★★★★ 1ページ目から小野寺劇場に吸い寄せられた。主人公は交番勤務から刑事になった31歳の松川律。この律くんのキャラがいい。頭ガチガチじゃなくて適度にユル…
韓国俳優ソ・ジソブさんを応援するブログです♪ 遊びにいらしてくださいね〜^^
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★★★★ 身体の中を爽やかな風が吹き抜けていったかのような読後感。主人公は、長年連れ添った夫に突然離婚を突き付けられた45歳の眞夏。最愛の娘は父親と暮らす…
★★★★ 一行目から島本理生さんを感じた。18歳年上の叔父、遼一の部屋へ向かう姪の永遠子。婚姻が叶わないインモラルな関係。傍から見れば遼一は至極真っ当な人…
★★★ 「ひとひらの羽」「遠まわり」「あたたかな地層」「花をつらねて」「風になる」東北・北海道新幹線で青森、盛岡、仙台へ向かう人々を描いた5話収録の短編集…
★★★★ 「ガーベラの死」「馬酔木の家」「クレイジーキルト」「ミカン山の冒険」「弦楽死重奏」「家族写真」花をキーワードにした6話収録の短編集。長編でじっく…
★★★ 北大路公子さんの最新エッセイ。もうタイトル通り。ご両親を亡くされ、ご本人は過酷な乳がん治療、これは誰でもよろよろになるわ。辛そうな日々が目に浮かん…
★★★★★ お笑いコンビ「霜降り明星」のせいやさんによる半自伝小説。以前テレビ番組で実写化されたものを視聴した。本作を読み同じ箇所で三回涙が溢れた。69頁…
★★★★ デビュー作『君の顔では泣けない』から追い続けている君嶋彼方作品。本作も瑞々しさに満ち溢れていた。「走れ茜色」「樫と黄金桃」「灰が灰に」「レッドシ…
★★★ 斜線堂有紀さん、初の児童書『プロジェクト・モリアーティー』シリーズ第二弾。「この世界をちょっとだけ正しくしたい」と言い切る・杜屋譲と、瞬間記憶能力…
『キッチン常夜灯 ほろ酔いのタルトタタン (3)』長月 天音
★★★ 「飴色のタルトタタン希望の輝き」「勇気と挑戦のブーダンノワール」「鯛の塩包み焼き始まりの春の香り」「満ち足りた夜にパテ・アンクルート」「頑張った私…
★★★★ 凪良ゆうさんの『汝、星のごとく』のコミカライズ。コミックスを購入する事は殆どないけれど、この作品が好き過ぎて購入。ストーリーを知っているのに引き…
★★★★ 2022年に刊行された『風の港』に続くシリーズ第二弾。「十二月の奇跡」「雪うさぎの夜」「竜が飛ぶ空」「屋上の神様」「夢路より」空港を舞台にした5…
★★★ 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』に続くシリーズ第四弾。会員制読書クラブ「メフィストリーダーズクラブ」…
★★★★★ 私は瀬尾作品が大好きなんです!このエッセイを読み終えた今、瀬尾まいこさん自身も大好きになりました!!作品からイメージしていた瀬尾さんは穏やかで…
★★★ 登場人物がリレー形式で繋がっていく34編収録のショートストーリー集。一話の前、序文の二頁だけでちょっと泣きそうになった。カツセさんの言葉が心の奥深…
★★★★ 「コーヒーの囚人」「隣のシーツは白い」「どこかの喫煙所で会いましょう」「招かれざる貴婦人」「風向きによっては」5話収録の短編集。現在、大注目して…
★★★ 「瑠璃色を着ていた」「植物姉妹」「りかちゃんといづみちゃん」「溶けたらしぼんだ」「夏の匂いがする」木爾チレンさんの初期作品、五篇が収録された短編集…
★★★★ 圧巻。この作品を読みながら、途中で何度も直木賞関連情報を検索した。これ程までに直木賞について考えさせられる物語は初めてだ。本屋大賞に輝き、映像化…
★★★ 『死体は嘘を吐かない』でお馴染みのヒポクラテスシリーズ第六弾。本作の背景は世界を恐怖に陥れたコロナ禍真っ只中の2020年。コロナに感染したある富豪…
★★★★ 文句なしの面白さ。お梅がパワーアップして帰って来た!シリーズ第二弾にして面白さも加速している。戦国大名を滅亡させ、500年の時を経て令和に蘇った…
★★★ 第56回新潮新人賞受賞作、第172回芥川龍之介賞候補作品。芥川賞系の作品にはやや苦手意識があるが、本作は読みやすくて面白かった。まず書き出しの一文…
★★★ 伊坂幸太郎さんのデビュー25周年記念書き下ろし作品。五十九彦、三瑚嬢、蝶八隗の3人が、人工知能の開発者が残した巨大な樹の絵画『楽園』を手掛かりに、…
★★★★★ 終始張り詰めた空気が漂い息苦しさを感じる作品だった。5年生の男児が学校のベランダから転落し骨折する。それがきっかけで明るみになったクラス内のい…
★★ 「れんげ荘」シリーズ第9弾。大手広告代理店を早期退職し現在無職。貯金を切り崩しながら月10万円で暮らすキョウコのまったりとしたユルい日常が綴られてい…
★★★★ 終始心がざわつき、家族崩壊のカウントダウンの音が聴こえて来るようだった。頁を開いて最初に目に入る序章で一気に心を鷲掴みにされる。昨今、頻繁に取り…
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★★★★ 1ページ目から小野寺劇場に吸い寄せられた。主人公は交番勤務から刑事になった31歳の松川律。この律くんのキャラがいい。頭ガチガチじゃなくて適度にユル…
★★★★ 「もうすぐ十八歳/飛鳥井千砂」「ありふれた特別/寺地はるな」「二人という旅/雪舟えま」「漂泊の道/嶋津輝」「祀りの生きもの/高山羽根子」「六年目の…
★★ 『黒猫を飼い始めた』『嘘をついたのは、初めてだった』『これが最後の仕事になる』『だから捨ててと言ったのに』に続くシリーズ第五弾。会員制読書クラブ「メフ…
★★★★★ 愛の物語だ。読後は幸福感で胸が一杯。主人公は一人娘の子育てに奮闘するシングルマザーの美空。私も親元から離れた土地で、低体重児で生まれた息子をワン…
★★★ 長女たつこ、次女ようこ、三女あきこ、四女えいこ、+父。余命宣告された母を見送るまでの20日間を描いたノンフィクション。著者は四女の尾崎英子さん。い…
★★★ コロナ禍をきっかけに韓ドラにハマった角田さんのエッセイ集。『冬のソナタ』でヨン様ブームが起きた頃、私も右へ倣えと視聴したがハマらなかった。ところが、…
★★★★ 「正しさだけですべてを決められたら、どれだけ楽だろう」途中で登場するこの一文に胸が締め付けられる。凪良ゆうさん『汝、星のごとく』のコミカライズ作…
★★★★ 幸福や希望の象徴の意味が込められた青い鳥。けれど、登場人物達は皆一様に幸福とは遥か遠い場所でもがいている。園暮らしで万引きを止められない女子高校…
★★★ 団地シリーズでお馴染み、藤野千夜さんの最新刊は5歳のとっちゃんの物語。とっちゃんは、お父さんとお母さん、おとうとのひーくんと四人で暮らしている。と…
★★★★★ 私が最も注目している『女による女のためのR-18文学賞』。「救われてんじゃねえよ」「泣いてんじゃねえよ」「縋ってんじゃねえよ」三話収録の連作短…
★★★★ 2023年10月から『北國新聞』『富山新聞』でスタートし、現在は全国主要12紙で連載されている人気エッセイ。連載継続中だが今回は56話が収録。ま…
★★★ 帯には『騙され注意!』の文字が躍る。騙され系には毎回まんまと騙されるので、今回こそはとミスリードされないように読み進めた。だが、くー、してやられた…
★★★ 岩井圭也さん編集、世界初の花粉症アンソロジー。木爾チレンさん、カツセマサヒコさん、寺地はるなさんなど、総勢45名による花粉症のリアルが綴られる。私…
★★★★ 『ミス・パーフェクトが行く!』『闘え! ミス・パーフェクト』に続くミスパシリーズ第三弾。今回も総理の隠し子・真波莉子がその頭脳と行動力、柔軟性を…
★★★★ 「かくれんぼ」「アイランドキッチン」「祭り」「最善」「噓と隣人」定年退職した元刑事・平良正太郎が身の回りで起きた事件の真相を究明する5話収録の連…
★★★ 私の中で櫛木理宇さんはイヤミスを超えたオゾミス作家の位置付け。本作もその悍ましさは健在。さしたる理由もなく本能の赴くままに次々と殺人を繰り返す大柄…
★★★★ 「女友達の作り方」「また会う日まで」「おやつはいつだって」「わたくしたちの境目は」「五十年と一日」「島と奇跡」温泉に纏わる6話収録の短編集。タイ…
★★★ 「私を見ないで/誉田哲也」「微笑みに死す/三上延」「名もない男/長岡弘樹」「死を招く蝶/紺野天龍」「薬師川家のあやとり/青柳碧人」「廃墟で○○して…
★★★★ 自分が考える普通が他の誰かの普通と必ずしも同じではないという事に気付いてから、私は「普通」という言葉を極力使わないようにしている。だがこの物語の…
★★★★ 2018年に刊行された『あの日、あの時、あの場所から』がとても良かった水沢秋生さんの最新作。コンビニですれ違っただけの3人の男女の濃密な3日間が…
★★★★ 「きみを見つけた冬」「わたしたちだけの合図と春」「さよならも言えない夏」「とっておきの秋」「もう一度、きみと出会った冬」5話収録の連作短編集で清…
★★★★ 様々な感情が刺激されたがとてもやさしい作品だった。溺愛していた弟が急死し悲嘆にくれていた野宮薫子と、弟の元恋人・小野寺せつな。二人の女性を中心に…
★★★★★ デビュー作『君の顔では泣けない』が良かった君嶋彼方さんの三作目となる本作も素晴らしかった。「何事にも一番になれるように」という父の願いで付けら…
★★★★ 本を閉じ深い溜息が出た。1992年、福岡県飯塚市で小学1年生の女児二人が登校中に何者かに連れ去られ殺害された。犯人とされた久間三千年は逮捕・起訴…
★★★ 島本理生、村田沙耶香、藤野可織、西加奈子、鈴木涼美、金原ひとみ、千早茜、朝吹真理子、エリイ、能町みね子、李琴峰、山下紘加、鳥飼茜、柴崎友香、宇佐見…
★★★★ 「ジンが願いをかなえてくれない」「子供部屋おじさんはハグがしたい」「屋上からは跳ぶしかない」「ユキはひそかにときめきたい」「妻への言葉が見つから…
★★★ 人の心に巣食う鬼の存在を感じた一冊。物語の舞台は、人口300人ほどが暮らす岡山県津山市姫野村。終戦直後に起きた惨殺事件により、令和になった現在も鬼…
★★★★ 益田ミリさんのコミックエッセイ、シリーズ第三弾。素朴な絵とシンプルな言葉で描かれているけれど温もりを感じ、読みながら心が柔らかくなっていく。雨の…
★★★★ 益田ミリさんのコミックエッセイ。2017年に発売された『今日の人生』から3年半。第二弾のこのエッセイもしみじみと良かった。なんて事のない日常が描…
★★★ 「パンドラのひみつ箱」「食堂ミツコ最後の日」「いつかのファンレター」「孔雀石の母子像」の4話とエピローグで構成された連作短編集で『天国からの宅配便…
★★★ 『北海道新聞』連載と『暮しの手帖』などに掲載されていたものを纏めたエッセイ集。なんといっても角がない本に驚き。直角部分がまあるくカットされていてそ…
★★★★ 「赤い星々は沈まない」「ローズとカサブランカ」「soir rouge」「カラーレス」「肉桂のあと味」緩くリンクした5話収録の短編集で、表題作は第…
『セクシー田中さん』大好きだったんです。毎週欠かさず視聴していました。 生き辛さを抱えた人達がそれぞれに悩みながらも前へ進んでいく姿に心を打たれました。最終…
★★★ しんどい。タイトルから感動ものを想像していたが終始不穏。結婚へ向かう一組の男女を軸に物語は展開する。「人間の悩みは全て対人関係の悩みである」とはよ…
★★★ かつて特撮ヒーローもので主役を演じ、人気を博していた堂城駿真のジェットコースター物語。すっかり落ちぶれた駿真が麻薬を吸った帰り道、轢き逃げ事故を起…
図書館帰りにあまりに綺麗だったので、チャリンコを停めてパチリ。 紫陽花は華やかな色も美しいけれど、こんな淡い色合いがとても好きです。 …
★★★ 主人公は、正しいことが何より強いと信じている相田愛奈。元保育士で現在無職、だが銀行口座には宝くじ当選金の2億円がある。福祉団体に多額の寄付をする一…
★★★ マッチングアプリを題材にしたサスペンス小説。マッチングアプリへの警鐘を鳴らす内容かと思いきや、本当の愛を問われる作品だった。主人公は恋に奥手の唯島…
★★★ 「竜舌蘭」「結露」「この世のすべての」「林檎のしるし」「指の記憶」「グリフィスの傷」「からたちの」「慈雨」「あおたん」「まぶたの光」傷に纏わる10…
★★★ 鬱蒼とした森の中に佇むぐにゃりと歪んだ建造物。装丁から不気味さを醸し出している。カルト企業「T」の内部で行われているのは、「レクチャー」という名の…