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2014/10/10

  • 贅沢過ぎたオペラコンサート…米寿の会第2部

    前回報じた第3部(酒宴)も、純米大吟醸クラスの6銘柄とボルドーワイン(赤)1本を加え、約5升の酒を飲み干す(総人員45名だが酒を飲んだのは約30名だと思う)という贅沢なものであったが、第2部のオペラコンサートも超贅沢で会った。というのは、私の希望した好きな歌ばかり10曲を、一時間にわたり歌ってもらったのだから…。実はこの要望を娘に提示したところ、「そんな贅沢なことはできない」と一笑に付されたのであるが、「88歳の老人最後の願いだ」と依頼し続け、ようやく歌手の皆さんの了解を取り付けてもらったのだ。その曲名を、歌手の皆さんの歌う姿と共に以下に掲げる。主演者の紹介(ピアニスト、歌手4人、司会者)『この道』(山田幸作)、『私のお父さん』(「ジャンニ・スキッキ」より)を歌った、ソプラノ髙橋絵理さん『初恋』(石川啄木...贅沢過ぎたオペラコンサート…米寿の会第2部

  • 楽しかった米寿の会

    間に遥人一家との箱根旅行が入ったが、一日付で第一報を投稿した“わが米寿の会”の喜びは尽きない。オペラコンサートのヴィデオが出来上がり、皆さんから寄せられた便りと写真を見返しながら、「俺は幸せ者だった」と思いながら、楽しい思い出に酔いしれている。これも能書きは要らない。先ず、第三部の酒宴の数コマをを掲げておく。楽しかった米寿の会

  • 遥人(孫)の箱根その3…優しかった遥人

    この旅を企画した息子一家は、私に一つの思いを寄せてくれていた。私の米寿を祝ってくれる思いだ。個室を予約した夕食の席に着くと、私の席には、「米寿の方は、これを着用してください」と、金色の帽子とチャンチャンコが置かれ、大きな扇まで添えられていた。私は、皆に祝福されながらそれを着用し、地酒『箱根街道』とともに、豪華で美味しい料理の数々を味わったのであった。優しさを感じたのはそれだけではなかった。最近めっきり視力を失い、脚力が衰えてきた私の身を案じ、遥人はいたる所で私の手をひいてくれた。階段やスロープに差し掛かると、「おじいちゃん大丈夫?」と私の手を握り先導してくれた。大浴場に入り、滑らないようにヨチヨチ歩く私の手をとり、「この手すりにつかまって」と湯船に案内してくれた。遥人は、走りは速いし野球はうまい。元気で強...遥人(孫)の箱根その3…優しかった遥人

  • 遥人(孫)の箱根その2…美しく雄大な箱根

    遥人本人も含めて、私たちの目的はロマンスカーだけではない。美しく、雄大な、箱根の雰囲気に浸ることだ。息子たちが予約してくれた、箱根湯本の河鹿荘は素敵なホテルであった。河鹿の鳴き声こそ聞こえなかったが、緑豊かな中を流れる早川のせせらぎは、夜を徹して心を和ませてくれた。大混雑の登山鉄道で強羅へ、ケーブルカーで早雲山にに上り、ロープウェイに乗りつで大涌谷に至る。ロープウェイから見る富士山も、久しぶりにきれいであった。大涌谷では、息子が長蛇の列を並んでやっと手にした「黒い玉子」も食べた。いやあ~、久しぶりに雄大な箱根に触れた。黒い玉子を皆で食べる遥人(孫)の箱根その2…美しく雄大な箱根

  • 遥人(孫)の箱根その1…待望のロマンスカー

    孫の遥人(8歳)は大の鉄道ファン。中でも小田急ロマンスカーのご指定の車両の最前列に乗るのが夢という。ようやくその指定車両の指定の席が予約できたというので、わが老夫婦も参加させてもらった。孫のはしゃぎようは大変なもので、体いっぱいその喜びを表現して乗り込む。そこに現れた運転士さんが、これまた大サービスで、自分の運転帽子を遥人にかむらせてくれていろいろと説明してくれる。食い入るように聞いていた遥人に、最後に運転士名刺までくれて、二階の運転席に消えていった。この大サービスに、わが家族は一気に盛り上がり、ロマンスカー最前列の進行風景を楽しんだのであった。終点では降りてきた運転士と愛車の先頭部をバックに記念撮影、…遥人の夢は、どんなに膨らんだことであっただろうか?運転帽をかむり、熱心に話を聞く遥人名刺をもらって大喜...遥人(孫)の箱根その1…待望のロマンスカー

  • わが生涯最良の日…「米寿の会」終る

    前回投稿で予告した、私の米寿の会を、昨日、無事終えた。自分で言うのもおこがましいが、素晴らしい会であった。決して誇張ではなく、わが生涯最良の日であった。第一部「友と語る」に、銀行の仲間23人が参加してくれた。第二部「楽に興ず」(ミニ・オペラコンサート)には、家族・知人16名が加わり、私を入れた40名で美しい歌声に酔った。第三部「盃を挙げて」には出演してくれた歌手の皆さんも加わり、美味しい酒に本当に酔った。みんなに「まだ生きろ!」と励まされて、私は幸せ者であることを実感した。まずしょっぱなに駆けつけてくれた孫の遥人に、「おじいちゃんへ」という手紙を渡された。「88さいおめでとう…」と、美しい模様ときれいな字で書かれてあった。早くもこの4月で二年生。その成長と優しい心が嬉しい。会の模様は、写真やビデオが出来上...わが生涯最良の日…「米寿の会」終る

  • この春も、ピークを過ぎようとしている

    全国的に、史上最速のペースで桜の満開を迎えている。昔は、桜は4月の入学式の花であったが、今や3月の卒業式の花となりつつある。松澤病院の桜も満開を告げていた。(27日撮影)実は私は、今月31日に「米寿の会」を開く。第一部「銀行の仲間と語る」、第二部「オペラ・ミニコンサート」、第三部「酒を酌み交わす」という三部構成で開き、私はこの会をもって自分の人生に一つのけじめをつけたいと思っている。つまりこの日をピークに、あとは本当の意味での余生を送ろうと思っている。もちろん、余生と言っても、片づけたいこと、整理したいこと、纏めたいこと、など山ほどあって、自己中心的にはどちらが忙しいか、どちらが充実しているか分からないとも思っているが……。やっと準備も終えたので、31日の“けじめの会”を楽しみにしている。桜の満開に連れて...この春も、ピークを過ぎようとしている

  • 日本 WBCを制覇! アメリカに3対2で勝つ

    ついに勝った!2回に、今回絶好調のターナーのソロホームランで先行を許すが、その裏、復調の村上がソロホーマーで追いつき、その後、岡本のホームランなどで貯めた3点を、最後の8,9回、ダルビッシュと大谷の豪華リレーで勝ち切った。何も言うことはない。昨日と同じ、いくつかの映像だけを並べておく。2回、村上の同点ソロホームラン9回、最終バッターを三振に打ち取り雄たけびを上げる大谷MVPに輝いた大谷選手喜ぶ日本選手と、呆然と見つめる米選手日本WBCを制覇!アメリカに3対2で勝つ

  • 勝利の三月はつづく…WBC準決勝でメキシコに逆転サヨナラ勝ち

    前回、スポーツファンは2023年3月をWBCにおける日本の勝利で綴るであろう、と書いたが、アメリカに渡っても勝利の三月は続いていた。前半敗色濃かった日本は、見事な攻撃力で逆転勝利したしかも9回裏は、先頭打者大谷の2塁打に吉田が選んで1,2類、今日も三振を続けた不振の村上が、見事なセンターオーバー、逆転サヨナラ安打を放ったのである。村上にはインタービューで、「監督から、お前に任せた。思い切って行け、と言われて腹をくくった」と言っていた。栗山監督といい村上といい、また、土壇場の舞台を作った大谷といい、どれも並の人間ではない。書くことは何もない。テレビからいくつかの場面を掲げておく。村上、逆転サヨナラ、センターオーバー2塁打を放ち、ベース上で雄たけびを上げる大谷歓喜の日本チームインタービューに応える大谷選手同、...勝利の三月はつづく…WBC準決勝でメキシコに逆転サヨナラ勝ち

  • WBCにおける日本の活躍

    スポーツファンが、2023年3月について書き残すとすれば、それはWBC(ワールドベースボールクラシック)における日本の活躍であろう。大谷、ダルビッシュという超大物大リーガーをはじめ、突然現れた(失礼)日系二世大リーガー、かつムードメーカー、ムートバー選手の攻守にわたる大活躍などにより、日本は一次予選を難なく勝ち抜き(中国、韓国、チェコ、オーストラリアに圧勝)準々決勝に進んだ。準々決勝からは、「負ければそこで全て終わり」のトーナメント、果敢に挑んできたイタリアを、大谷(5イニング2/3)、ダルビッシュ(2インニング)という豪華リレーで、9;3で勝ち切った。昨年のワールドサッカーに続く、日本中大騒ぎの中の出来事だった。準決勝以降は、アメリカのマイアミで行われる。必ず優勝する、という気はするが、それこそ何が起こ...WBCにおける日本の活躍

  • 日本の技術力は大丈夫か?…宇宙衛星打ち上げ失敗に思う

    前回の投稿で、三年ぶりに春が来る、なんて浮かれていたら、種子島の宇宙センターから衛星打ち上げ失敗の悲しいニュースが届いた。数日前の点火失敗からの再打ち上げであっただけに、ショックは大きい。私は、日本人の体質からも、このような土壇場の失敗はないものと信じていた。宇宙競争の分野では後れを取っていると思っていたが、緻密で正確な日本人の体質が、徐々に成功を重ね追いついていくものと思っていた。日本は、30年前までは、一人当たりGDPを始め、技術力や国際競争力、学童の学力などで、世界1,2位を競っていた。それが今や、全てが世界20位台に堕ちている。日本は今や、貧乏な後進国となっているのである。この失敗は、日本の技術力の低下を示しているのではないか?とすれば、どうすればいいのだろうか?日本の技術力は大丈夫か?…宇宙衛星打ち上げ失敗に思う

  • 春が来る…3年ぶりの春が来る

    このところ、急激に春の陽気が迫ってきた。朝晩はともかく、日中の日差しは十分に春である。そしてようやく、この16日からマスクも取れる。やっとコロナから解放されるのである。それに合わせて、休眠中であった様々な会合が、再開の動きを見せ始めた。うれしいことだ。実は私は、それらを見通していたわけではないが、今月31日に「自分の米寿の会」を開く。この88歳の会をもって、自分の活動に一定のけじめをつけるつもりでいたのだ。それはそれで計画通りやるが、このところの動きを見ると、けじめをつけられそうにない気配だ。うれしい悲鳴だ。そこへ加えて、今日、某経済雑誌社から、私たちが昨年暮れから続けてきた勉強会を採り上げたいから記事を書け、と注文があった。こんなうれしいことはないが、この調子では、「米寿をもって本格的な余生に入ろう」と...春が来る…3年ぶりの春が来る

  • 10数年ぶりに薬から解放された

    何度も書いたが、2011年に脳梗塞に見舞われ、爾来、血液サラサラ薬(プラザキザ)と胃薬を飲み続けてぃた。ところが、昨年1月の区の定期健診で貧血症の症状が現れ、医者は「貧血症にサラサラ薬は出せない。むしろ造血剤だ」と別の薬を与えられ、「それよりも、検便に軽いが潜血反応もあるし、貧血の原因は胃ガンか腸ガンによる出血と考えられ、専門病院の検査を要する」という。これに対し私は、「この年になって(米寿)ガンと分かっても手術などするつもりはない。ガンの進行より老衰の方が早いと思うから」と持論を展開して検査を拒否した。それから半年後の血液検査で、貧血症状はかなり改善、医師は「薬を変えて劇的に改善、ここで薬はすべてやめて模様を見ましょう」という。私が「薬なしでは脳梗塞が心配ですが」と問うと、「症状の出ないことを神に祈るし...10数年ぶりに薬から解放された

  • 新型コロナウィルス、マスクの功罪

    新型コロナウィルス感染症も、ようやく終結の兆しが見えてきた。国は、5月から第五分類に移し、3月16日からはマスクの着用を解禁(自己判断にゆだねる)ことにした。思えば、マスクの着用は4年目に入っている。某テレビ番組の某コメンテーターが、「私など60歳だから60分の4年であるが、8歳の子供にとっては人生の半分がマスク生活であったのだ。これは可哀そうだ」と言っていた。それを見ていた娘は、「3年前に入学した中学生も高校生も、学友たちの素顔、微妙な表情の変化に触れることなく卒業してゆく…、悲劇だ!」と言う。娘はまた、テレビの中で子供が、「マスクを外して、あの子あんな顔していたんだ、と思う」という発言を聞いて、「それが重要なことよ。時々刻々、周囲の人の様々な表情の変化を感じながら子供は育つのだ」と強調していた人は、森...新型コロナウィルス、マスクの功罪

  • 大騒ぎとなった東京の雪

    東京では、すでに初雪はあったのかもしれないが、雪らしい雪としては初めてである。昨日から「都心でも5センチ」と予報されていたが、朝から降り始めた雪は勢いが良く、10センチ予報に切り替えられて、各メディアとも大騒ぎである。我が家の庭も薄っすらと雪化粧をした。東京は雪にも雨にも弱く、ちょっと度を越すと全ての動きが影響を受け、都民は右往左往する。それにつけても、30年間の間に70%の確率で起こる、と言われる大震災への備えは、できているのであろうか?大騒ぎとなった東京の雪

  • お年玉を運んでくれた孫遥人の年賀状

    お正月の楽しみの一つに、日頃顔を合わすことのない方々からの年賀状を読む楽しみがあるが、もう一つの楽しみに、その年賀はがきのお年玉抽選結果がある。8年前の三分の一宣言以来、めっきり枚数の減った中では、その楽しみはなおさらだ。今年は幸運にも3枚が当選したが、何と!その一枚が孫遥人からのものであっだ!少学一年生だが、大橋遥人というむつかしい漢字を立派に書き、大好きな野球のユニフォーム姿を掲げた年賀状を、私は何度も眺めていたが、その下二けた「11」番が、見事に「お年玉切手シート」を引き当てた。遥人の年賀状は、我が家にうれしいお年玉を届けてくれた。この年賀状と切手シートは、永久保存として残しておこう。遥人君ありがとう。今年こそ、ロマンスカーで温泉に行こうネ。お年玉を運んでくれた孫遥人の年賀状

  • セルジュ君のカレンダー

    セルジュという、フランスのリヨン市に住む、永い友人がいる。永いと言っても30年足らずであるが、外国人としては密度も濃い。彼は、平均3年ごとに日本を訪れるが、その何日かをわが家に宿泊する。最初は独身で来日した。次に友人と、その次にはボリビア人の奥さんを連れて来た。やがて長女を伴い、次に次女も一緒に、最後は長男を含めた5人で、狭いわが家に宿泊していった。その長女が、昨年大学を卒業して職に就いたというから、かなり永い付き合いと言えよう。毎年暮れになると、日本を愛する彼の好みを選んで、“日本のカレンダー”をクリスマスプレゼントに送る。年が明けると、彼が愛する“リヨンの街のカレンダー”が、新年のあいさつとして届く。今年届いたのは、リヨンの生んだ偉大な作家、サン・テグジュペリの『星の王子様』をあしらったカレンダーであ...セルジュ君のカレンダー

  • 今年も暮れる

    今年も暮れようとしている。あまりいい年ではなかったようだ。コロナこそ山を越して、2類から5類への変更を検討しているようであるが、未だ8波の波は高く、マスクがけが続いている。今年はロシアのウクライナ侵攻で幕を開けたが、膠着状態が続き先は見えない。ロシアは品位を下げ、やがて国際的地位を失うだろうが、国際社会はそれを止める術を持たない。それどころか我が国は、待ってましたとばかり大軍拡に踏み出し、憲法の平和主義をかなぐり捨てて、専守防衛から相手国を攻撃できる国、つまり軍事大国に踏み出した。円安物価高を通じて、日本の国力低下が明るみに出た。失われた30年の結末であるが、最後の10年を担った安倍(アベノミクス)と日銀黒田政策が、その解決を一層難しいものにしたようだ。日本の国力回復のメドは全く見えない。その中で、私は来...今年も暮れる

  • 広島からカキが、秋田からきりたんぽが届いた

    年末恒例の、南の広島からカキが、北の秋田からきりたんぽが届いた。広島の下田様からは、殻付き牡蛎と生ガキのセットで、初日に殻付き牡蛎を、二日目にカキフライ、クリーム煮、かき飯を食べた。大満足の二日間…。数日おいて、弟の健次からきりたんぽセットが届いた。歯ごたえ十分の比内鶏の重厚な味が、マイタケなどの茸の味とマッチし、きりたんぽが豊かな米の味を与えてくれる。有難いことだ。今年もまた、これらの方々の善意に包まれて暮れてゆく。殻付きカキと、かき飯キリタンポ鍋広島からカキが、秋田からきりたんぽが届いた

  • メッシの大会、サッカーW杯終わる

    世界を沸かせたサッカーW杯2022は、メッシの大会としてアルゼンチンの優勝で終わった。2連覇をねらう強豪フランスとの戦いは、延長戦でも勝負がつかず(3対3)、PK戦による僅差での優勝であった。35歳のメッシは、殆どの大会の賜杯を手にしてきたが、この大会だけは勝てなかった。悲願の優勝杯を手にしたが、上記のごとくスレスレの勝利だった。しかも、アルゼンチンの優勝は36年ぶりであり、メッシだけでも20年、6回の闘いを経なければならなかった。神はメッシに次のように言っているかに見えた。「お前たちの闘いは同格であり勝ち負けの差はない。しかしお前の20年に及ぶ業績を称えて、優勝の栄誉を与えよう」と。因みに、メッシは計7得点を挙げてMVPに輝いたが、フランスのエムバペは決勝戦でハットトリック(3点)を挙げ、計8得点で得点...メッシの大会、サッカーW杯終わる

  • 今年はどんな年であったのか … 軍事大国化へ大きく転身

    今年はどんな年であったのか?後世の人は今年をどう評価するか?コロナが収束に向かった年、ロシアのウクライナ侵攻、サッカーW杯での日本の躍進、等などいろいろあるだろうが、日本が、軍備において「他国を攻撃できる軍事力を備える」方向を打ち出した、つまり軍事大国化へ大きく方向転換したことが最大の出来事ではなかったか。これまでも、憲法9条に照らせばとても容認できないかなり高度な軍備力を備えてきた。しかし「専守防衛」、つまり日本から他国を攻撃することはない、として、軍事化に歯止めをかけてきた。それを一挙にかなぐり捨てたのである。口実にしたウクライナや中国問題を、外交や話し合いを含めた「真に世界平和を達成する道」を求めて、広く、深く話し合うこともなく。しかも、「5年間で40数兆円の軍備拡大」という具体的裏付けもない数字ま...今年はどんな年であったのか…軍事大国化へ大きく転身

  • 厳かな、甥の明治神宮結婚式

    末弟の次男、つまり甥の悠君が、タイの女性(愛称ビームちゃん)と結婚した。悠君はカヤバ工業の研究所員、ビームちゃんもシステム開発の仕事に従事しており、いわば世代の最先端を進む二人、加えてタイ国と日本を結ぶ懸け橋の思いがあるのか、式は明治神宮、披露宴は明治記念館と豪華な催しであった。先ず控室で、参列者を含めかなりの時間かけて神事の手ほどきを受け、新郎新婦を先頭に長蛇の列をなして神殿に赴く。そこで神主のお祓い、祝詞(のりと)に始まり、三々九度の盃で終わるまで30分、再び行列を為して控室に戻るという厳かな儀式。明治記念館の披露宴も、かがみ開き(酒は東京豊島屋の四斗樽酒)あり、餅つきありの豪華な宴。いや~、貴重な経験をさせてもらった。私は結婚生活60年。振り返って自分はかなり思うとおりに生きてきたが、それだけ妻を犠...厳かな、甥の明治神宮結婚式

  • 再び 日本スポーツ界の世界的地位について

    前回、GDPをはじめとした日本の国力は、失われた30年で極端に低下したが、スポーツ界の実力は世界のトップ水準に迫りつつあるのではないかと書いた。またその一端を示す出来事が起こった。サッカーW杯で、過去優勝経験を持つドイツ、スペインを含む予選E組で、その両国を破って、一位で決勝リーグ(16か国)に進んだのだ。私は、ファンの方がたには申し訳ないが、ゴールした瞬間などの選手や応援団の大騒ぎや言動が肌に合わず、サッカーがあまり好きではない。しかし4年ごとのW杯だけはゲームの質の高さに惹かれ観ている。今回も5字に目を覚まし後半戦は見た。そして、少ないチャンスを生かした果敢な攻撃力と、執拗なスペインの攻撃を守り抜いた日本の実力を実感した。ただこの大騒ぎを見て、ドイツ戦の後のコスタリカ戦を想起し、クロアチアに負けるので...再び日本スポーツ界の世界的地位について

  • スポーツ界での日本の地位は? …W杯サッカーの対ドイツ戦勝利に因んで

    カタールで開かれているW杯サッカー初戦で、日本がドイツに勝って大騒ぎである。国内だけでなく、海外でもかなりのニュースになっているらしい。何といってもドイツは、過去4回の優勝を誇る強国であり、日本はべスト8入りを目標にする新興国であるからだろう。しかし、近時の出来事を辿ると、日本はスポーツ界でかなりの地位を占めてきたのではないかと思う。野球界では大谷選手が、メジャー100年の記録を塗り替えている。オリンピック陸上100メートルではファイナリスト入りを果たした。世界の10人に入るというのはトップ水準に達したことを意味するだろう。失われた30年を取り上げ、日本の国力低下を嘆き続けているが、スポーツ界ではトップ水準に迫りつつあるのかもしれない。話は変わるが、大相撲九州場所も大荒れだ。正代の大関陥落、御嶽海の大関復...スポーツ界での日本の地位は?…W杯サッカーの対ドイツ戦勝利に因んで

  • よき時代を懐かしむ

    昔の仲間と集まると、必ず「あの時代は良かった」という話になる。あの時代、というのは、1960年代後半から90年代初頭までである。先日、三井ホーム時代の同僚3人と会食した。ピアニスト付のシャンソン歌手の歌を、3人で聴きながらワインを飲む、という贅沢な会であったが、そこでも、専ら“三井ホーム時代の最後の良き時代”の話に花が咲いた。三人は、90年代初頭、家具装飾品の買い付けに、ブダペスト(ハンガリー)、サルデーニャ島(イタリア)、ヴェネティア(イタリア)と回ったが、装飾品の物色もさることながら、ついでに、かなり豪華な旅をさせてもらった。思い出話として話題になったことは、・サルデーニャ島の、ISOLLAの方々との山上パーティ・同じくパラウの地中海クルージング・私が地中海を泳いだこと・ヴェネティアの「ムジカンテ」の...よき時代を懐かしむ

  • 珍しい月・惑星食

    昨夜は皆既月食ということだった。最近、周囲の出来事に関心がうすまり、すっかり腰が重くなった吾輩であるが、これは単なる皆既月食ではなく、惑星の一つ天王星も月の影に入る惑星食も同時に起きる珍しい天体ショーであり、安土桃山時代以来442年ぶりだと言われると、さすがに重い腰を上げてカメラを構えた。しかも次の発生は300年後だというからだ。しかし晩酌片手の操作であり、手許は震え上手く撮れず、最後の皆既状態を納めることを怠った。どうせ各マスコミが、タップリ報じてくれると思ったからだ。案の定、翌日各紙が報じていたので、毎日新聞一面から拝借した。以下、撮影時間入りで並べておく。珍しい月・惑星食

  • 「失われた30年」をもたらした真犯人はだれか?

    前回、「全てが買われつつある」と題して、中でも「日本が壊れつつある」と書いた。その裏には、失われた30年をもたらしたものは何か、という問題意識があった。要因については、いろいろと言われている。①1990年に崩壊したバブルの巨大さしかし、30年もの長きにわたり停滞をもたらした例は、他に見ない。②新自由主義これも日本だけを襲ったのではなく、他国はそれなりに成長している。③自民党政治が悪い…これは、天に唾するようなものではないか?国民はこれを選び続け、近時は特に高支持を与えている。④労働組合の弱体化、非正規雇用の導入、アベノミクスと黒田金融政策いろいろと言われているが、30年の停滞は小さくない。様々な要因が絡み合っているのだろうが、この真犯人だけは捕まえたい。だれかズバリ解明してくれないだろうか?「失われた30年」をもたらした真犯人はだれか?

  • 全てが壊れつつある…

    全てが壊れつつあるような気がする毎日である。インターネットの受信エラーが続く。パソコンが壊れたのではないか?それとも私の作業が悪いのか?何かうまくいかない。顧問を務めている会社にも、ゴタゴタが起こり、何かうまくいかない。下手をすると会社が壊れるのではないかと不安がよぎる。そお言う自分が、一番壊れつつあると感じる。視力0.1~0.2、足はふらつき、階段は手すりにつかまらねば昇降できない。特に悪いところはなく、食欲在り、酒も毎日2合弱を飲んではいるが、自分の体が着実に壊れていく実感を否めない。何よりも、日本が壊れつつあるのではないか?バブル崩壊(1990年)以降32年、GDP(含む一人当たりGDP)、労働者賃金など全く伸びていない。他国はそれなりに伸びているので、当時(1990年頃)世界二位であった一人当たり...全てが壊れつつある…

  • 気になる中国の動向

    中国で5年に一度の共産党大会が開かれ、共産党の一党独裁が強化され、周近平氏への権力集中が強められたようだ。よその国の有様に、口を出す資格もないしそのつもりもないが、海を隔てているとはいえ隣の大国であるだけに、その独裁体制の強化はいささか気になる。事実、台湾併合のためには武力行使も辞さない、とか、東シナ海や南シナ海に力による現状変更と言える覇権行為が行われている。人類は幾多の試練の後、民主主義的共和体制という体制に到達している。多様な価値観を持つ人々が、共同して生活を営む一つの叡智であろう。中国はその道とは真っ向から異なる国に進もうとしているかに見える。しかもそれは、核兵器を持つ14億人を擁する大国で、日本の隣も位置している。他人ごととして片づけるわけにはいかない。それにしても、14億の民は、何を考えている...気になる中国の動向

  • 消えてゆく“もの思う秋”

    昔は、秋はもっと長かったように思う。秋来ぬと目には定かに見えねども風の音にぞ驚かれぬると謳われたように、秋はずっと前から来て、長い時間を与えてくれた。その間、歌人は歌をよみ、人はそれぞれ物を思った。その秋は、今年は来なかった。猛暑の夏から一挙に冬が来た。人が物を思う時間はなかったが、日本人が考えなければならない事は限りなくある。・自然災害(含む人災)、気象変動、二酸化炭素……・ロシアのウクライナ侵攻、中国の覇権行動、北朝鮮の核問題……・円高(国力低下)、物価高と低賃金、日銀金融政策とその出口……・統一教会、頻発する事故、世事一般……物思う秋までも失ったが、日本は大丈夫か……消えてゆく“もの思う秋”

  • 暗い世相の中での明るいニュース…村上、大谷、若田、松木琉森(るいしん)君

    暗いニュースばかりが流れる中で、超明るいニュースを四つ。・村上選手(ヤクルト23歳)王貞治を超える。セリーグの覇者ヤクルトの主軸村上が、56号本塁打を放って王さんを超えた。しかも、55号を打って新記録に王手をかけて、十数試合出なかった本塁打を、最終戦の最終打席で打ったのだ。神のなせる業(わざ)としか言いようがない。併せて取った三冠王のタイトルも、影薄くさえ見える。・大谷選手(エンジェルス28歳)ベーブ・ルースを超える。海を越えた米メジャーリーグでは、大谷選手が、これまた最終戦で規定投球回数に達し、すでに達していた規定打席数と共に、投打二部門達成というメジャー初の偉業を達成した。また、「勝利投手・本塁打数共に二桁」というベーブ・ルースの記録を104年ぶりに超えており、日本の若者がアメリカ球史を塗り替えている...暗い世相の中での明るいニュース…村上、大谷、若田、松木琉森(るいしん)君

  • 国家指導者の判断ミスと安倍国葬問題

    安倍国葬問題で国全体が揺れている。そもそもの起こりは、参院選の勝利に酔って、思い付き的に、軽率に決めた岸田首相の判断ミスにあったのではないか?安倍政治は、その経済政策(アベノミクス)にしても安保政策など政治姿勢にしても国論を二分していた。特に、当面の問題である旧統一教会問題では、岸信介氏に始まる岸・安倍一族の深いかかわりは自明のこととされている。とても国を挙げて評価し、国葬をもって葬ることに国論を統一するには無理があった。従って、日を追って国葬反対の世論は高まり、17,18日行われた毎日新聞の世論調査では、反対が62%に達している。(賛成はわずか27%〉そしてついには、国葬に抗議して焼身自殺する人まで出たのである。折しも行われたエリザベス女王の国葬の模様が伝えられたが、その規模と荘厳さに圧倒された。恐らく...国家指導者の判断ミスと安倍国葬問題

  • 中秋の名月

    昨夜は中秋の名月。一年で一番美しい月、とされている。日本人は月が好きである。新月から満月に至さまざまな月を愛でてきた。山の端にかかる月、春の朧月、天心に冴えわたる月…、時々の月を謳ってきた。中でも、9月の夜空に輝く中秋の名月を、一つの行事として迎えてきた。外国には月を愛でる風習はないのだろうか?ナイヤガラ瀑布を照らす月や、ブルージュの尖塔にかかる月は美しかった記憶があるが。このところ、雲の多い日が続いたが、昨夜は神の恵みかよく晴れた。わたしも人並みに、何枚かカメラに収めた。失敗したのではない。どんな顔しているか隅から覗かせたのだ中秋の名月

  • 広島カープ快勝——同一カード三連続完封勝利!

    広島カープが、地元広島球場で、横浜DrNAを相手に3試合連続無失点勝利という偉業を成し遂げた。9月2日の第一試合は、しばらく戦列を離れていたエース大瀬良が7回無失点、続く3日は遠藤が同じく7回を完封、昨日4日は玉村が6回を封じ、救援陣も頑張りぬいての結果であった。地元で、同一カード無失点三連覇は52年ぶりの快挙ということだ。打線も頑張って、2対0、4対0、7対0と尻上がりに好調だ。最後の7点は、カープの将来を背負う5番坂倉の、7回ダメ押しの満塁ホームランによるものだ。当初ローテーション入りしていなかった遠藤、玉村両投手の台頭も含め、楽しみな材料だ。それにしても野球の神様は粋な取り計らいをするものだ。阪神に三連敗して最下位転落に向かっていた弱い広島に、「もう野球などやめた」と言わせないためにプレゼントを与え...広島カープ快勝——同一カード三連続完封勝利!

  • 秋は既に来ていた

    昨夜(8月28日夜)、窓を開けると涼しい風が入ってきた。それはむしろ肌寒ささえ感じさせた。おそくなって風呂に入ると湯は冷めていた。つい先日までの猛暑の中では、その冷めたお湯が汗ばんだ体に心地よかったが、昨夜は何とも頼りなく、思わず追い炊きのスイッチを入れた。「さやかに見えぬ秋」は、既に来ていた。もう一つ、後世の人は、この2022年8月を、3年にわたり猛威を振るったコロナウィルス感染症のピークの月と記憶するだろう。今月に入り全国感染者数は一日20万を超え、東京都でも3万人を超える日を続けたが、ここにきてようやく収まりを見せてきた。全国で10万人台、東京都でも1万人台(本日は9880人と1万人を割り込む)を続け、ピークアウトの様相を示し始めた。私は、コロナを軽視はしていないが、それほど重視もしていない。ワクチ...秋は既に来ていた

  • 終戦を挟む二つの77年

    八月は第二次大戦の終戦を記念する月である。1945年8月、6日に広島、9日に長崎に原爆を投下され、15日にポツダム宣言を受託し敗戦を迎えた。日本は焦土と化していた。今年はそれから77年目。一方、敗戦の年から77年を遡ると明治元年(1868年)、つまり明治維新に突き当たる。この明治維新は、鎖国に守られた泰平文化の江戸時代に幕を下ろし、日本の目を一気に海外に向けさせた。以降、日本は国を挙げて軍事強化に励み、覇権主義的海外進出に突き進む。日露戦争、日支事変、大東亜戦争(第二次大戦)への道である。満州(中国東北部)にカイライ政権を樹立し、朝鮮、台湾を植民地化し、更に南洋諸島の石油権益に手を伸ばした。勿論それは、世界列強の許すところでなく、前述の敗戦につながった。翻って戦後の77年間、日本は平和の道を歩いてきた。少...終戦を挟む二つの77年

  • ミャゴラトーリ『椿姫』は、なぜ感動をもたらしたか?(3)

    ヴィオレッタとアルフレードの愛…、この愛は、一体なんであったのか?演出者大澤氏は、それを解く鍵は、二人が交わす歌の中にあると言う(氏のFacebookなど)。ヴィオレッタの「いつから私を好きだったの?」という問いかけに、アルフレードは「一年前から好きだった」と答える。この言葉は決定的であったが、しかい、その一言でヴィオレッタは彼を愛した訳ではない。夜ごと取り交わす瞬時にして無機質な愛が充満している社交界、「愛は簡単に変わるものだから楽しむべし」と歌う社交界にあって、「一年」は永遠を意味しただろう。永遠の愛…、そのような愛をヴィオレッタは全く知らなかった。それを事も無げに伝えるアルレードとはどんな男か?その彼の内実、生きざま、人生観にヴィオレッタは惹きつられていく。そしてそれは、死ぬまで続く、正に永遠の愛と...ミャゴラトーリ『椿姫』は、なぜ感動をもたらしたか?(3)

  • ミャゴラトーリ『椿姫』は、なぜ興奮をもたらしたか?(2)

    第一幕の初めから、各歌手の圧倒的歌唱力により舞台に惹きつけられたが、物語の展開上当然のことながら、圧巻は二幕と三幕であった。二幕はジェルモン(アルフレードの父親)が登場し、ヴィオレッタに息子との別れを迫り、またアルフレードには、女と別れ故郷へ帰ろうと説得する場面。アルレードとの別れは死を意味する、と断固抵抗するヴィオレッタに対し、冷酷無比なジェルモンは、息子は我がジェルモン家を継がねばならない、婚約者として美しい娘もいる、息子と別れてくれ、と執拗に迫る。貴族としての地位と家系を守るという自我心だけで、そこに人間性のかけらもない。長いやり取りの末、ヴィオレッタは遂に折れる。「その美しい娘さんに伝えてください。哀れな女が犠牲になったと」と告げてアルフレードと別れる決心をする。最も哭かされたシーンであった。また...ミャゴラトーリ『椿姫』は、なぜ興奮をもたらしたか?(2)

  • ミャゴラトーリ『椿姫』は、なぜ感動をもたらしたか?

    この公演はなぜ感動を与えたか?それは、制作者(首藤史織)と演出者(大澤恒夫)の新解釈に基づく演出にあったのではないか?大澤氏の、チラシ裏面の解説によれば、原作者アレクサンドロ・デュマ・フィスは、自分の実体験としてこの小説を書いたが、それは、交際していた娼婦を最後は見捨て、その死に際にも会わなかったという結末であった。しかしデュマは、彼女の気高い愛を想起するにつけ、あまりにも哀れな結末を悲しみ、翌年戯曲化した際、死の直前に恋人と再開させ、彼は彼女を抱きしめ「神よ、この人をあなたぼ身元へ」と祈るシーンに書き改める。そこには、ヴィオレッタというこの女性を、娼婦と見るより純愛に生きた女性と見るデュマの目があった。ところが後年、歌劇王ヴェルディがこの作品をオペラ化する際、もちろん結末は二人の再会のシーンとし、神へ導...ミャゴラトーリ『椿姫』は、なぜ感動をもたらしたか?

  • 絶賛! ミャゴラトーリの『椿姫』公演

    コロナ禍の中で、娘の主宰するミャゴラトーリ椿姫公演が無事終わった。第七次波で感染者が急拡大する中で、どうなることかと思っていたが、「断固やり抜く」という娘たちの決意が、ここにだけコロナウィルスを寄せ付けなかったかに見えた。しかも素晴らしい出来栄えで、多くの賞賛が寄せられた。かく言う私も、初めての興奮に泣かされた。単に涙が出た…というようなものでなく、慟哭を伴うものだった。周囲を憚って声を発することはなかったが。娘たちがこだわった「椿姫は、確かに娼婦ではあったが、トラヴィアータ(道を踏み外した女)であったのか?」というテーマの追求が、この感動を呼び起こした要因にあると思う。それらは別に追及することとして、役をやり遂げた歌手たちの晴れやかな姿を、カーテンコールの写真で並べておく。話をつないだ影の男(役者荒牧大...絶賛!ミャゴラトーリの『椿姫』公演

  • スポーツの“熱い夏”終わる

    昨日で世界陸上オレゴン大会がア終わった。サニブラウンの、日本人初の100メートルファイナリスト入り(7位)、男子4×400メートルリレーも決勝に進出して、銅メダルに迫る4位入賞など、短距離界でも世界と戦える力を示した。大相撲名古屋場所も終わった。暑さで有名な名古屋場所、加えてコロナ患者数十名を出して途中欠場続出、さすがの照ノ富士も力つき、大関正代と貴景勝に連敗して4敗、平幕逸ノ城(3敗)が初優勝した。予てから大器と騒がれていた逸ノ城の、遅まきの優勝であった。本人も、終ってみたら俺の優勝、と悠然としているかに見えた。プロ野球も一昨日で前半を終えた。わが広島カープは、同率2位と予想外の健闘をしている。交流戦最下位の時は、どこまで落ちるのか不安であったが、移籍組の秋山、長野などが存在感を示し始め、これで攻守がか...スポーツの“熱い夏”終わる

  • どうなった? 参院選挙の結果は…

    安倍元首相の射殺事件などがあって、重要な国政選挙であった参院選挙の結果など、あまり議論もされず過ぎ去ろうとしている。。ただ、与党勢力の大勝、野党共闘の後退と敗北、ということだけは確かなようだ。野党は、統一戦線の中核である立憲民主党と共産党が、得票数、得票率、議席とも大きく減らしているのだから、大敗に相違ない。共闘をどう組みなおすかを含めて、今後の大きな課題であろう。一方、現政権の中核である自民と公明についてみてみると、比例区においてはいずれも得票率を減らしている(前回比)。公明党に至っては、投票率が増加したもとで比例の得票数も減らしている。つまり国民は現政権に熱烈な支持を寄せているわけでもないのだ。ただ、前述した野党共闘の後退もあって、一人区で、「小選挙区的圧倒的議席獲得」を納めた結果に過ぎない。加えて維...どうなった?参院選挙の結果は…

  • 日蘭協会の思い出

    先月で、日蘭協会を退会した。確か2001~2年の入会であったと思うので、20年余りの在籍であった。この間、楽しい思い出に満ちている。毎年10月3日に、オランダ大使招待で行われていた「Hering(にしん)party」はいい会だった。16世紀始め、オランダは、80年に及ぶスペとの独立戦争を勝ち抜くが、その最後の砦ライデン市の解放を記念して行われる行事である。大使公邸の芝生の庭で、ライデン市から直送されたにしんの酢漬けを、オランダの国酒ジェネーヴァを飲みながら食べた。デ・リーフデ会主催のバス旅行も思い出深い。思いつくまま列挙すると、「佐倉藩11万石と老中土井利勝の善政をたどる“佐倉・桜”ツアー”」(2009年4月)、「山梨南アルプス市のパイプオルガンとさくらんぼ狩り」(2013年6月)、「伊能忠敬の偉業をしの...日蘭協会の思い出

  • “猛暑の6月”終わる

    今日から7月。本来なら「いよいよ夏本番か!」と気合を入れて構えるところだが、6月一か月で「夏はすべて終わった」と言いたくなるほど異常な暑さを体験した。しかもすべて、「6月として史上最高」という記録づくめだ。曰く、「6月の観測史上初の40度越え」を群馬の伊勢崎市ほか幾つかで記録、「東京都心でも6月最高の36.4度の猛暑日」、加えて「6日連続猛暑日も新記録」という具合だ。梅雨も最短日数で空けたらしいし、一体どうなっているのだろうか?しかし、このような事態の到来は、随分前から指摘もされていた。「今の化石燃料の使用とCO2の発散が続けば、地球環境破壊と温暖化は避けられない」という指摘はだ。しかし人類は、それを無視し続けている。少なくとも、気が付きながらも手をこまねいている。それよりも、目の前の「成長」を求めている...“猛暑の6月”終わる

  • 旧交を温める

    先日、旧友英夫妻宅を訪ねた。コロナでしばらく途絶えていたので久しぶりのことだ。古いと言えば、写真家英伸三氏との交遊は1961年に始まるので60年を超える。夫人の愛子さんとは、大学時代のキャンパスに始まるので68年に及ぶ。中でも思い出深いのは、新潟の久須美酒造を取材して、英夫妻と共著で『酒は風』(大月書店)を出版したことだが、それからも既に31年が経過する。この間、酒、旅、写真、音楽や演劇など、多方面にわたり家族ぐるみの付き合いをしてきた。「いろんな酒があるから飲みに来い」と予てからいわれていたので、妻と娘と家族ぐるみで出かけたわけだ。そして大変なご馳走になった。狛江(ご住所)名産と言われる枝豆、クジラのベーコンなどに始まる数種類に及ぶ珍味が並び、最後はメインディッシュにフィレ肉のステーキが出てきた。美味し...旧交を温める

  • 杉並区長選、岸本聡子氏の勝利を喜ぶ

    19日行われた杉並区長選挙で、立憲民主、共産、社民、れいわ新選組、生活位ネットなど野党連合が推す岸本聡子氏が、自民、公明の押す現職田中良氏を破って初当選した。その差わずか187票、前回より投票膣が5.5%%上がった追い風の中での出来事であった。この投票率アップがなければ、187票の差は生み出せなかったかもしれない。初の女性区長(東京23区では3人目)の誕生という歴史的快挙であった。私は、杉並区に60年間住み続けているが、常に革新的気概あふれる区でであった。上田耕一郎氏の平和運動、河村書店の民主化活動、松本善明、いわさきちひろ夫妻の革新・文化運動……などなど常に生気にあふれていた。しばらく低迷も続いたが、前回の総選挙で、野党統一の女性候補が自民の頭目石原伸晃氏を破って節目が変わったかに見えた。悲惨なウクライ...杉並区長選、岸本聡子氏の勝利を喜ぶ

  • カープ(鯉)の季節去る。

    広島カープは、その名の通り5月までだと言われる。すべり出しこそ調子はいいが、6月以降は順位を下げていく。特にパシフィックとの交流戦に弱く、毎年最下位争いを演じる。今年もその例の漏れず、交流戦で5勝13敗の最下位。それまで6っつの貯金があったが一挙に借金生活に入った。金のないチームは、層の厚い頑強なチームが作れず、パシフィックの豪快なチームの前では、赤子の手をひねるようにやられる。さながら子供野球のようだ。しかし、いい選手は多い。何とかならないものかと思う。負ければ負けるほどそう思う。このいい選手を育て上げて、3年後の優勝を目指すか!?ああ、広島カープよよ……カープ(鯉)の季節去る。

  • コロナ禍による事業継続補助金の詐取事件

    コロナ禍による事業縮減からくる収入減を救済するための国の補助金を巡り、大量に発生した詐欺事件が連日報じられている。詐欺事件は二つのグループに分けられ、詐取を企画してそれを誘いかけた少数グループと、その誘いに乗り国の補助金をだまし取ることになった多数グループに分けられる。前者は企画立案組で、確定申告書の不正作成など悪賢い奴らで、この中には国税庁の元職員や証券会社の元社員らもいたようで驚くが、彼らは、国の金を強奪する悪事であり、やがてばれることは覚悟のうえであったので、主謀格はその金を持って、既に海外にとんずらしている。彼らに騙された多数の人間は(大半が大学生など若もの)は、中には悪に気が付いて国に返却した者もいたらしいが(これらも罪〔詐欺罪〕は罪であるが)、これから詐欺罪に問われることになる。当時国は、早急...コロナ禍による事業継続補助金の詐取事件

  • コロナはようやく収まる兆候を見せいぇきたが…

    今日で五月が終わる。今年も5か月も過ぎたか?コロナは、ようやく収まりつつある。これも既に2年半のいお付き合いだ。最終処理にはまだ時間を要するだろうが、やがてマスクも取れ、普通の生活の戻るだろう。集団免疫をほぼ獲得したということだろう。伝染病に勝つには集団免疫しかない、ということを実感した。ところが代わりに、物価高という怖い問題が現れた。これをそのまま放置すれば、実質生活の低下を認めることになる。バブル崩壊(1992年年)後30年、日本の実質賃金は上がていない。欧米はそれ相応の引き上げを実施してきたので、この間、日本は世界1~2位の水準から20数位という後進国に転落祖した。いま襲ってきた物価高に、30年にわたり慣らされてきた低水準生活という集団免疫で生きるわけにはいかない。しかし、この状況を作ってきたのは、この間...コロナはようやく収まる兆候を見せいぇきたが…

  • ミャゴラトーリ(娘の主宰するオペラ制作・普及団体)の国家補助金獲得

    これまでも度々触れてきたが、娘がオペラの制作・普及活動をやっており、このコロナ禍で公演制限を受け大変苦労している。国の補助を受けながら、辛うじて事業を続けている状況だ。今年も7月に、小演劇的オペラとして『椿姫』の公演に取り組んでいるが、定員120名の会場で60名の入場制限を受け、出演者へのギャラの支払いはもちろん、到底採算の取れない状況だ。それに対し、経済産業省の事業継続支援補助を獲得し、「気持ちだけのギャラぐらい払えるか」と取り組んでいたところ、昨夜、文化庁から、文化芸術活動の継続支援事業として「ARTSforctheFutur」という補助金が認可された、という朗報が入った。娘は、「これで何とかそこそこのギャラが払える」と大喜びだ。つまりミャゴラトーリが事業を継続していけるだけでなく、オペラ歌手たちも生活の糧...ミャゴラトーリ(娘の主宰するオペラ制作・普及団体)の国家補助金獲得

  • 映画「ローマの休日」はなにを描いたのか?

    [ローマの休日」というハリウッドの名作がある。1953年の作であるから約70年前の映画である。しかし、たびたびテレビで放映され、つい先日もこれを観た。日本で公開されたのが1954年、私が大学一年生の時だった。その後、テレビを含め何度観たか数えきれない。そして何度見ても飽きることなく、常に新鮮さを感じる。名画と言われるゆえんであろう。ところでこの映画は、何を伝えようとしているのだろうか?ヨーロッパの一王国である某国の王女アン王女の、一昼夜に及ぶ逃避行、アメリカの新聞記者ジョー・ブラッドリーとローマの町を駆け巡る、そして激しい恋に堕ちていく、娯楽映画、恋愛映画と言えばそれまでだが、この映画の中で私が一番好きなシーンは別にある。一昼夜に及ぶ逃避行から宿舎に帰ったアン王女に、侍従や大使が「この間どこに行かれていたのです...映画「ローマの休日」はなにを描いたのか?

  • 広島カープ首位に躍り出る

    5月は鯉に季節、広島カープの季節である。反面、ここをピーク転落していくので、「カープは5月まで」という言葉も定説になっている。予定通り(?)昨日横浜DENAに勝って首位に躍り出た。その中身が素晴らしい。主砲鈴木誠也を欠いてどうなることなることかと思っていたが、見事な全員野球でその穴を埋めて余りあるものがある。昨日現在、鈴木を欠いて本塁打こそ17本でリーグ最下位だが、チーム打率2.62で一位、防御率も2.91で一位である。当然ながら得失点差は48点と、2位(ヤクルト14点)以下を大きく引き離している。因みに打撃ベスト10には、2位に西川、3位に坂倉、8位にマクブルーム、9位に菊池と、4人をそろえている。投手陣も遠藤、アンダーソンが出てきて、大瀬良、森下、九里、床田と共に6人体制が出来上がれば、ローテンションは安定...広島カープ首位に躍り出る

  • 大型連休、唯一最大の行事

    コロナがやや落ち着きを見せ、3年ぶりに緊急事態宣言なしのゴールデンウィークを迎え、世の中は騒然としてきた。ただ、この老体は87歳の誕生日を迎えて(先月23日)、まします動く気配なく、世の騒然を横目に見ながら、せいぜいテレビの野球観戦に明け暮れている。そして、この老体に与えられた唯一最大の行事が、息子(次男)の催す屋上バーベキューであった。それはまた、この四月小学校に入学した孫の遥人に、久しぶりに会える機会でもあった。いや~、美味しかったなあ。豊富な肉と野菜のほかに、いか、ほたて、めざしの丸干しなど、大満足。息子に言うには、めざしは、頭から食べると頭がよくなり、しっぽから食べると走りが早くなるそうだ。私は尻尾から食べたことがないので、ずっと走りは遅かった。今回試そうかと思ったがすでに遅しであるので、やっぱり頭から...大型連休、唯一最大の行事

  • いいニュースは一つもない

    四月も終わろうとしている。いいニュースは一つもない。プーチンの暴虐は目に余る。冷戦終結後、自らの国も参加して取り決めた国境を踏みにじり、他国に侵略し無差別攻撃を繰り返す。国連憲章にも、国際人道法にも違反する。21世紀にあって想像を絶する暴挙だ。ただ、最大の問題は、国連の無機能を始め、人類はこの暴挙を止めさせる術を持っていないということだ。知床沖の観光船の事故は、その後の会社社長の会見などを聞くにつけ、人災以外にあり得ない感を強くする。当面の利益だけを追って、当然備えるべき「公共的企業」としての備えは何もしていないということだ。これまた、このようなことを「当然のこととしてチェックする機能」を未だ人類(いや、日本というべきか?)は持っていないのではないか?円相場が、20年ぶりに、1ドル130円台まで下がった。国力の...いいニュースは一つもない

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