230611 朝日新聞(社説)改正入管法成立 信頼回復への険しい道のり

230611 朝日新聞(社説)改正入管法成立 信頼回復への険しい道のり

6月11日(日):朝日新聞:(社説)改正入管法成立信頼回復への険しい道のり2023年6月10日5時00分どんな国籍や民族であろうとその人の尊厳を重んじて遇し、保護すべき人は確実に守る。そんな入管行政への転換はいつ実現するのだろうか。外国人の収容・送還のルールを変える改正出入国管理法が、きのう成立した。審議の過程で難民認定や収容の現場での耳を疑うような問題が表面化したさなかの幕引きだった。法務・入管当局に向けられた社会の不信は深まったままだ。法案を押し切った政府と、参院で採決を強行した与党、行動をともにした維新、国民民主の責任はきわめて重い。■見失われた原点法案の原点は、長崎県内の入管施設に収容中のナイジェリア人男性が19年、長期収容に抗議しハンストした末に餓死した、あってはならない死だった。刑事手続きの逮...230611朝日新聞(社説)改正入管法成立信頼回復への険しい道のり