空き家に紡いで
空き家に紡ぐ蔦に蔓延られてた空き家郵便配達宅配便も行き過ぎすうっと古びた光景に紡がれる黒ずんだ箪笥に古びた着物手拭いモンペ赤子をあやす姉さん被りに凍える夕暮れ古びた暖簾はすきま風にゆらゆらとセピア色感傷にしたり観賞している他人蔦を切り裂いてどうにか内部に混沌する事象を嗅ぎたい家人は去って幾年なのだろう空き家は薄暮にゆらゆら藁葺屋根をゆらゆらと懐古幼少時代が走馬灯でゆらゆら母を紡いでも北西風にほつれた空き家に紡いで
2024/01/27 13:23
2024年1月 (1件〜100件)
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