chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
arrow_drop_down
  • ★孫の労働対価?

    娘家族が住むパースは、オーストラリアで唯一、ロックダウンが解除されているが、依然として、予断を許されない状況が続いている。州内では、多くの学校行事やスポーツ大会が開催されており、小学校4年生の孫が、先日、クロスカントリーの学年代表として、8校対抗戦に出場した。最近、お金に関心を持ち始めたので、娘は、価値を教え込もうと「入賞順位別の報奨金」を示したら、欲が手伝って(?)、3位に入賞した。日頃、小遣いを貰っていないので、初めて自分の労働対価(?)として稼いだと、大喜びしたそうだ。金額は、日本円で5,000円程度だが、「好きなおもちゃを買う」と、貯金箱を作ったそうだ。「じじばば」からもご褒美を贈りたいが、日本からの宅配便さえ、今なお受け付けない。徹底した新型コロナ対策に驚くばかりだ。★孫の労働対価?

  • ★都知事のセンス

    東京新聞の記事によると、東京都が、8月27日から始めた「若者対象のワクチン接種」に対する苦情が多く寄せられているというが、当然のことだ初日、「早い者順」で混雑し、急遽、「整理券配布・抽選」に変更したが、29日以降も同じ方式としたため、29日は、一時、1㎞に及ぶ行列が出来た。「テレワークの実施」や「不要不急の外出」を避けるように要請しておきながら、「密を創出する」施策を無頓着に行う小池都知事の政治センスが解せない。「ネット抽選⇒当選⇒購入」だったオリンピック観戦券システムよりも、シンプルな仕組みで済む。通常でさえ、混雑する渋谷へ、ワクチン接種の整理券を貰いに行って、コロナに感染したり、熱中症で倒れたのでは、洒落にもならない。★都知事のセンス

  • ★パラリンピック(番外編):正体見たり、、、

    8月27日、東京都が、若い世代を対象に、渋谷区神南に設けたワクチン接種会場で、多くの人が列を作り「密」になり、接種できなかった人も多くでた。「予約不要」制だったので、前夜からホテルに泊まったり、夜半から並ぶ人も多く、1日想定より100人多い300人に増やしても、正午の接種開始時間を待たずに、7時半すぎに受け付けを終了した。小池知事は、記者団に対し、「密だった。現場で工夫してほしい」と述べたが、不首尾を詫びなかった。「ワクチンを打ちたいという若い方々が沢山いるわけで、渋谷のみならず、大規模接種会場に予約システムがあるので、有効に活用していただきたい」とのコメントは、責任者の言葉ではない。(?_?)小池都知事のコモンセンスが、庶民の常識と次元が違うことを確信した。"(-""-)"★パラリンピック(番外編):正体見たり、、、

  • ★パラリンピック(後編):かんせん違い

    IOCのバッハ会長が、パラリンピックの開会式に出席するため、再来日したことについて、尾身会長が、感情をあらわに非難した。趣旨は、「バッハ会長は、なんでわざわざ来るのか。国内では、テレワークを要請している。挨拶が必要なら、なぜ、オンラインでできないのか」だった。また、パラリンピックの学校連携観戦プログラムについても、「小学生が行っても感染しない確率は高いが、なぜ、今なのか?子供の教育機会はいくらでもある」と指摘した。尾身会長は、それを「庶民の常識」と言ったが、バッハ会長と小池都知事の「コモンセンス」は、違うらしい。両氏の常識の次元は、『観戦≠感染』ことを証明するところにあると考えると、庶民の非常識が常識に昇華するようだ。不条理の世界だ。あ~ぁ!"(-""-)"★パラリンピック(後編):かんせん違い

  • ★パラリンピック(前編):レガシー

    東京パラリンピックの学校連携観戦を辞退する学校が増えて来たのは、当然だろう。都知事は、「パラリンピアンのパフォーマンス、競技に向けての挑戦を、実際、見ていただくのは極めて教育的価値も高い」と強調したが、受け止め方にとっては、問題発言になる。私は、車いす生活を経験し、リハビリを兼ねた運動で、生きながらえているので、スポーツが人間の身体機能を高める力を持っていることを知っている。また、真剣なプレーが、感動を与えることも理解するし、人間形成の一助となる可能性も否定しない。しかし、スポーツの本当の素晴らしさは、自分の出来る範囲内で、身体機能を高める努力にある。見ることで得た感動は、時の経過とともに消失する。★パラリンピック(前編):レガシー

  • ★悪しき平等主義(番外編)

    私は、個人主義・自由主義者なので、他人の主義を非難しないように努めているが、若者が、無分別な行動をとり、高齢者が委縮する風潮が気に入らない。連日、一般医療が崩壊しつつある現実を報道されると、自分が終末期を迎える時、どうなるのかと、不安に感じる年齢域に入った。私が、いま恐れているのは、コロナではなく、記憶が残らなくなる「認知症」。人生のすべてが、記憶から消え去った時、人間にとって一番大切なものとは、何なのかと自問自答してみる。自分のことが、自分で分からないことほど、辛いことはない。これも、認知症でないから考え及ぶことであって、万が一、そうなったら、いったい、、。若者には、コロナ終息後に見果てぬ夢を追い続ける可能性が残っており、老人の方が、刹那を楽しんで良いのだと、開き直ろうとする自分の心理状態が怖い。★悪しき平等主義(番外編)

  • ★悪しき平等主義(後編)

    菅総理が、規制を強化する覚悟なら、呑気にパラリンピックを観戦している議員を叱り飛ばして、国会を開催して対策を議論する姿勢を示すべきだ。仮に、国会開催が難しいとしても、ワクチン接種済みの人から、普通の生活に戻すルール作りは、現行法制化でも、十分、可能だ。さて、オーストラリアのロックダウンは、外出制限による失業や労働時間が減った人を対象に、1人当たり、週に最大750ドル(約5万9000円)を支給する。その代わり、違反者からは、罰金を徴収する。それ以上に、数度のロックダウンを経験し、国民自身が、問題の深刻さを肌で感じている。日本の場合、事業者が要請に応じないと、店名公表や罰金をとるが、違反した利用者からとらないのは、不公平で、正直者がバカを見ている。日本特有の「みんなで渡れば怖くない」や「ご一緒主義」のような悪平等主...★悪しき平等主義(後編)

  • ★悪しき平等主義(前編)

    菅総理は、諸外国のロックダウンが感染対策の決め手となっていないとし、「ワクチン接種を進めること」が感染収束に寄与すると強調する。欧米諸国のやり方が万能ではないし、ワクチンも万能ではないことは、オーストラリアのモリソン首相が、方針変更を決断したことからも窺える。ワクチン接種率は、日本と変わらないが、「目標を達成したあとは利益よりも弊害のほうが大きい」と述べ、ワクチンの接種率が一定水準(70~80%)に達したら、制限を緩和する考えを明らかにした。日本でも、全国民にワクチンが行き渡るまで待っていたら、いつになるか分からない。日豪政府の違いは、トップのメッセージが具体的で、国民に安心感を与える点にある気がする。★悪しき平等主義(前編)

  • ★秋波(番外編):投票行動

    昨日の横浜市長選について、メディアは、小此木候補の敗因を菅総理の不人気と報じるが、私は違った見方をしている。無党派層が、積極的に投票所に足を運んだのは、「新型コロナ対策とIR構想」を重視したからだ。無党派層の多くを占める若者たちは、政策中心で判断し、投票行動に移す傾向が強い。それは、菅内閣の支持率が、最も高い世代が29歳以下で、60歳代と70歳以上は、最も低いことを見ても分かる。菅総理が推進している「携帯電話料金の引き下げ」や「雇用環境の改善」等の政策が、若年層の生活環境に影響するからに他ならない。一方、投票率では、平成29年10月の衆院選で、初投票の10歳代は40.49%だが、20歳代が33.85%で、60歳代72.04%の半分に満たない。また、令和元年7月の参院選では、更に差が開いたが、傾向は同じだった。「...★秋波(番外編):投票行動

  • ★秋波(後編):都知事国政復帰?

    世の中には、知らないことが実に多い。また、知らなくても良いことも多い。しかし、受け手側の都合と関係なく、無遠慮に送られてくる情報には辟易する。メディアの高度化に伴う宿命とはいえ、小池都知事が国政に復帰し、更には、自民党総裁を目論むとの憶測記事などは、その最たるものだ。記事の根拠は、都知事が、日本新党から国政デビューした時に、同党が作成したパンフレットを、最近、周囲に配っていることにあるらしい。政治家が、本音を表立って口にできない場合、「政府高官や政府首脳、党幹部」等の表現を用いることがよくある。人物を特定できず、マスコミにとっても好都合だが、周囲への影響が大きいので、慎むべきだ。「火のないところに煙は立たない」というが、「オリ・パラ終業後は、フリーハンド」のなお書きは、無責任極まりない。★秋波(後編):都知事国政復帰?

  • ★秋波(前編):リベンジ消費

    内閣府が発表した2021年4~6月期のGDP速報値は、年率換算で1.3%増で、アメリカや中国のような力強さはないが、プラスに転じたことは喜ばしい。しかし、GDPの半分以上を占める個人消費が、伸び悩んでおり、経再大臣のように、「ワクチンの接種が進めば、『リベンジ消費』が爆発し、V字回復する」と、楽観するのは危険だ。大臣の発言の背景には、昨年、支給された「10万円の生活給付金」(総額12兆円強)の殆どが、預貯金に回ったのを当て込んでいる節が窺える。それに呼応するかのように、国交大臣を擁する公明党は、「新・gotoキャンペーン」を重点施策に位置づけた衆議院選挙の公約を検討している。新型コロナの収束時期が不明な状況下で、自民党の総裁選と衆院選挙を見据えた秋波が送られてくるのは、迷惑千万だ。★秋波(前編):リベンジ消費

  • ★お盆異変(続・番外編):「平和を祝う日」

    日本の祝日数は、世界で3番目に多く(1位タイ23日、2位中国21日、日本16日)、欧米諸国を上回る(アメリカ10日、フランス11日、ドイツ9日)。しかし、古くからある意義深い祝日のほかに、「海の日」や「山の日」などは、比較的新しく、私は、いまだに祝日の意義を呑み込めない。さて、毎年4月25日は、オーストラリア・ニュージーランド・クック諸島・ニウエ・サモア・トンガの共通の休日で、「ANZACDay」と呼び、第一次世界大戦で戦った人々を追悼する式典とパレードが、各地で開催され、大勢の見物客で賑わう。私は、二度、パースのキングスパークでの前夜祭に参加し、翌日の市中パレードを見物したが、悲壮感は微塵もなく、先人に感謝し、平和と繁栄を祈る敬虔な祝祭日との印象が強かった。日本の8月15日は、お盆と重なる。先祖をしのび、今の...★お盆異変(続・番外編):「平和を祝う日」

  • ★お盆異変(番外編):還流

    昨日の午後、裏の家の庭先でバーベキューが始まり、今までなかったことなので驚いた。毎年、お盆に里帰りしていた4人家族が、県境をまたぐ旅行を控え、逆に、ワクチン接種済みの両親が、孫の顔を見に来たのだった。父親は、私よりひと回り若く、キャンピング・カーで各地を旅行する行動派なので、合理的な選択だ。「人生100年時代」における60~70歳代は、老け込む年齢ではなく、生き方のお手本になる。楽しい宴を邪魔したくないので、クール・シェアをしゃれこみ、ジムの温泉に浸かった後、ラウンジでコーヒーを飲み、雑誌を読んで、のんびり過ごした。帰宅したら、後片付けをしている父親の横で、息子が、缶ビール片手にスマホいじりに夢中だった。今も昔も親子の役割分担は、変わらないようだ。(^_-)-☆★お盆異変(番外編):還流

  • ★お盆異変(後編):自粛or萎縮

    わが家の近所で、お盆の時期に見慣れた光景が、今年はみられず「お盆異変」が起きている。若い世帯が多いこともあり、毎年、この時期には、親しい友人を招き、バーベキュー・パーティを開き、終日、談笑する家が多く、賑やかになる。庭のない家では、車を路上に出して目隠し用の壁を作り、駐車場で裸でバーベキューを楽しみ、傍らで子供が水遊びをする光景は、のどかで微笑ましい。ところが、今年は、どこの家も自粛したのか、静まり返っていた。平時なら、当たり前の光景を異様に感じるのは、異常で不気味だ。政府が、「コロナにお盆はない」と訴えても、里帰りやお墓参りを断念するのは、かなりの覚悟を要する。ましてや、家族で、盛り上がることさえ控えるのは、自粛でなく萎縮で、悲しいことだ。★お盆異変(後編):自粛or萎縮

  • ★お盆異変(前編):休日の意義

    政府は、8月15日を「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と呼称し、政府主催の全国戦没者追悼式を開催している。同時に、全国各地でも、慰霊と平和への祈りを捧げる催しが開かれる。しかし、戦後76年目を迎え、戦争体験者や被爆者よりも戦争を知らない人の数が多くなってきた。我が国の現在の平和と繁栄が、おびただしい犠牲の上に築かれたことを、日本人として、忘れていけないことに異議を挟む人はいない。ついては、若い世代に向けて、「戦争体験を風化させてはいけない」ではなく、「今の平和を未来につなげよう」と訴えるためには、「平和祈念日」(仮称)として国民の祝日にした方が建設的だ。「なぜ、終戦記念日を祝日にしないのか?」の声に、「めでたくない日」、「お盆の時期とダブる」等々、ご都合主義で解説する向きがあるが、そろそろ旧態依然とした概念から...★お盆異変(前編):休日の意義

  • ★病床ひっ迫の謎(番外編):行動改革

    日本医師会の中川会長は、「往診やオンライン診療は、通常の診療よりも時間がかかる」とし、自宅療養への急激なシフトは医療現場に大きな負担をもたらすと指摘した。医師数不足という構造的な問題を抱えるわが国で、何故、政府が、真逆の方針を打ち出したのかと、真相が奈辺にあるのか未だに分からない。さて、「人流5割削減」提言を受けて、私にできる行動削減方法について、考えてみた。1日の行動をタイム・チャート化してチェックしたら、ジム通い(現在は入浴のみ)と買い物をやめ、家に閉じこもる生活形態だけが残った。これじゃ、入院患者と同じだが、政府の方針を突き詰めれば、行き着く先は、病人生活を送ることになる。新型コロナに罹らないで、別の病気に罹りそうで、憂鬱だ。"(-""-)"★病床ひっ迫の謎(番外編):行動改革

  • ★病床ひっ迫の謎(後編):盲点

    世界と比べて、日本のワクチン接種率が遅れ気味なのは、医師不足もあるが、ワクチンを輸入に依存している影響の方が、大きいと思われる。そこで、「医薬品製造業の研究者数と開発費」を調べると、研究者数では、中国に次いで2位。また、開発費でも、アメリカ・中国に次いで3位で、我が国は、紛れもなく、医療品製造の先進国といえる。その点では、昨年、当時の安倍首相が、「日本の技術は優れている。年内に、国産ワクチンが完成する」と公言したのも、あながち、間違っていない。ところが、「医療・健康分野の政府研究開発予算」を見ると、1位アメリカ、2位イギリスに対し、日本は26位で、金額で、アメリカの4分の1に過ぎない。ワクチン開発競争で、アメリカ・イギリスがリードしているのは、民間企業の努力だけでなく、国家戦略の違いにあると気付けば、マスク配布...★病床ひっ迫の謎(後編):盲点

  • ★病床ひっ迫の謎(前編):データ

    「入院したくても、入院できない」現実をどう受け止めればよいのか戸惑うばかりだ。OECDの医療関係データで、主要先進国と比較してみたら、我が国の弱点が見えてきた。まず、政府が、対策の主眼を置く「病床数」だが、日本は、人口1,000人当たり12.98で、世界一多い。次に、「病院数」だが、人口100万人当たりの病院数は66.21で、韓国に次いで第2位だ。ハード面の充実ぶりでは、世界のトップクラスでありながら、「病床がひっ迫し、自宅療養が必要」とすれば、ソフト面に問題があることになる。そこで、人的リソースとなる看護師数だが、人口1,000人当たり11.7人で、世界9位なので、感染者数を加味すると、決して見劣りしない。ところが、人口1,000人当たりの医師数をみると、2.49人で38主要先進国中の31位。この数字は、1位...★病床ひっ迫の謎(前編):データ

  • ★東京五輪の遺産(番外編):バブル

    オリンピックが閉幕した途端、メディアは、感染の急拡大と五輪開催の関連性を議論し始めた。仮に、「バブルの中」の感染者数や陽性率が、「バブルの外」の感染拡大に直結しているなら、責任問題になるが、具体性を欠き、憶測の域を出ない。また、8月24日から始まるパラリンピックの「有観客」判断に利用する思惑があるとも考えにくい。もともと、目安を設定していない施策について、検証や因果関係を解明しようとすること自体、非建設的だ。分科会の尾身会長でさえ、「五輪が、人々の意識に与えた影響はあるというのが我々専門家の考えだ」と述べるにとどめた。そして、喫緊の課題として、26日までの2週間で、「東京都の人流を50%減らす」必要性を指摘した。これを、どうやって実現するのかを論じるのがメディアのあるべき姿勢だと思う。★東京五輪の遺産(番外編):バブル

  • ★東京五輪の遺産(後半):夢

    隣家の庭から、子供用のプールが消えた。まだまだ、酷暑が続くので、片付けるには早すぎる。子供たちのはしゃぐ声が聞こえないと、寂しいものだなるなぁ!と思っていた昨日の午後。庭で、ガチャガチャ、ガタンという音と一緒に、幼子の泣き声が聞こえて来た。スケボーのために、プールがのけ者にされたと察せられた。さて、私が通うフィットネス・ジムでは、ボルダリング教室に通う子供の姿が、以前より多く目につく。東京オリンピックで、10代の子供が、メダルをとる活躍を見て憧れたのか、それとも、親が、、。いずれにせよ、スポーツも時代と共に、変わるようだ。私の唯一の孫は、海外に住んでおり、3年以上、会っていない。年かさが似た隣家の兄弟が、仲良く遊ぶ様子を見ていると、心が休まる。(^^♪★東京五輪の遺産(後半):夢

  • ★東京五輪の遺産(前半):忍耐

    2020東京オリンピックは、何を残したのだろうか?選手には、名誉や達成感、ボランティアには、満足感と充実感、応援した人には、感動と元気・夢など、それぞれに感慨があろう。しかし、全競技を見た人はいないだろうし、私のほかにも、全く見ない人だって多いはずだ。NHKが、定時ニュースまで割愛したので、私には、「忍耐」の二文字を与えた。ついては、日本政府が、反対の声を無視して、「無観客&関連イベント中止」で開催したのは、世界に向けて、「日本だから実施できた」ことを誇示するためだった気がする。もともと、競技別の世界選手権やW杯で、チャンピオンを争う場があるのに、莫大な費用をかけるオリンピックに対して、私は、特別の意義を感じない。大会費用は、公式発表分だけでも3兆円を超える。その費用を新型コロナ対策に充当すればと思うと、やるせ...★東京五輪の遺産(前半):忍耐

  • ★戦時でなくても、、、

    大岡正平の小説「野火」を紹介した8月5日付けの「天声人語」は、今の日本とダブり、示唆に富む。小説の梗概は、野戦病院に送り込まれた主人公が、軍医に肺病なんかで病院に来るなと怒鳴りつけられ、隊に戻ると、分隊長が、病人を抱える余裕はない。「病院へ帰れ。入れてくれるまで座り込め」と、、。自宅療養中に容体が悪化し、入院しようとしたら、救急車の搬送先が決まらない現状と似ている。限られた医療施設の収容能力に制約があるにせよ、「重症化リスクの高い人」の判断を委ねられた都道府県には、別の新たな問題が発生する。戦時中ではなく、平時でも、新型コロナや別のパンデミックは起こり得る。論理的には理解できても、非現実的な対策は、国民を不安にさせる。「東京五輪に金メダル」と評するのは、無責任な立場に置かれた人たちの気まぐれに過ぎない。"(-"...★戦時でなくても、、、

  • ★私権制限と向き合え

    政府が、緊急事態宣言を繰り返すたびに、感染者数が、次の波でより高まるのは何故だろうか。「ロックダウンやむなし」の声が出ても、政府は、「日本では、ロックダウンはできない」、「私権制限には慎重な判断が必要」としか説明しない。世論が、賛否両論に分かれることは、百も承知だ。むしろ、反対意見が多いと思うが、それは情緒的感情なので、左右にぶれる。「輿論」形成の観点から、議論を重ねる価値はあるし、緊張感醸成にも有効だ。憲法を変えなくても、国民の生命を守るために、超法規的な政治判断が求められる局面はあり得る。万が一、憲法を盾に、国民の生命を危険に晒すことになれば、それこそ、本末転倒ではないのか。「協力要請と支援」を繰り返して来て、結果がどんどん悪化している現実を直視し、問題の本質を解明する気概を、政府に求めたい。★travel...★私権制限と向き合え

  • ★為政者の見識とは

    台湾に民主化を定着させた、李登輝元総統が亡くなって1年経った。生前、「今の日本の政治家は、東京や法律でしかものを考えられない人ばかり」と指摘し、「指導者には、対話こそが必要だ」と語った。さて、菅首相に、「被爆者の心と真摯に対話する」気持ちがあれば、決して、原稿の核をなす部分を読み飛ばすことはなかったと思う。新型コロナ対策の「自宅療養」方針にしても、「国民の声」を真摯に受け止め、政策決定して欲しい。★李登輝さんの死台湾に民主化を定着させた、李登輝元総統が亡くなったが、日本人の価値観を高く評価した人だった。2004年に、八田技師と西田幾多郎を生んだ金沢を訪れた時、二人をその日本精神の体......>続きを読む★為政者の見識とは

  • ★読み飛ばしで済まない!

    8月6日、広島の「平和記念式典」に出席した菅首相が、挨拶の一部を読み飛ばしたとして、陳謝した。原稿では、「我が国は、核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国であり、『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要だ」となっていた。しかし、菅首相は、「日本は非核三原則を堅持しつつ、核兵器のない、核軍縮の進め方をめぐっては各国の立場に隔たりがあります」と述べたが、「唯一の戦争被爆国」と「核兵器のない世界の実現に向けた努力」の部分を読み飛ばしたのだ。ついては、「55対7」は、ラグビーのスコアではなく、核兵器の開発、保有、使用を全面禁止する初の国際法規「核兵器禁止条約」の批准国と反対国の数字で、日本は、1/7の一角を占める。なぜ、最も重要な部分について、言及しなかったのだろうか?...★読み飛ばしで済まない!

  • ★感染防止策の違い(後編):金沢の近江町

    私の生家は、近江町のすぐ近くだったので、子供の頃の遊び場だった。同級生の店が代替わりして、顔見知りがいなくなった今でも、月に一度、思い出を拾いに行くのを楽しみにしている。金沢を訪れる観光客で、近江町を外す人は少数派で、新鮮な魚介類を求め、すし屋には長蛇の列ができ、魚屋の店先では、どじょうのかば焼きやカキ等を頬張る光景が目立ち、時の移ろいを実感する。さて、長野県の人口は、石川県の約2倍の約205万人だが、新型コロナの感染者数では、ほぼ同数に収まっている。長野県の蕎麦屋のように、感染対策を徹底していないのも一因だと感じる。石川県や金沢市が、独自の割引キャンペーンを実施するたびに、感染者数が増える。何度も緊急事態宣言やまん防の対象となるようでは、怠慢のそしりを免れず、猛省を促したい。★感染防止策の違い(後編):金沢の近江町

  • ★感染防止策の違い(前編):長野の蕎麦屋

    先日、善光寺近くの蕎麦屋で、四人掛けのテーブルに二人で座ったら、女主人から、別々のテーブルに座るように促された。「椅子が二つあったので、、」と弁解すると、「それは荷物置き用で」と、申し訳なさそうな顔をした。それをきっかけに、新型コロナの愚痴話になり、慌てて「長話は無用でしたね」と、笑い話になった。また、松本市内の蕎麦屋では、空席があっても、入店時間を調整していた。受付表を置かず、店先に3人掛けの長椅子を置き、ほかの客は路上で、店員が呼びにくるまで我慢して待つが、美味い蕎麦で報われる。検温・手指消毒はもとより、連絡先の電話番号まで記入し、大声の客に店員が注意する徹底ぶりだった。その店の最大の特徴は、そば粉の仕入れ産地を、毎日、替えることで、松本へ行けば、必ず、訪れる。★感染防止策の違い(前編):長野の蕎麦屋

  • ★五輪狂騒曲:ディストピア

    開催前の世論は、「中止」を求める声が60%超だったが、NHKが先頭に立って、日本人選手の活躍を伝えると、それまで開催に懐疑的だった民放も、手のひらを返したように、「五輪狂騒曲」を奏で始めた。朝から晩まで、洪水のように五輪ニュースを流し続けることで、「復興五輪」や「新型コロナ」と別次元の世界を目論んだ政府の思惑通りになった。ところが、幸か不幸か?7月29日の夜、突然、TVの地上波が映らなくなった。が、衛星放送に異常が無いので、あと一週間、修理依頼をしないことにした。しかし、「五輪開催」と「医療崩壊進行」の二つは、確実に、ディストピアを招来する。9月5日を迎えた時、この国は、国内外から、どう評価されるのだろうかと気をもんでいる。★五輪狂騒曲:ディストピア

  • ★情報伝達のあい路

    7月28日、石川県の新規感染者数が119人となり、過去最高を更新した。政府が、石川県を「まん延防止等重点措置」対象に指定したのを受けて、県や金沢市が、兼六園をはじめ、美術館などの公共施設を閉鎖したが、県外からの観光客抑止効果を期待出来ない。さて、あらゆるマスメディアは、東京を頂点として、全国にネットワークで中継されるので、地方の人は、中央と同じ情報を同時に入手できる。しかし、逆ルートの基盤が脆弱なので、首都圏の人たちには、ローカルの詳しい情報が伝わらない。東京から金沢へ来る観光客の多くは、「来てみたら休み」だと、その時点で、初めて知る。地方都市の首長は、東京にアンテナショップを設けることに熱心だが、コロナ情報を発信しない限り、入り込み客対策にならないことを思い知るべきだ。★情報伝達のあい路

  • ★特例休日の罪

    新型コロナの新規感染者数が増える原因は、国民の気の緩みではなく、経済重視の政策が、感染拡大の要因であることは明白だ。GoToキャンペーンは論外だが、オリンピック開催に合わせて、政府は、特例法で「4連休」まで設けた。都内の混雑緩和を図る目的のはずが、現実は、観光地に人が押しかけ、感染者数の増加を加速させた。石川県では、7月17日~19日の3連休後、感染者数が急増し始めて、「ステージ1」から最も深刻な「ステージ4」相当に悪化したが、23日からの4連休の影響が出るのは、これからだ。NHK調べでは、4連休中、東京都から北陸地方へ移動した人の数は、3県合計で、前週の土日と比べて約140%増となっており、予断を許さない。これからお盆を迎えるので、ワクチンの接種が進んでも、当分、安心できない。★特例祝日(前編):4連休の意義...★特例休日の罪

  • ★楽観バイアス(後編):国民より政府に

    政府が、どれだけ「自宅でTV観戦を」と呼びかけても、小規模のパブリック・ビューイングが出来る。選手の出身地や出身校、身内などの応援は、「バブルの中」だと楽観すると、泡が弾ける。連日、金メダル・ラッシュに沸く柔道は、選手同士が組み合い、汗が飛び散る競技だ。ほかにも、レスリングやラグビー、サッカー等々、人と人が接触する競技を見ていれば、「コロナを不安がることはない」と、バイアスがかかっても、何ら不思議ではない。選手たちが、毎日、PCR検査などの感染予防対策を行っているシーンが欠落し、目に入る情報を表層的にとらえ、結果的に、バイアスがかかることになる。TV観戦増加=コロナ感染減少との「楽観バイアス」は、国民よりも政府にあったのではなかろうか?★楽観バイアス(後編):国民より政府に

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、プラチナ世代のマラソン旅行さんをフォローしませんか?

ハンドル名
プラチナ世代のマラソン旅行さん
ブログタイトル
プラチナ世代のマラソン旅行
フォロー
プラチナ世代のマラソン旅行

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用