食関係についてや日頃思ったことなど、つらつらと書いております。
全国各地に取材に行ったり、面白い食品に出会ったりしておりますので、それらを写真を交えて紹介していきます。
前回からの続き( 前回の投稿はコチラから ) 生育が進んだ食用ほおずきは、 収穫時にサンプリングが行われ 熟度が計られます。 その糖度は完熟で14度になると言われます。 糖度は9度以上でフルーツトマトと呼ばれ、 13度で高級りんごの 基準値...
糖度14度にもなる完熟した 食用ほおずき ■最適な環境で作物本来の味を引き出す 岩手県は花巻で食用ほおずきは作られます。 冬の積雪に負けない 骨組みががっしりとしたハウス。 その中は湿度・温度が管理されて おり、 点滴型のかん水がコンピュー...
お茶は淹れる温度や時間によって、味や色の変化も楽しむ事が 出来ます。 お勧めの淹れ方はこのような感じです。 ① 沸騰したお湯をお勧めの抽出温度に する為に、湯冷ましを致します。 湯冷ましが無ければ、湯呑にお湯を注ぎ 急須に戻して...
お茶を淹れると表面に「ほこり」が・・? 実はこれ、毛茸(もうじ)と呼ばれる、新芽にしかできない 産毛がお茶の表面に浮かび上がったものです。 お茶は下の画のように新芽が出てきます。 その新芽の丸で囲った部分。 これが毛茸と呼ばれる産毛の部分と...
高島園がつくる無農薬・無化学肥料栽培のお茶の品種は 全部で15種類に もなります。 茶摘みから製茶、火入れ、お茶のブレンド、 パッケージングまで、すべての工程を行います。 高島園では九州ではなじみ深い 玉緑茶(たまりょくちゃ)製法によって ...
■ 無農薬・無化学肥料栽培のお茶が生まれるまで 高島園は九州山地の麓、美里町に位置しております。 その歴史は 1915年に始まり、およそ100年の間この地で お茶を作り続けております。 高島園3代目になる啓一氏は、農薬をまけば 茶畑の虫とい...
有機コシヒカリの糠で糠床を作って 2 週間。 何回か野菜を漬けると早くもセメダイン臭が・・・ このセメダイン臭、乳酸菌以外の雑菌の繁殖が原因とされます。 セメダイン臭除去までの過程を紹介いたします。 [1 週目 ] ・辛子粉投入(この頃から...
「いかの黒づくり」はスルメイカの塩辛にいか墨を加えて漬け込んだもの。 その起源はなんと約300年前にさかのぼります。 江戸の元禄時代 (1688〜1707徳川綱吉将軍の頃)に 黒袋の墨を加えて作られたのが始まり とされ、 その後、享保年間(...
名は体を表すとよく言います 「富山湾のほたるいかを燻製にして、特製オイルに漬けました。」 これが品名。非常に分かりやすい。 春になる頃の丸々と太ったホタルイカは、プリプリの食感も去る事ながら、 成熟した肝の濃い味わいが誠に美味しいもの。 そ...
干物を焼くだけでこんなにも唾液腺が緩む事があるだろうか。 「軽く炙ると肝のコクが増します」 そんなフレーズに心が動かされ炙り始めると、あたりに香ばしい海の香り が立ちこめてくる。その頃合いから心が奪われたのかもしれません。 表面が炙り上がり...
富山県射水市で水産加工業を営む京吉(きょうきち)の歴史は、 江戸時代までさかのぼります。 当時、日本海の海運上の要衝で、 北前船の停泊地でもあった放生津(ほうじょうづ)。 加賀藩は この地を産業拠点にするべく、各地から水産加工技術を取り入れ...
先日、スーパーで武骨な名前のトマトを発見。 その名も・・ 大雲仙トマト… 声に出したくなる名前、 だいうんぜんとまと! この名前でいながらもフルーツトマト。 かなり前に知って美味しかった記憶が蘇り、購入。 美味しそうな姿。 匂い立つほどでは...
先日、ポポーと言う「謎の果実」がスーパーに並んでいたので買いました。 アケビのような形で、その見た目は熟していない青い状態。 名前からして、トロピカルフルーツのよう。 それでいて栃木県産・・気にならない訳がありません。 スーパーの説明書きに...
90歳。 多くのメディアでも紹介されている すいかの名人、松田さんが迎えた御年である。 名人と呼ばれ、この年齢ならば、 すいか作りの指導と言う立場で、 畑仕事を任せているのだろうと通常思うのだが、 松田さんは現役である。 紺色のTシャツを着...
旬のある果実には、シーズンごとに出来栄えがあります。 青果業界では表年と裏年のように呼び、 前者が味が良く流通量の多い年、後者がその反対という意味で 使われます。 この出来栄えについてはかんきつ類が顕著で、 昨年から続くみかん等のオレンジ類...
物産展に行くのが好きで、 行くと珍しい食材やこだわりの物を買って帰ります。 しかし使ってみるとイメージ通りで無かったり、 味覚を驚かせてくれなかったりと、 勝手に抱いている期待に応えてくれる物は、 余り無いように感じます。 先日、「ほぉ〜」...
正月といえばお餅。 焼いても良し、雑煮に入れて食べても良し、 お鍋に入れても美味いですねえ。 こうして食べ方色々で、お餅につける味わいも色々あります。 こうした色んな食べ方や味付けがあるのだから、 お餅の「味」なんてどれも一緒だよ。 そう思...
りんごを切ると このように蜜がたっぷり入っている事があります。 この蜜とは一体何だろう? そう思った事はありませんか? 実際に果肉の蜜の部分だけくり抜いて食べてみても、 他の部分とあまり味は変わりません。 厳密に言えば蜜では無い事が分かりま...
新種はやはり難しい。 昨年、収穫量が激減してしまい、 昨年収穫分の販売がすぐに終わってしまった 新種古代米 黒むすび赤むすび 有機栽培で作られているのですが、 今年・・ようやく・・1年ぶりに・・ 復活! いや〜めでたい。 古代米は玄米の状態...
富山市の南西にある山田村。 その村で働く高齢の方達は非常に元気で、 いつしか「長寿の村」と呼ばれておりました。 その秘訣を探ると、特産品である柿を熟成させた 「柿酢」を山田村では作っており、 それを村民は昔から飲んでいたのだそう。 そんな秘...
ホオズキといえば、観賞用の真っ赤な姿が目に浮かびます。 熟した実に穴をあけて、音を鳴らして・・ こんな遊びは最近では無いのかもしれませんが、 古来より日本人には馴染み深い果実でした。 そんな観賞用とは違い、食べられるホオズキがございます。 ...
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