「金閣寺」 きんかくじ

「金閣寺」 きんかくじ

「祇園祭礼信仰記(ぎおんさいれいしんこうき)」というお芝居の四段目になります。もともとは文楽の作品です。この四段目以外の部分は上演されることはありません。この四段目と「祇園祭礼信仰記」という正式タイトルとの関連性が薄いため、「金閣寺」という副題で親しまれています。というわけで京都の金閣寺のリアルなセットが印象ぶかい、豪華なお芝居です。舞台は一幕です。ずっと金閣寺のセットです。庭に大きな滝と桜の木があります。悪役の「松永大膳(まつながだいぜん)」が、将軍「足利義輝(あしかがよしてる)」を暗殺したのが事件の発端です。クーデターです。全部出すと、このクーデターを含めたいろいろな事件が起こる長いお芝居です。・金閣寺の場クーデターの首謀者の「松永大膳(まつながだいぜん)」は、暗殺した「足利義輝」の母親の「慶寿院(けいじゅ...「金閣寺」きんかくじ