86.マハー・バーラタ(महाभारतम् [mahābhāratam]) - 偉大なるバラタ族の歴史物語
マハーバーラタとは、紀元前○○世紀頃に著された叙事詩で、、、 とかいう、伝統では価値が認められていない年代などの情報は、もちろんここでは扱いません。 インドの伝統文化においての生活から得た学びならではの、 マハーバーラタのイントロダクションをまとめてみました。 このページの目次 1.マハーバーラタのお祈り 2.マハーバーラタの別名、「ジャヤ」 3.マハーバーラタに隠された数字、「18」 4.マハー・バーラタの語源 5.バーラタとは 6.マハーバーラタの入れ子式話し手 7.マハー・バーラタの、ヴェーダ文化における聖典としての位置づけ (アンカーを手作業で貼るのが出来なかったので、各自でスクロールダウンしてください。。。) 1.マハーバーラタのお祈り 聖典を読むとき、聴くときは、必ずお祈りから始めます。 それは、マハーバーラタの冒頭にあるお祈り自体の中でも言及されています。 नारायणं नमस्कृत्य नरं चैव नरोत्तमम् देवीं सरस्वतीं व्यासं ततो जयमुदीरयेत् nārāyaṇaṃ namaskṛtya naraṃ caiva narottamam devīṃ sarasvatīṃ caiva tato jayamudīrayet 意味: ナーラーヤナ(ヴィシュヌ、クリシュナ)と、 最も秀でた人間であるナラ(人間、アルジュナ)、 知性を司る、芸術・学問の女神サラッスヴァティー、 そしてヴャーサに、ナマスカーラをしてから、 ジャヤ(マハーバーラタ)という物語について話しましょう。 (なんか優しい口調ですね。。。訳:私) 「ナーラーヤナ」とは、全人類が欲しているゴール(アーヤナ)です。 人は時代により国により人種により、それぞれ違ったものを追いかけているようだけど、 あらゆるゴールの裏にある、唯一の真のゴールとは、満たされている自分、 ただひとつそれだけなのです。それに本人が気づいていてもいなくても。 そのゴールは全てに浸透しているかの如く、変わりゆくものに存在を与えている存在、 つまりヴィシュヌ(全てに浸透しているもの)であり、それを教えるのが、 マハーバーラタ戦争真っただ中で先生の役を務めている、 ヴィシュヌの化身クリシュナです。 人生のゴール
2017/08/09 22:32