色とかたちの協奏 野中光正&村山耕二展 2024/11/22Fri.~30Sat. 11:00~18:00 杜の未来舎ぎゃらりい
思いながら生きている。この「思う」を外しては私は生きられない。なぜなら思うことは「私」だからだ。しかしこの思うばかりだと企みだらけになって鬱陶しいことこの上ない。できれば、向こうからやってくるものを相手にしたい。そんなとき野中氏の絵を眺める。野中氏の絵は思うことの延長で成り立つ絵ではない。だから、もの思しげな形態は避けられている。そして、絵には名前がない。そっけなく制作した日付が書かれているだけだ。しかし、ものが現れるためには最低限の土俵となるかたちが必要とされる。それが盤面を分ける四角いセクション。野中氏にとって向こうからやってくるものは色である。色は感覚的世界のおそらく起源にあるもので、唯一この世界に感覚で捉えられる純粋なものとして現れる。それがどこに通じているのかは分からない。しかし、七色の虹のよう...色とかたちの協奏 野中光正&村山耕二展2024/11/22Fri.~30Sat.11:00~18:00杜の未来舎ぎゃらりい
2024/11/02 18:41