ウフィツィ美術館展
東京都美術館で開催中のウフィツィ美術館展へ。ギルランダイオ、フォリッポ・リッピからボッティチェリ、サルト、ヴァザーリあたりの作品が展示してあった。自分にとってヴァザーリはどちらかというと建築家兼美術評論家的なイメージが強かったので、その絵画作品の実物を見られたことは良かったと思う。 時代的には15世紀から16世紀。技法的にはテンペラ画から油彩画への移行期でもあり、その技術的な移り変わりをはっきり見られたのが結構おもしろかった。例えて言うなら、テンペラ画がキロバイトなら油彩画はメガバイトで、一気に解像度が上がったというイメージ。顔料を濃度の高いターペンタインで溶いて、細いテン毛の筆で輪郭をきっち…
2014/11/30 00:55