フェルメール絵画の盗難と全点踏破のエッセイ集。
フェルメール関係で最近読んだ本は「消えたフェルメール」(朽木ゆり子著/インターナショナル新書)と「恋するフェルメール」(有吉玉青著/講談社文庫)の2冊。前者は盗難されたフェルメールの名画の歴史を追う著作。政治的な背景や捜査情報を報告するミステリーを分析。なかなかスリリングです。また、後者はフェルメールの絵画全点を訪ねるエッセイ集。フェルメールの名作についてはあまり突っ込んだ解説はしていませんが、ヨーロッパなどでの絵画鑑賞ツアーでの体験が楽しい。これから訪ね歩くフェルメールファンには格好の参考書となるでしょう。因みにドレスデン国立古典絵画館所蔵「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」が4月3日まで、東京都美術館で開催されています。フェルメール人気は以前、衰えを知らないようです。フェルメール絵画の盗難と全点踏破のエッセイ集。
2022/02/27 09:29