大屋達治・句集『大屋達治集』(俳人協会)

大屋達治・句集『大屋達治集』(俳人協会)

くらい水すきとほらせる花火かな大屋達治大年の街の音聞く橋のうへ同大山に脚をかけたる竈馬かな同海に出てしばらく浮かぶ春の川同泳ぎより立つとき腕を翼とす同日蓮が妙と叫びし初日かな同捨てし田を豊葦原へ還しけり同大屋達治・句集『大屋達治集』(俳人協会)