詩は
アカデミックスキルについての本を読んでプレゼンテーションでは自分が言いたいことを言うのではなく、相手が聞きたいことを言うのだという。それはとてももっともなことだと思い、詩も、もしかしてそうなのかな、と思ったけれど。少しして、詩は、むしろ自分が言いたいことをいかにして読ませるか、のほうなのではないかと思った。他人にとってはつまらないこと、でもわたしにとってはとてもおもしろいこと、たとえば、体の不調さえ自分のアイデンティティになろうとすること、それをモザイクのように感じていること。そう気づいたときの充実した感触。わたしにとっておもしろいことは、恐らく他人にとっては他愛のないことばかり。でもそれらが何よりも大きな人生の不思議であり、わたしが人間であることの意味でもあるような気がしてくる。詩は
2023/02/20 23:29