前漢武帝後 霍光の政策 武帝の治世で疲弊した国を立て直すべく、恤民政策が優先された 上官桀、外戚として権力を握ろうとする
霍光と上官桀の関係を見る前に、霍光政権の政治姿勢について見ておきましょう。 武帝の治世を承けた昭帝期の政治課題は何より民を休息させ生活を安定させることであった。そのための方策を霍光は進めていく。昭帝即位の翌年、使者5人を全国に遣わし、賢良を推挙させ、民の疾苦するところ、冤罪により職を失った者を問わせた。その翌年春には、種籾のない貧農にそれを貸与し、秋にはその返済を猶予し田租も免…
2019/10/31 12:00