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スタレモノ http://blog.livedoor.jp/asahikozato/

近畿地方中心の廃線中心の交通系遺産ブログです。

一応鉄道廃線中心でやっていますが道路(酷道・廃道・隧道・未成道etc...)や産業遺産なども取り上げています。活動の中心は京阪奈3府県ですがたまーに遠征もしています。管理人の移動手段はママチャリ(みたいなもの)だったりカメラもスマホだったりとってもショボイですがあんまりお金がないのでどうかお許しくださいませ。。。

こざとへん
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大阪府
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2015/06/14

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  • 大阪市・平野橋/大手橋

    前回に引き続き、東横堀川に架かる橋を紹介する。〈平野橋〉 高麗橋より一本南の筋に架かるのは、「平野橋」という名前の橋。平野区から遠く離れた場所だが、周辺の町の名前は「平野町」である。ちなみに平野区設置は昭和49(1974)年のことなので、どちらかというとこの平野

  • 大阪市・高麗橋

    かつての西日本の道路の中心地は、今もひっそりビル街に。 北区梅田新道には「大阪市道路元標」が設置されている。道路元標とは大正8(1919)年施行の旧道路法にて定義された、道路の起終点として用いるためのものである。戦後施行された現行道路法では道路元標に関する定め

  • N清掃工場

    街中の清掃工場跡。 廃墟ネタということで、場所は非公開とする。兵庫県某所にあった清掃工場の跡だ。昭和50年代に稼働したのち、平成20年代に休止。以後こんにちに至るまで休止扱いで残っていたが、今年になってから解体工事へ向けて動き始めているようだ。現時点ではまだ

  • レインボーN

    廃墟のようで廃墟ではない?百均だけが残された異様なショッピングセンターとは。 今回は「廃墟ネタ」というわけでもないと思っているが、それに近しいものなので一応場所は非公開とする(県だけ明かしておくと奈良)。少なくとも探索時点では普通に立入禁止でも何でもな

  • 高島市・百瀬川隧道

    消えゆく湖国の天井川。 平成17(2005)年に誕生した滋賀県高島市。旧高島郡の全郡合併により発足したが、その旧郡内の5町1村で最も目を引く名前だったのはマキノ町だろう。全国初のカタカナの自治体名だったこの町は旧町内にあったスキー場からその名を取られており、翻っ

  • S遊園(歴史テーマパーク?)

    昔の光、今いずこ? 冒頭は唱歌「荒城の月」からの引用であるが、今回は正にそんな感じーーそれより先に「何じゃこりゃ?」という感想が先に来るがーーな物件だ。一応廃墟ネタであるので場所と名前は伏せておく。 葛が繁茂する門。立入禁止とあるが、これだけ草がボーボ

  • 京都市・勧進橋

    2つの銘板の違いが意味するところとは? 今回紹介するのは鴨川に架かる「勧進橋」だ。鴨川といってもデルタ界隈や三条~四条あたりの繁華街ではなく、京都駅南側の洛南エリアを流れて南・伏見両区の境界となっている辺りに架かる、国道24号の橋である。 「勧進」というの

  • 【寄稿記事】レインボーブリッジとその近辺

    かつて本ブログを共同運営していた「にんべん」氏(氏が最後に書いた記事?→http://blog.livedoor.jp/asahikozato/archives/23145542.html)からレインボーブリッジに関する寄稿があったので公開する。にんべん氏は私こざとへんの中学時代の同級生で、高校1年生の頃にこの

  • 京都市・大手橋/新大手橋

    新旧橋の不思議な関係?伏見城下のメインストリートの橋。〈大手橋〉 文禄3(1594)年に豊臣秀吉によって伏見城が築城されて以来、城下町としての色合いを今に至るまで強く留める京都市伏見区。伏見城は17世紀前半には既に廃城されていたことを考えると不思議なことではある

  • 京都市・山端橋

    川端の山の端の橋。 所謂「鴨川デルタ」で落ち合う2本の川のうち、叡山電車に沿って東側から流れてくる高野川。その途中、宝ヶ池駅の辺りでは川の両岸に山が迫り、開けていた流域の風景が一瞬山間のそれへと変わる。そこを抜けると宝ヶ池公園の山によって京都盆地と隔てら

  • 和歌山市・中橋

    京から紀州へ、線路から道路へ。 和歌山市街を流れる市堀川、その天守を真南に臨む場所に架かるのがその名も「中橋」だ。 御三家の一角、紀州徳川家の居城である和歌山城。かの暴れん坊将軍吉宗も宗家を継ぐ前にはここで紀州藩主を務めていた。 その城下には不似合いな

  • 和歌山市・寄合橋

    大物学者や経営の神様も渡ったかもしれない、人が集まる城下の橋。 徳川宗家を支えた「御三家」のうち、2番目の石高を誇り8代将軍吉宗を輩出した紀伊藩。その藩主の居城たる和歌山の城下町の外堀に架かる「寄合橋」を今回は紹介する。 灯籠付きの親柱から紹介。傷んでい

  • 和歌山市・河西橋(南海加太線旧紀ノ川橋梁)

    細く長く命脈を繋ぐ。 紀ノ川の川べりにある和歌山市駅は、市内に乗り入れる2本の阪和連絡線の一つである南海本線の終着駅であり、和歌山市内を走る2つの路線の始発駅でもある。その一つである南海加太線は川の北岸にある紀ノ川駅まで本線と並走し、そこから分岐(※書類

  • 和歌山市・北島橋

    青き紀州の青き橋。 奈良吉野に端を発し、和歌山県最北部をJR和歌山線に沿って流れる紀ノ川。その大河が紀伊水道に注ぐ河口に花開いたのが県都・和歌山市である。江戸時代には「御三家」の2位である紀州徳川氏の居城として輝きを放ち、近現代では近畿地方有数の工業都市と

  • 京都市・北大路橋

    京都らしさと海風と。 「北大路」というのは通常、条坊制における最北辺の通りに付けられる名前である。即ち、だいたい「一条大路」とイコールと言える存在だ。一方、現代の平安京における「北大路通」は条坊制の北限でなければ、かと思えば一条通りよりも遥か北を走って

  • 京都市・二条大橋/荒神橋

    意外に古い?鴨の橋たち。〈二条大橋〉 今回は鴨川に数多架かる橋から2本をピックアップして紹介する。まずは二条通りに架かる「二条大橋」から。 鴨川に架かる橋として有名なのは三条大橋、次いで四条大橋・五条大橋だろう。いずれも当ブログでは紹介していないが、京都

  • 近鉄小房線 廃線跡②

    2019年に前編を書いてから長らく放置していた近鉄小房線の廃線レポートの続きを書いていきたい。といっても特に追加取材などを行ったわけではないし、小房線自体のレポートとしては主に現地情報が不足している状態での執筆となる。主に橿原市の交通関係に伴う小ネタなどを

  • 近鉄小房線 廃線跡①

    〈 2022/06/27 レポート続編着手のため再編集しました〉    かつての吉野線末端区間は市街の中に消えて。    奈良県中部の中心都市・橿原市はその規模(人口12万人)の割に線路が多い街である。近鉄だけで4線(橿原・大阪・南大阪・吉野)が乗り入れ、そのうち大阪線以外

  • 五條市・宮前橋/八幡橋/神田橋

    今回は奈良県五條市にある3本の橋を紹介したい。宮前橋と八幡橋は現在の国道沿いに位置する「古そうな」橋だが、これらは県の近代化遺産報告書にも登場せず、詳しい由緒は不明だ。似たような形式で見た目からして古そうなので取り上げたが、実際にはそこまで面白いものでも

  • 大津市・鹿関橋

    湖水が知らぬは逢坂の関。 水源に乏しい京都において、その水道水は疏水を通じて琵琶湖から引かれている。古来瀬田川(淀川)のみがその流出経路であった琵琶湖から京都市鴨川まで、明治時代に京都市の事業として若き工学博士の田邊朔郎の監督によって開削された疏水は正

  • 京都市・五条楽園橋梁群②榎橋/南橋詰橋

    高瀬川を遡上して、残り2本の橋を見に行こう。 前回で3本の橋と「五条楽園」について記したので、今回は残り2本ーー北側の「榎橋」と「南橋詰橋」を紹介したい。〈榎橋〉 「五条楽園」の北の端は恐らく五条通にあったものと推測される。元々「七条新地」だったことを踏ま

  • 京都市・五条楽園橋梁群①正面橋/上の口橋/六軒橋

    京都の色街と川と橋と。 場所は全然違うが、テーマ的には前回の続きという感覚で。 「京都の花街」というと、一般的には祇園や上七軒(北野)あたりが思い浮かぶのではないだろうか。現在「京の五花街」として京都花街組合連合会に加盟しているのは上七軒(上京区)・祇

  • 大阪市・松島橋/大渉橋

    舟運と遊里、「小さな木津川」と「九条島」。 今回は木津川に架かる橋を2つまとめて紹介したい。木津川といっても京都の大きな川の話ではない。そちらの川が宇治川・桂川と合流し淀川と名を変えたのち、都島区毛馬の辺りで新旧流路が分岐するうちの旧河川が大阪市内で様

  • 京都市・琵琶湖疏水第11号橋/山ノ谷橋

    【2022.05.27】山ノ谷橋のレポートを追記しました。 何の変哲もない、平凡な構造物が技術の進歩における礎石となっていたりする。 京都府京都市山科区に表題の2つの橋は架かっている。「琵琶湖疏水」の名を冠しているとおり、琵琶湖と京都を結ぶ疏水を跨ぐ橋であるが、前

  • 京都市・久世橋

    意外なところにかつての制度の名残が。 丹波美山に端を発する桂川は、右京区京北で「上桂川」、亀岡では「大堰川」と名前を変え、保津峡で山城に入り平安京の西を進む。その下流地域、宇治川・木津川と合流して「淀川」へと名を変える八幡市/島本町の三川合流地点より数キロ

  • 迷走録 其の十八

    小ネタ消費は計画的に。・ケツ(京都市中京区) 寺町京極商店街のマスコット。御所(ごせ)には思いっきりケツ向けてるやん。・都会派サーキット(大阪市北区) 阪高・神速!? よく考えると「阪神高速」なのだが、阪高で通じてしまうので公道にあるまじき「神速」に見

  • 広島市・荒神橋

    広島橋巡り、最後は慰霊碑のそばで。 太田川が瀬戸内に注ぐ河口に形成されたデルタの街、広島。必然的に橋が多くなるこの都市に人類史上初めての災禍に見舞われた昭和20年8月6日からこんにちに至るまで、市中で残っている橋は僅かに6本となった。このブログで取り上げてきた

  • 広島市・比治山橋

    憩いの場へ架かる、被爆橋梁。 市の三方を山に囲まれた広島市は、その規模の割にコンパクトな街である。瀬戸内海に面していて温暖なこともあって、都市の地理的要素としてはかなり恵まれた部類に入るだろう。 その「三方の山」に入るわけではないが、広島市街の東側に「

  • 広島市・京橋

    京へ通じ、今日へ通じる。 猿猴橋に続いて紹介するのは「京橋」である。 全国いたるところにある京橋のうち、最も有名なのは大阪京橋だろう。と言っても、橋の姿は特に思い浮かばない。実際に架かっているらしいが知らなかった。東京にも京橋という地名がある。こちらも

  • 広島市・猿猴橋

    猿っぽい名前で鷲の橋。新装された広島最古の橋。 広島県西部の最大の河川、太田川。この川が河口付近でいくつもの川に分離していくデルタ地帯に開かれたのが広島市である。廿日市市の冠山に端を発した太田川は安佐南区の辺りで「太田川放水路」と「旧太田川」に分かれ、

  • 広島大学旧理学部1号館

    悲劇を越えて、永らえて。 このレポートから数回続けて、広島の物件についてレポートしようと思っている。  1945年8月6日に原子爆弾によって破壊され尽くした広島の街は、戦後驚異的な復興を遂げた。東洋工業(現:マツダ)に代表される重工業を中心とした工業都市とし

  • 京都府道31号西陣杉坂線 大宮釈迦谷旧道

    廃れ行く杉の細道。 煌びやかな古の都、平安京は三方を山に囲まれた盆地に位置する。そのせいで夏は蒸し風呂、そして冬は底冷えとお世辞にも住みやすいとは言えない気候条件となっているのだが、この地形には少なからずメリットもある。一番は防衛上の利点だろうが、豊か

  • 京都市・鳴滝の廃橋(旧三寶寺橋)

    周山街道の傍らにある謎の橋は元街道筋?それとも? 平安京から丹波や近江を通り日本海へ至る、所謂「鯖街道」にはいくつかのルートがある。鯖街道とはその名の通り、日本海で獲れた鯖などの海産物を京都へと運ぶ道筋のことで、内陸に住まう京の人々にとっては貴重なタン

  • 木津川市・泉大橋

    百名橋選出は少々意外か。歴史を辿れば分かるだろうか。 京都府の中で最も南に位置する地域・相楽郡。その中心であった木津町が加茂町・山城町と合併して平成19(2007)年に誕生したのが木津川市だ。平安京よりも平城京に近いこの地域は、奈良市と接する平城山(ならやま)

  • 大阪市・筑前橋/越中橋

    諸藩が集った大阪には、ゲルバー橋がよく似合う。・筑前橋 今回は、中之島の南を流れる土佐堀川に架かる2つのゲルバー橋を紹介したい。一つは筑前橋、もう一つは越中橋だ。土佐(高知)の堀に架かる筑前(福岡)と越中(富山)の橋と考えるとなんだか変な感じがする。元

  • 茨木市・旧長ヶ橋

    ダムの下流でひっそりと。眠る橋に引導を渡したものは。 関西在住であれば、別に北摂の民でなくとも「安威川」という名前ぐらいは聞いたことがあるだろう。「安威川」でピンと来ずとも「安威川ダム」と聞けば心当たりが出てくるかもしれない。ともすれば地方の問題と考えら

  • 大阪市・堂島大橋

    商都の中枢を結んで。 大阪の真の中心(と私に思われている)、中之島エリアに架かる橋は今までも幾つか紹介してきた。大阪の地理に明るくない人向けに書いておくと、中之島というのは旧淀川の中に形成された島が西日本最大のビジネス街へと発展したものである。言ってし

  • 迷走録 其の十七

    街中に溢れるサスペンスで、夏の夜を涼しく。・White & Deep Black(奈良県奈良市) 雨の公園に佇む二匹。奥はご家庭なら、手前は上野なら大人気なのに、雨の奈良市尼辻にあってはこうも冷め切った感じになるのである。だからかもしれないが… なんだよ、その冷め切った

  • JR敦賀港線 廃線跡③

    山から海へ、そして世界へ。 第3回で本レポートを終えたい。港へ向かう。 前回最後のトンネル。ここは廃線だが、明らかに新しいボックスカルバートである。 この上は国道8号。新潟から平安京へ向かう、北陸の最重要道路である。トンネル前に築堤があり、敦賀港線とは立

  • JR敦賀港線 廃線跡②

    海への線路と橋脚とトンネルと。 敦賀港線の第2回。そんなに長くない廃線ではあるが、写真がいっぱいあるのでじっくり紹介していこうと思う。 前回は敦賀駅を出発し、1kmほど進んだ。今回は上の地図に示した通り、国道476号との立体交差の箇所から進んでいきたい。 地を

  • JR敦賀港線 廃線跡①

    大陸への架け橋は今。 福井県嶺南の中心都市・敦賀市は北陸地方だが、関西圏の住民にとっても新快速の行き先なんかで名を知られている街である。実際に行ってみると(行き先なので当然だが)新快速一本で辿り着くことができるし、長浜辺りからだと本当にすぐなので別の地

  • 神戸市・大輪田橋

    戦災を越えて、震災を越えて。 今回紹介するのは神戸市の臨港部に位置する大輪田橋である。神戸で大輪田と聞けば、というか大輪田という文字列だけで連想されるのは大輪田泊だろう。古代より兵庫に存在した港であり、かの平清盛によって整備されたことでも日本史上に名を

  • 西宮市/尼崎市・武庫大橋

    阪神間モダニズムの風を感じて。 今回紹介する橋は兵庫県西宮市と尼崎市の間に架かる「武庫大橋」である。名前の通り武庫川を渡る橋であるが、武庫川は阪神間の代表的な河川であり、また通る道も近辺の道路では最も格式の高い(?)国道2号であることから「阪神間を代表す

  • C名店街・Rショッピングセンター

    かわいそうなゴリラくんとリンゴくん。 今回はショッピングセンター系の廃墟(?)ネタを2つ紹介する。そういうわけで場所は非公開としたい。・C名店街 某市、大都市圏にありながら前時代の風を纏うとある駅前。「寂れた」という言葉では足りない雰囲気を醸し出す一角が

  • 大阪市・寝屋川橋

    斜めに横たわる、まどろみの橋。 「まどろみの橋」という言葉からこのレポートを始めたことに、大した意味はない。ただ単に、この橋が寝屋川の最下流に架かっているからだけである。生駒山麓に端を発し、名前の通り大阪近郊のベッドタウンーーというにはやや賑やかで大き

  • 大阪市・難波橋

    八百八橋の王者を決めるなら… このブログでも散々書いていることでこんな書き出しは恐縮だが、「八百八橋」と謳われる素晴らしき橋梁たちは水都大阪の自慢の一つであろう。橋を中心に形成された豊かで多彩なウォーターフロントは東京や京都にない、大阪が誇るべき景観で

  • 京都市・白川無名廃橋/古門前橋

    華やかな祇園、その外れの謎の橋。 京都で最も華やかとされる祇園。私はそんなとこで飲み食いできるほどのカネを持っていないのでよく分からないが、さながら古都の名に相応しい歓楽街の様相を見せているのだろう(昨今は別として)。そんな鴨川の東に咲いた大輪の花の少

  • 奈良県立高田東高校跡

    このブログでは過去、廃校を3回紹介している。一つは某小学校だったが、残りは奈良県立の2つの高校だ。今回は友人から直接照会があったので、両レポートで存在を仄めかしていた「3校目」の高校である高田東高校を紹介したい。なお、地図の掲載は自粛する。 田畑が広がる近

  • 京都市・七条大橋

    鴨川に架かる最古の橋は都の歴史を映して。 京都を形容する言葉はいろいろあるだろうが、パブリック・イメージはやはり「千年の都」「古都・京都」と言う語に代表される歴史的側面が強いのだろう。その通り、8世紀の末に桓武天皇が平安京へ遷都してからの千二百有余年もの

  • M小学校跡

    未完の木造風校舎の行方は。 今回は廃墟ネタというか、モノがモノなので地図の掲載は差し控える。が、読者諸賢におかれても次の写真の深紅の校舎は記憶されていることだろう。お忘れの方向けに説明しておくと、ここはいわゆる政治とカネにまつわる疑惑の舞台となった因縁

  • 迷走録 其の十六

    小ネタ集第16弾。よく尽きないものである。・魑魅魍魎(滋賀県大津市) 公園愛護会の面子…猫以外いたらビビるわ。・スノーマーク(大阪市) 「SNOW BRAND」の字が虚しい廃自販機。雪印乳業はかつて最大の乳業メーカーだったが、2000年代に食中毒事件と食品偽装事件を起こ

  • 京都市・九条跨線橋

    まるでハイウェイ?たぶん京都で一番高い橋。 千年の都と呼ばれる京の原型が平安京にあることは言うまでもないが、その最南端は九条大路であった。現在の京都市へと発展する中で条坊制が有名無実化した現在でも大路は「九条通り」と名を変え生きているが、どういうわけか

  • 名古屋市・岩井橋

    中京第一の名橋(?)は、あの男の設計だった。 (このブログでは結構愛知ネタもやっているので今更だが)尾張名古屋が首都圏・畿内に並ぶ三大都市圏であることは疑う余地もなかろう。特に経済面に至ってはトヨタを中心に日本を牽引している感すらあるこの地域にも当然なが

  • 名鉄尾西線 弥富口駅跡

    せっかく高架になったのに… 前回に引き続き弥富市ネタであるが、今回は愛知県らしく(?)名鉄のお話でいきたい。 弥富中心部には3本の鉄道が乗り入れている。一つは独自の駅(近鉄弥富)を持つ近鉄名古屋線で、もう一つはその競合路線のJR関西本線。そして最後が今回紹

  • 近鉄名古屋線 長島ー弥富間廃線跡

    前後を絶たれた橋は何を思う。 今回のレポートの舞台は三重県との県境に位置する愛知県弥富市である。伊勢中川からこの地を経て名古屋へ至る近鉄名古屋線は過去に大きな改修を受けているが、その際に付け替えとなった廃線の痕跡が強く残っているのでそれを取り上げたい

  • 御所市・端駈橋

    大和平野の門? 広大な奈良盆地、その南の果てに位置するのが人口2万4千人、奈良県最小規模の市である御所市である。全国的には御所実業高校のラグビー部でその名を知られているこの街は製薬が盛んで、特に県民が奈良テレビでよく見かける「三光丸」などが著名だろう。そ

  • 大阪市・大浪橋

    渡るしかねぇ、このビッグウェーブ。 しょうもない書き出しで大変恐縮だが、今回紹介するのは大阪市の木津川(京都のそれとは別…両方淀川水系だけど)に架かるアーチ橋である。地図を見てもらえば分かるかもしれないが、大正区と浪速区を結んでいる橋だ。だから「大(正

  • FM城キャッスルパーク

    昔の光、今いずこ。 このレポートはかなり白々しい書き方になると思うが、あんまり主義を曲げたくないのでご容赦いただきたい。前回からの続き物…ではないが、近いものだと思ってご覧いただけると幸いである。話に関連性はあんまりないけれど。 京都府南部、某所の斜面

  • 京都市・蓬莱橋

    幻の市は今も。 前回最後に予告したとおり、今回も伏見区ネタである。が、場所は前回の伏見駅界隈から少し南へ下がった桃山中心市街。観光地として栄えている市街地の真ん中に架かる橋である。 観光客が行き交う伏見桃山の市街地。行政区画としてこそ平安京以来の千年都市

  • 京都市・鴨川運河橋梁群③常盤橋/鋳物屋橋

    伏見編、いったん最終回。〈常盤橋〉 前回までに紹介した4本の橋はどちらかと言えば簡素な造りのものが多かったが、この橋は重厚そのものである。大して規模は変わらないのだが… 今までの橋だと石に直で彫られていた親柱の文字もブロンズのプレートで造られている。この

  • 京都市・鴨川運河橋梁群②津知橋/上板橋

    引き続き、伏見の橋を紹介。〈津知橋〉 3本目は一番近鉄伏見駅から近い橋。 かなりシンプルな造りのこの橋は津知橋という。欄干の縁が白い石造りになっている点がほとんど唯一の装飾性である。 竣工は前回紹介した2本の橋に先んじること2年、大正12(1923)年11月のこと。

  • 京都市・鴨川運河橋梁群①西鍵屋橋/東住吉橋

    伏見に架かる橋を紹介。連載第1回は「不思議な模様」が入った橋など。 京都11区のうち、最も南に位置する伏見区はちょっと特別な存在だ。前にも書いたかもしれないが、京都市のうち伏見区(と山科区)は京都市街ーー所謂平安京とは別個の独立した市街を形成している点で他

  • 迷走録 其の十五

    適当な文章を書くことでストレスを発散したい。・積み木遊び(東京都中央区) 子どもがレゴなんかのブロックで何かを作るとき、大人の目にはよく分からないものが完成することはままある。たぶん成長の過程で失われていく奇想天外さとかが作用しているのだろう。ところ

  • 京都市・鵜飼隧道/落合隧道

    おしゃれ坑口のはしり?京都の奥座敷の2隧道。 桂川の保津峡は京都市と亀岡市ーー過去に遡れば山城と丹波の境となってきた峡谷の地である。大都市が近く鉄道が通っているので意外に思われるかもしれないが、「峡谷」の名に恥じぬ急峻な地形であり、保津峡を通って両市街を

  • 奈良県立奈良工業高校跡

    以前、県立高校の廃校のレポート(http://blog.livedoor.jp/asahikozato/archives/52669710.html)を書いたことがある。その文中で「奈良県には廃校後未使用となっている高校が3校ある」と書いた。奈良県では平成中期に県立高校の統廃合が進み、40校ほどあった高校の半分が

  • 大阪市・桜宮橋(銀橋)

    時代を超えた建築家の豪華共演。 「水都大坂・八百八橋」という話からレポートを書き始めるのは、大阪の橋を紹介するときの決まり文句みたいなもんである。今回紹介する桜宮橋はその名が示す通り大阪・桜ノ宮近辺に架かる橋であるのでルールに則って(?)こんな冒頭の文

  • 京都市・五番ノ橋

    名前は五番・構造は二層。 タイトルには「京都市」と書いたが、この橋が架かっているのは伏見区の淀地区。歴史的にも規模的にも京都第二の都市「伏見市」である方が自然に感じられるこの区にあって、淀という場所は一部お馬界隈には有名なところだろう。今回紹介する五番

  • 北沢産業網干鉄道 廃線跡②

    総合電機の非電化路線。 前回は網干駅から旧下余部駅ーー東芝姫路工場までを探索した。今回は終点の浜田地区までレポートする。 お馴染みの「TOSHIBA」のロゴ。(私のような)若い単身者世帯は別として、皆様のご家庭にも一台ぐらいはこのロゴが入った製品があるのではな

  • 北沢産業網干鉄道 廃線跡①

    鉄路は消えず。例え会社が分割されても、路線が廃止されても。 表題の通り、この廃線は姫路市網干にある不動産関係事業者「北沢産業」(上場企業の厨房機器メーカーとは無関係らしい)という会社が有していた鉄道である。JRの網干駅から姫路港の浜田地区までを結んでいた

  • 沼津市・御成橋

    ある意味ながーいアーチ橋。 このブログで静岡のネタを取り上げるのは初めてな気がする。そもそも私は旅行を滅多にしないタイプの人間なので関西でも関東でもないところにはほとんど出かけた試しがないのだが、今回こうして沼津に行ってきたのにはやむを得ない事情があっ

  • 横浜市・響橋

    今だからこそ振り返りたい、80年前の「五輪遺産」。 東京ー横浜間の主要な道路として簡単に想像できるのは国道1号だろう。と、書いてしまうのは私が3ヶ月だけ都民だった「ニワカ」だからかもしれない。天下の国道1号が背負うのはナンバーワンだけ、というのは至極当然のよ

  • 迷走録 其の十四

    小ネタの掃き溜めーーなんですけど、今回ばかりは絶対に紹介したい!というものがあってこれを書いてます。・果てなき青の世界(神奈川県小田原市) 箱根で土木見学をした後、ふと思い立って小田原駅から熱海まで足を伸ばした私。その道中で一生忘れられないような光景を

  • 箱根地区国道1号施設群(旭橋・千歳橋・函嶺洞門)

    「天下の険」への3つの秀麗なる門。 関東を代表する観光地・神奈川県箱根町。火山地帯ならではの自然や温泉もさることながら、美術館なんかも多く抱えるこの地は静岡県との県境に位置し、関東と東海を隔てる門扉のような存在でもある。というか実際に「箱根関」が置かれ

  • 東京都・猿楽橋

    通勤電車の窓から見つけた橋。 通勤電車というものの鬱陶しさが盛んに議論された昨今であるが、読者諸兄は通勤時間についてどうお考えだろうか。私は幸い職住近接を実現できたので今はあんまり苦にはしていないのだが、昨年4月に会社に入ったのち7月に関西の支社へと配

  • はてなでのブログ開設につきまして

    お知らせです。現在、ブログの移転を画策しています。別にこれで食っているわけでもないのでこれといった拘りはないのですが、まあlivedoorがいい!と思っているわけでもないので・・・というわけで、はてなブログにて「スタレモノ(仮)」を開設いたしました。URLは下記の通り

  • 東京都・言問橋

    スカイツリーのお膝元にある、悲痛な歴史を今に伝える美しい橋。 東京都の東側に位置する台東区・墨田区の間に流れる隅田川。2回続けて隅田川の橋について記すことになるが、周囲の風景は海辺・都心の勝鬨橋とは大きく異なる。「浅草」のイメージからか、どちらかというと

  • 東京都・勝鬨橋

    エイエイオーの橋はその昔、開閉する橋だった。 東京都中央区はざっくりと2つの部分に分けることができる。一つは他の地域と陸続きとなっている箇所。もう一つは川や海で他の陸地と分断されているベイエリアだ。後者を本州島じゃないと形容するのはやや無茶だろうが、地

  • JR大船工場専用線 廃線跡②

    工場跡へ。 雨の中廃線跡を辿る旅。 前回から何一つ変わり映えのしない写真ばかりである。 鉄道と聞いて即座に想像されるようなレールや信号機は既になく、こんな感じの柵ぐらいしか見るべきものがない。 先にオチを書いておくと、どこまでいっても廃線跡地の状況は大

  • JR大船工場専用線 廃線跡①

    鉄路を支えた廃線跡。 大船は神奈川県鎌倉市にある駅である。「鎌倉」と聞けば所謂“湘南”の風光明媚な観光地群が頭に浮かぶものだが、名前に反してやや内陸のこの駅は観光地としてより工業地としての要素が強いようだ。周辺の事業所としては次回登場する三菱電機や住友

  • 迷走録 其の十三

    小ネタの掃き溜め。・ショッピングユニバーシティ(京都市) 講義(あるいは学士号?)という高い買い物をするお店ではあるが・・・・ぱっちり(大阪市) みないで・・・・羞恥心(兵庫県尼崎市) 恥ずかしいのは落書きだけではないはずだ。・激安(京都府久御山町) 田園の中

  • W社野球場跡(仮称)

    兵どもが夢の跡。 今回紹介するのは、タイトルの通り野球場の跡地だ。とある社会人野球チーム(仮に「W社野球部」とする)の本拠地だったこの球場はチームの解散後、手付かずのまま放置されてしまっている。なお、今回は廃墟ネタにつき場所は一切非開示でレポートさせていた

  • JR北王子線 廃線跡②

  • JR北王子線 廃線跡①

    「王子」が辿った数奇な運命。 「王子」といってもどこかのプリンスではない。東京都北区の王子のことである。区名の通り23区の中でも北部に位置するこの地は(ユーザーにその認識があるかは怪しいが)東北日本の大動脈・JR東北本線が通っており、ちゃんと(?)王子駅も

  • 東京都・南高橋

    モダンの香りがする鉄橋。 本邦随一の大都会・東京。オフィスビルのみならず住居でさえ天を摩せんとするこの街、特に都心と呼ばれる地域は前回も言ったようにパッと見たところ新しいもので埋め尽くされているように見える。ここ中央区・八丁堀は東京駅からほど近い場所に

  • 東京都道176号檜原あきる野線 旧東秋留橋

    「あきる野」の「あきる」って? 「東京都あきる野市」という街について、特に首都圏以外で知られていることは多くないかもしれない。東京とはいえど最西部グループに入り、(申し訳ないが)全国的に目立つ存在とは言い難いこの都市で一番目立つのは恐らくその市名だろう。

  • 東京都・愛宕隧道

    大都会の小さな隧道。   2019年3月26日ーー新元号発表のほんの数日前、私は東京港区にいた。大学を卒業し無事サラリーマンと化した私は、前々日に奈良の片田舎から一人上京してきたのである。その後関西に配属されてこの記事を実家で書くとも知らず、東京で始まる新生活

  • 大阪市・昭和橋

        令和橋もそのうちできるのだろうか…    大阪と言えば水都であり、八百八橋である。昔ほどではないにせよ、川が多くて見所のある橋梁も豊富な都市である。特にベイエリア(でもないか)の西区・大正区辺りはそこそこ大きな川が縦横に流れており、大正区の全域と西区の

  • 京都市・正面橋

    ハイテクと大仏の間に架かる橋。 前回も同じ川に架かる橋について書いた記憶があるが、今回の舞台は京都鴨川である。 七条と五条の橋の間、異常に影が薄い六条通りに代わって鴨川を渡るのが正面通りだが、今回紹介するのはその正面通りの一部であるその名も「正面橋」で

  • 国道1号 鳥羽大橋

    二つの鳥羽を結ぶ橋。 「鳥羽」と聞いて連想されるのは、普通三重県だろう。洛南の地を想像するのは京都人か私のような京都に通わされている人ぐらいなものだろう。それでも確かに洛南には「鳥羽」を名乗るものが多い。鳥羽高校に上鳥羽口駅、鳥羽離宮跡。歴史で出てくる

  • 国鉄東海道線廃線跡 狼川隧道

    奇抜な廃隧道。 数年前に訪問した狼川隧道だが、片側の坑口しか撮影できていなかったのでリベンジと称し再訪した。所在地はJR琵琶湖線の瀬田ー南草津間。南草津駅から徒歩で現地へ向かった。 立命のすぐそばにあるにも拘らず、自身の所属キャンパスが京都であったがため

  • 再度山隧道(仮)

        二つの名を持つ隧道。    今は亡き「ブルーウェーブ」が山奥の「グリーンスタジアム」をホームスタジアムとしていたのは有名な話だが、港町神戸は山の街でもある。海辺の風景と山岳風景の両方をほとんど同時に見ることができる点はこの街の魅力的な景観を支える一つ

  • N博物館

    2025年までにどうにかしておいた方がよさそうな廃墟。 今回は廃墟ネタなのでテキストデータ上では名指しでどことか言わないようにする。「画像でばれるやん」といったことは自分でも思うのだが、まあこれで検索には(とりあえず)引っかからないだろうからよしとしたい。

  • 大阪市・本町橋

    大阪市現存最古の橋はキメラのような不思議な橋だった。 水都大阪と言えば避けて語れないのが橋である。このブログでもしつこいぐらいに「浪華の八百八橋」ということを書いていろんな橋を紹介してきたと思う。が、意外なことに古い時代のものはそれほど残っていない。「

  • 東京都道311号環状八号線 羽田廃道

    不自然に封鎖された、空港の見える廃道。 東京23区の外縁部をぐるっと囲むように延びる都道311号環状八号線、通称「環八」の起点は大田区羽田空港三丁目に存在する。今回紹介するのはその住所「羽田空港」の一丁目に存在する環八の廃止区間である。なお、探索は平成30(201

  • 鶴見臨港鉄道 本山駅跡

    消えた駅、残ったホーム。※「国道16号」としているもの(第一京浜)は国道15号です。 横浜市鶴見区の沿岸部は隣の川崎市と合わせて工業地帯となっている。地図中にも示した通り日産や東芝、JFEスチールといった名だたる企業の工場が集積している。そんな工場群の間を縫うよ

  • 国鉄東海道線東神奈川支線跡 星野橋梁(仮)

    フォトジェニック廃線橋梁。 港と煉瓦のおしゃれな街というイメージが(私の中で)先行している横浜市だが、当然ながら実際には多くの顔を有している都市である。例えば県名を冠する神奈川区の海沿いは工業地帯となっており、ある意味でラベリングされてしまったイメージか

  • 迷走録 其の十二

    不定期連載・小ネタ集。私、この春で大学生活も終わりなんですがこんなしょーもない記事を高校時代から12回も続けて書いていると思うとなかなか絶望感がありますね。・なんで切った(奈良県大和郡山市)   「記念植樹跡」の記念碑。   記念植樹ならなんで切った…・遷輩(

  • 横浜市・打越橋

    復興土木シリーズ第3弾は快晴に映える赤と白の鉄橋。 山手隧道・櫻道橋の西方、横浜市中区山手と南区唐沢に挟まれた中区打越(うちこし)にあるのが今回紹介する打越橋である。前回までの2物件同様、横浜中心部のすぐ南の丘陵地帯に架かるこの橋もやはり昭和3(1928)年竣工。

  • 横浜市・櫻道橋

    ※本レポートは前回「山手隧道」の続きとなります。こちらも併せてどうぞ。 山手隧道を抜けた先、もう一つのアーチも復興事業で生まれた土木構造物である。 関内から南下して山手隧道を抜けたすぐ先に位置するのが櫻道橋である。なお、橋の名前は別に「桜道橋」でもよい

  • 横浜市・山手隧道

    ヨコハマ・震災復興土木シリーズ第一弾。市街地のすぐそばにひっそりと存在する戦前隧道を紹介。 横浜は(私のような関西人にとっては特に)海のイメージが強い都市であるが、実際に歩いてみると想像以上に起伏の激しい「丘の街」であることが分かる。そんな横浜市の中心部

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