線は、僕を書く 記憶の文字
2020年本屋大賞3位で2022年映画化された「線は、僕を書く」は公開の折見逃していたが先日ネット配信されたものを観て思い出した事がある映画は水墨画の世界の話だったが親父が旅行か何かで手に入れて来た奇妙な蛇の鱗のような文字の書かれた掛け軸母が何故こんな気色の悪い掛け軸を買ったのかと尋ねるとこの書によく似た文字の書かれた襖が我が家に昔有ったが襖を張り替える時下張りになって消えてしまったがとても魅力的な書で親父は好きだったからだと言うその襖の書は何処で知ったか解らぬが旅の書家が嫁と共に新築したばかりの我が家を訪れてお宅の襖に書を書かせてくれ書の対価は嫁の方が硯を使って墨を茶碗に溜めてる間酒を呑ませてくれるだけで良いと言って書いた物だと云う親父が買ってきた奇妙な文字蛇の鱗の様な書を襖2枚分大書して次の村へと去っ...線は、僕を書く記憶の文字
2024/08/18 00:09