前後の横浜の姿を記録した奥村泰宏・奥村とよ子夫妻。
横浜美術館の「コレクション展」の第6章には、戦時色が濃くなった昭和13年(1938年)に創設された横展写真部のコーナーがありました。しかし戦争などで中断があり、写真部は昭和23年(1948年)の第4回ハマ展で復活し、戦後活躍した作家たちの写真が展示されていました。その中には奥村泰宏・常盤とよ子夫妻の多数の占領軍兵士が駐留した、戦後間もない横浜のありのままの姿などが焼き付けられていました。これらは歴史的にも貴重な写真といえるでしょう。写真上は「職を求めてたむろする失業者たち」と写真下は「カストリ横丁」。共に昭和24年(1979年)の横浜の姿です。前後の横浜の姿を記録した奥村泰宏・奥村とよ子夫妻。
2021/02/28 13:59