノだけだってば!!あっ///」「だってこんなにしといて酷いよ?責任とって?」そう言って僕の背中にぴったりと張り付くチャラい奴昨日散々啼かされた体はギシギシと悲鳴を上げて思うように動きゃしないなのにお尻のあたりに昂ぶった熱を擦り付けてくるとか!!///慌ててベットから飛び起きてバスルームへと逃げ込む僕まったく、今日...
~Cside~…………なんだろう、いつもとは違う気がする///外に出れば一定の距離感がある気がするのに、今日は映画館って場所のせいかぐっと近くにあなたを感じられて夢中で映画のストーリーを追っている筈なのに、全神経は触れている個所に集中しちゃってるそれにさっきから僕の手はユノさんの手の中にあって、時々ふわふわと握られたり撫でられたり………手を繋ぐことくらいしたことある筈なのにそ、そんな触り方されちゃったら!!///お...
~Cside~「うん、美味しい!!」「そっか、良かった、ま、お湯入れただけだけどな!!」「……ぷっ、そうだったね」「あ!!でも愛情はたっぷり入ってるからな!!美味いに決まってるよな~」カップラーメン片手に満面の笑みでそんなセリフとかまったくユノらしいっていうか(笑)2人で迎える甘い筈の朝が、なんだかおかしなことになってる気もするけどま、それはそれで良い、よね目の前でラーメンを啜る姿はまるで子供のようでな...
~Yside~「ユノさん、始まりますね!!」カップルシートに座った時は緊張していたように見えたのに予告編が始まった途端に瞳をキラキラさせてスクリーンに釘付けだとか………ほんと、どこまで可愛いんだか今までのデートはとにかく健全の一言で、美術館を巡ったり、おしゃれなカフェでゆったりと話したりまだ付き合いたての俺達だから、それはそれで良いと思っていたけどソロソロ前にも進みたい、かな邪な気持ちが無いわけじゃないだ...
~Yside~「チャンドラ起きれるか?」「う、うん……いたた」 「やっぱ無理だな、抱っこしてやろうか?ん?」「なっ!!だ、大丈夫だから!!///」そう言って慌てて首を振るチャンドラ、真っ赤に染まった耳がやけに色っぽくて堪んない初めてチャンドラを俺のものにした甘い朝だっていうのに、体のあちこちが痛いと文句ばかりでなのにそんな小言さえ可愛いと思ってしまう俺って相当なもんだと思うよヨロヨロと壁を伝うチャンドラの腰...
~Cside~「ポップコーン買おうか、それともポテト?」「あ、ポップコーンがいい、かな?///」「うん、それとコーラでいいかな?」「ふふ、はい///」映画館の中に入る前、シネマショップであやこれやと勧めてくれるユノさんカフェで軽く食べてきたからそんなにお腹は空いてないけど、途中でお腹が空いたら困るからって………きっと食いしん坊なのがバレちゃってる、かな実際映画の途中でお腹が鳴っても困るし、有り難いけどちょっぴり...
~Cside~「………ん……お、重い……?」瞼を開けばカーテンの隙間から溢れる朝の光、爽やかな目覚めの筈なのに腰のあたりをがっしりと掴まれて動けない………こ、これって?必死に身を捩って後ろを見ると、僕の体にぴったりとくっついて眠るユノの姿そうだ、僕、昨日ユノと……!!///巻きつく逞しい腕を起こさないようそっと振りほどいて寝返りをうつ……あちこち痛いのはやっぱり昨日の余韻?向かい合わせになってじっと顔を見つめるけど、よ...
~Yside~「チャンミンお待たせ!!ごめんちょっと遅れちゃったね」「あ、いえ!!全然大丈夫です!!」そう言って大きな瞳を輝かせる俺の恋人、ああ、きっと何時間でも眺めていられる今日は2人で映画を見に行く予定で、こうして少しずつ距離を縮めていくのが嬉しくて堪らない客先から貰った映画のチケット、ずっと仕舞いっぱなしだったのを忘れていて引き出しの中で見つけた時には真っ先に君の顔が浮かんだ朝早くから目が覚めて...
~Yside~「チャンミン、大丈夫か?」「………ん……も、むり……」あれから俺が2度ほど熱を吐き出した後、チャンドラは意識を飛ばしてしまった初めてだってのに二回もシちまうなんて、しかも一回目とか最速だった気がするしったく、どんだけこいつに夢中なんだか必死になりすぎて外はもう空が白み始めていて、寝不足なくせに幸せな朝だなんて……スウスウと寝息を立てる君にキスをしてそっと隣へと潜り込む……起きたらまたシャワーを浴びれ...
~Cside~………とうとう映画に誘われてしまった!!仕事帰りにご飯に誘われて、いつものラーメン屋でいい笑顔で言われちゃって 心の中でガッツポーズを決める僕!!これって所謂王道のシチュエーションじゃない?だって暗闇で2人きり!!もしかしたらもっといい雰囲気になったりとか!!そりゃ今までだって抱きしめて貰ったりとか、帰り際のキスとかあったけどもっとこう、求め合うような激しい………いや、激しいってそういう意味じゃ...
~Cside~「チャンミン、全部入ったよ」「………んっ……待って……も、少し……///」「ん、ゆっくりでいい、ちゃんと息して?」「………ふぅ……ん///」ベッドの上でとろとろに蕩かされて、もう声も抑えられないほどになった頃、僕らはやっと一つになることができた普段汗をかかないはずのユノもこの時ばかりは額にびっしりと汗を浮かべてなのに僕に向ける眼差しは優しくて胸が苦しくなるほどで男の僕が初めてを捧げるとか大袈裟な気もするけど...
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