消費者が中国産食品を口にする機会は多い(写真:イメージマート) 厚生労働省が公表した2024年度の「輸入食品等の食品衛生法違反事例」(2024年4月~2025年3月)を確認すると、中国産食品の違反事例は170件にのぼり、国別で最多だった。 最近でも回収事例が相次いでいるが、具体的にどのような食品が違反となったのか、紹介していこう。 違反事例が最も多かったのは生鮮にんじんの19件で、違反内容の大半は基準値を超えるメピコートクロリドだった。 植物の成長調整剤として用いられる農薬で、過剰摂取による腎臓や肝臓への影響が指摘されている。「中国産の生鮮にんじんは食品加工業者や飲食店に大量に流通しており、消…