どこから
語ればよいか、出会いは突然であった例年通り寒蘭展示会に行き一鉢一鉢、差異を脳裏に記憶させるべく鑑賞していたすると一角に春蘭?チャボ寒蘭?と疑問符または造花じゃね?と思った入念に観察したが生花のようだあまりにも不自然で不思議すぎ詳細を訊ねて話題にするのもおこがましい佇まいであった。それから頭から離れず持ち主に聞くべきか、聞いても相手にされないだろう早く言わないと飛んでいくかも聞いたところで手が出ない聞くだけ聞くかと問答の連続、暇をつくって持ち主の蘭舎に通ってもチラ見するだけの日々、ある日思い切って「これの余剰苗は無いですよね?」と聞くと暫し考え込まれ長い時間が過ぎていく息が詰まるほどの空間が続きあまりの息苦しさに負けて言葉を撤回しかけたら「芋吹かしの小さいのならあるよ」と、♥分譲が叶った瞬間、食道に詰まった...どこから
2024/06/26 06:02