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なおぼん(wawabubu)のブログ http://vcrmnfeconi-wawabubu.blog.jp/

のんべえで、エッチなおばちゃんです。理系女子だったので化学やアマチュア無線のことも書いてます。

アラフィフの元理系女子です。世の中あきらめてます。 エッチなのは仕方ない。お酒も強いです。妄想癖があるので、ブログにはどこまで本当かわかんないことをいっぱい書いてます。

なおぼん
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宇治市
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交野市
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2014/01/31

1件〜100件

  • 性別

    『性と進化の秘密』(団まりな、角川ソフィア文庫)を読んで、いろいろ考えさせられた。昨日からずっとそのことを考えていたといってもいいくらいだ。朝起きた時に、何か夢を見ていたようなのだが、性別が「上位概念」として、その「下位概念」は何かを夢の中の私は追及して

  • 『性と進化の秘密』団まりな

    団まりなはもう故人であるが、発生生物学の泰斗だった女性博士だ。音楽家の団伊玖磨(だんいくま)の従妹にあたるそうだ。ともに祖父が団琢磨(だんたくま)で、三井三池炭鉱の経営に当たっていたが、血盟団事件で右翼活動家に射殺されたと本書のあとがきにまりなが書いてい

  • 『個人的な体験』大江健三郎

    大江健三郎が若い頃、結婚して第一子をもうけたころに書いた申告の小説だそうだ。大江氏の長男が脳に障害をもって生まれてきたことは広く知られている。物語は「鳥(バード)」と周囲から呼ばれている大江氏とおぼしき人物を主人公として、三人称で語られ、バードの内心を読

  • 石の物語(2)

    雲が山を転がるように降りてくる。カール・ヴィルヘルム・シェーレと山師イェルム、助手のローザの一行は、ファールン銅山の入り口で、近衛部隊の制服の衛兵にウプサラ大学の紹介状を見せて、鉱山内に入れてもらうことができた。ファールン銅山の歴史は古く、坑道が無数に開

  • 石の物語 (1)

    その日はたいそう西風の強い朝だった。ローザは寝床から出ると、かたかたと風に鳴っている窓辺に近づいた。窓の外には見なれたストックホルムの街並みが眺められた。「そうだ、先生との約束があったのだわ」彼女が「先生」と呼んで尊敬している薬師(くすし)のシェーレが、

  • 目標はベクトルの先に

    一年の計に目標を定めた人は多いだろうと思います。目標は達成するために立てるのですが、どうもその目標に向かうことが無理そうに感じられることもあります。はやばやと諦めるのも、体面が悪い。自分にもウソをついているようで、お尻の座りも悪い。ちょっと視点を変えてみ

  • 私、気づいたんです

    先週から夫が尿路感染症で入院しています。このコロナの時期に救急で入りました。発熱していたんですね。放っておくと命にかかわるそうです。抗生物質投与で様子を見るということで退院のめどがまだ立ちません。夫が片麻痺になって、はや十一年が過ぎ、介護生活に、私も疲れ

  • 『いのちの初夜』北條民雄

    川端康成が見出した、奇才の作家北條民雄は昭和十二年の師走に二十三歳の生涯を閉じた。民雄は十代後半で「癩病(ハンセン病)」を発症し、二十歳(はたち)で「全生病院(癩患者収容施設)」に入院し、その短い三年間を執筆にいそしみ、最期は腸結核で衰弱死するのだった。

  • 『エッフェル塔ものがたり』再々読

    この岩波新書をまた読んだ。ギュスターヴ・エッフェルの生涯と、フランス人の「鉄の娘」への憧れと自信が、日本における「象徴天皇」に匹敵するものになったことに興味を抱かせるのである。前はざっと塔の歴史と、背景を味わったが、もうすこしセクションを定めて読み直して

  • 健常者

    国の施策や制度上では「健常者」や「障害者」の分類は必要なのかもしれないが、ほんとうに「健常者」などいるのだろうか?私は最近、自分の体が健常だと思っていたがそれは思い上がりで、かなりできないことがあることに気づいた。長くご無沙汰していたアマチュア無線での経

  • 間髪を入れず

    最近、「間髪を入れず」の「間髪」を「かんぱつ」と読むか「かんはつ」と読むかで議論になっている。私は「かんぱつ」派であり、日本語変換ソフトも「かんぱつ」で変換できる。むしろ「かんはつ」と入れると誤変換することがある。実は「かんはつ」が正しく、「かんぱつ」は

  • 追憶

    部屋はシンナーの香りで満ちていた。私は、戦艦「榛名(はるな)」の甲板のウェザリング(汚し塗装)を朝からやっているのだった。左舷から始めて右舷に差し掛かろうとしたところだった。「洋上模型」と呼ばれる、艦船を吃水(きっすい)で切ったプラモデルは大手メーカーか

  • 艦隊これくしょん

    四、五年前だったろうか、塾生の当時高校二年生の男の子、辰也と実来(みらい)の勉強をみてやっていたころ、『艦これ』と『ガルパン』で意気投合したことがあった。あたしが、軍艦や戦車の名前を知っていたから、彼らから一目置かれたわけだ。あたしの中学時代を思い出させ

  • むまそうな雪

    母の遺した古い本の中に荻原井泉水(おぎわらせいせんすい)の選んだ『一茶俳句集』(岩波文庫)があり、それをぱらぱらめくっている。ハトロン紙に包まれたこの文庫は、もう手に入らないだろう。もっとも小林一茶の句に触れたければ、いくらでも本はあるはずで、俳人井泉水

  • つなみ!にげて!

    昨日、南太平洋のトンガで火山が噴火して地震が起き、それによる津波が環太平洋地域に押し寄せました。気象庁は当初、被害は軽微で津波の規模は20㎝程度だと主張していましたが…1mを超す大波が日本に押し寄せたのです。慌てたのは気象庁だったでしょう。日本でも高知県で漁

  • 仕事始め

    玄関の生け花を新しくして、仕事を始めることにしました。センリョウ(赤い実の花木)とニホンスイセンが庭にあったので、刈り取ってきて、市販の菊花と若松、白梅、ハボタンに足しました。「初釜」じゃないですが、お湯を沸かします。これから作る製品に「滅菌湯冷まし」が

  • 定款

    昨年末に勤め先が倒産したので、私ともう一人の設計担当と会社を興すことにしたわけで、いろいろ手続きを始めています。資本金はいくら用意したらいいのか、代表権は二人とも持つのか、一人に絞るか、定款はどうするんだとか、めんどくさいことが山積しているのに、商品の注

  • 今年もよろしく

    寅年である。私は年女だ。1962年生まれが2022年を迎えた。目出度いのだろうか?よくわからん『紅白歌合戦』を観て年が明けた。Youtubeで懐かしい昭和歌謡を追ってみた。奥村チヨだ。『恋の奴隷』は、なかにし礼の作詞で、今のご時世なら、とんでもない内容である。女性蔑視も

  • 数へ日(かぞえび)

    数へ日となりたるおでん煮ゆるかな (久保田万太郎)「数え日」とは、あと数日でお正月が来るという、年の押し詰まったせわしなさを表現する言葉だ。官庁御用納めぐらいから大晦日(おおみそか)までが「数え日」だろうか?もちろん師走の季語になる。「おでん」は冬の季語

  • 散歩

    寒波も過ぎ去って、京都にも日差しがやってきた。近くのスーパーマーケットに徒歩で買い物に出かけた。運動のために歩くように主治医から言われているからでもある。ああ、すがすがしい。職を失ってからというもの、糸の切れた凧のような毎日である。ハローワークにも通わな

  • 旅立つとき

    私はフロアの樹脂タイルの模様に視線を落として、ぼんやりしていた。「スギタチヅルさぁん」ふと私の名を呼ぶ声が聞こえて、現実に引き戻された。「あ、はいっ!」診察室のドアが開いて、眼鏡をかけた看護師と目が合う。「スギタさん、どうぞ」私は、点滴ポオルを杖にして待

  • O Holy Night

    マライア・キャリーの"O Holy Night"はおしゃれですね。大人のクリスマスだ。プラシド・カポーなるフランスの詩人の歌詞を英訳したものらしい。O holy night.The stars are brightly shining,It is the night of our dear Saviour's birth.Long lay the world in sin and err

  • 論語はよくわからない

    意識の高い人が『論語』を解説したり、人生訓になるようなことをお書きになる。「論語読みの論語知らず」という言葉もあるくらい、日本人は「論語」好きで、そのわりには孔子がどんな人物だったかなどまるで無頓着なのである。私だってそうだ。中学だったか、高校の漢文の時

  • 失業の意味

    離職票が届いたので、ハローワークに行ってきたが、どうやら私の考えと失業保険事業の理念とに齟齬があったようだ。単に、会社都合(この場合、会社の倒産)で職を失っただけでは失業手当はいただけないということだ。失業手当は、本人の意思によらず会社に一方的に解雇され

  • ちゃんと聞けば英語はわかる

    YoutubeでCW QSO(モールスによる交信)のアメリカ人やイギリス人の動画でモールスの聞き取り練習をしている。すると副次的に、彼らの言っていることを和訳せずにそのまま英語で理解している自分に気づく。いや、和訳しないで意味が分かっている。正確に言うと和訳する時間が

  • ノブレス・オブリージュ(noblesse oblige)

    このフランスの言葉を知らなくても、その意味するところは、日本人にも理解できる。つまりは「金持ちには、公共に投資する義務がある」ということだ。江戸時代に、名士は祭りや隅田の花火大会に散財することを惜しまなかった。防火設備にも商家などの「お金持ち」が金を出し

  • そういえば、前にもあったな…

    朝ごはんに、揚げ豆腐を半丁、グリルで焼いて、下ろししょうがと刻みネギと醤油をかけて食べた。糖尿なので炭水化物を禁じられているからだ。おまけに失職しているのだから、贅沢は言えないのである。実は失職するのは三度目なのだった。豆腐でもずいぶん腹持ちがいいことに

  • 新自由主義と子供たち

    私が手伝っている塾でも、最近「新自由主義」とか「新しい資本主義」という言葉が中学生たちの口に上ることが多くなった。どうやら、岸田首相の所信表明演説を拾い読みしたらしい。なかなか意識の高いことで好ましいことだ。「なおぼんセンセ、自由主義と資本主義って違うの

  • だいこだき(大根炊き)

    庭の侘助(わびすけ)が、一輪の花をつけました。真っ白の侘助椿で、めずらしいものだということですが、母が遺していきました。一輪挿しに活けて、位牌の前に供えました。懇意にしている農家さんから立派な大根をいただいたので、「だいこだき」を作りました。京都の師走の

  • 吾亦紅(われもこう)を聴いて涙する

    この季節、すぎもとまさとの『吾亦紅(われもこう)』を聴いて泣いてください。GAME OVERの気分が味わえます。

  • 「鬼平」が逝ってしまった

    中村吉右衛門さんが亡くなった。私はフジテレビの『鬼平犯科帳』をすべてとは言わないが、かなり観ていた。このドラマの歴史は古く、モノクロテレビの時代から放映されていたらしいが、さすがにそれは観ていない。中村吉右衛門が演ずる「鬼平」こと「長谷川平蔵(竹中平蔵と

  • 師走

    とうとう2021年も師走となりました。年の瀬に解雇され、しっかりせねばという思いと、糸の切れた凧のような気分の間で無為に過ごしております。退職金代わりに、会社の備品や什器を遺族からもらってきました。「後藤さんには世話になったから」と、事務用品とかをいただいて

  • 社長が亡くなってしまった

    そういうことです。そして会社は遺族の意向で清算されることになりました。私は今月いっぱいで解雇されます。ああ、年の瀬にえらいことになったなぁ。退職金はもとより支払われませんしね。そういう契約だったから。でも社員から「事業承継」したいという声もあります。故人

  • 大豆を煎(い)る

    糖尿病の患者のおやつとして推奨されているのが「煎り大豆」です。節分のときに「豆まき」に使うあれです。「吉田ピーナツ」から、通年「煎り大豆」が売られていますが、季節外れだとお店によっては置いていないことも多いので、今日は、いつでも手にはいる「ナマ大豆」を「

  • パドルに挑戦

    私は電信(モールス)をストレートキー(縦振れ電鍵)で叩いてましたから、けっこうくせがあって、先輩局から注意されたりしてました。みなさん、パドルから電信に入った方が多く、ストレートキーを使ってると「聞き取りにくい」と言われるのです。遅いし。ストレートキーな

  • レトロブーム

    おもちゃ市場では、昭和や平成のころの「あそび」が、姿を変えて、大人を巻き込んでブームらしい。ひとつは「たまごっち」だ。私は持っていなかったけれど、まわりの女も男もぶら下げて、撫でていたものだ。もうひとつは「ミニ四駆」である。「コロコロコミック」というぶ厚

  • HbA1c≒12

    とうとうHbA1cが12になってしまった。朝に主治医からの電話があった。異例である。「後藤さんの先週の血液検査の結果が届きましてね…」「はぁ、悪いんですか?」私も嫌な予感がした。「ええ…それで急いで電話をさせてもらったんですよ」やっぱり…血糖値も400を優に超えて

  • 唯仁さん

    詩人の唯仁(ゆいじん)さんに「ニクロム線は金属なのにどうして電気抵抗が高いのか?」と訊かれました。なぜなら彼は「金属は良導体である」ということを知っていて、ニクロム線もそうなのに電熱器に使われるのか不思議に思っていたそうだ。良い質問だと思う。「唯仁さんは

  • 日本のSDGsはブームに過ぎない

    NHKでも民放でもSDGsを扱った番組をよく目にするようになった。若い世代、ことに義務教育で彼らに、SDGsに触れさせることは意義のあることだと思う。しかし、ことはそんなに単純ではない。17の「持続可能な未来への目標」は複雑に絡み合っているということを、子供たちに気づ

  • 資格の時代

    コロナの影響で、職を失ったり、働き方が変わってしまって生きがいをなくしてしまった人が多いと聞きます。まして「家にこもっておけ」というお達しまであるのですから。そこで意識の高い人々の中には資格取得に挑戦されるという向きも増えているとか。私も若い頃には、そう

  • 安息香酸をつくる

    安息香酸はトルエンの酸化で得られます。以前は、無水フタル酸の脱炭酸で工業的に量産していたようですが、今は、上の図のようにトルエンを直接酸化して得ています。このような直接酸化は、パラキシレンからテレフタル酸を合成する際に同じ方法を用います。テレフタル酸はベ

  • 安息香酸から始まる話

    「安息香」は安息香酸のエステルが主成分だけれど、このエステルを加水分解すれば安息香酸が得られます。結晶性の固体です。じゃあ「安息香」ってなんなのよ?と疑問もわきます。実は、私も見たことも嗅いだこともないのです。調べると「ジャワ原産の香木の樹脂を安息香(ベ

  • 『夏子の冒険』三島由紀夫

    不思議な物語である。内容ではない。三島由紀夫がこんな「ガーリッシュ」な文学を書くことが不思議なのだ。松浦夏子という「お嬢さん」が、男性にモテモテで、彼女自身は親をも困らせるほどの天真爛漫で奔放な性格であることから、さまざまな事件を巻き起こす、ややスラップ

  • みのるほど

    「みのるほど こうべ(頭)をたれる いなほ(稲穂)かな」とは、年配の方なら修身とか道徳の時間に習ったのではなかろうか?私は、この五・七・五で「稲穂」という季語も入っているから、てっきり俳句だろうと思っていた。それで誰の作なのか調べたら、どうやら作者不詳(

  • 短調の曲は物悲しいのか?

    このあいだ、私の手伝っている塾で、ある生徒から「短調の音楽って、どうして悲しい感じがするのかな?」と訊かれた。わたしも、そのことは「そういうもんだ」と思って、これまで調べることもなかったが、改めて訊かれると答えられない。反対に長調の楽曲は前向きで、元気が

  • 戦前の本…ヂッケンス物語全集(一部)

    奥書に昭和十二年とあって、この全集が戦前のモノらしいことがわかる。「中央公論社」の児童向けの物語集であり、作者は西洋人と思われる「ヂッケンス」という人物だ。父が所有していたもので、父が本家の高安家から京都の横山子爵家に養子に出された以降、子爵家が没落し、

  • 読書の嫌いな人がやりがちなこと…なんて

    「読書の嫌いな人がやりがちなこと」と題して、ある高学歴の人が偉そうなことを書いていた。言いたいことはわかったのだが、全面的に同意はできない。つまり「わからない言葉が出てきても、逐一、辞書などを調べながら読まない」ということらしい。そういう「一旦停止」ばか

  • K氏の夢

    K氏は夢を見た。そこは砂丘だった。おそらく寝る前に読んだ安部公房の『砂の女』が影響しているのだろう。彼は少女を伴っていた。あの白痴の少女だった。屈託のない彼女は、終始、笑顔を絶やさないけれども、何もしゃべらない。ただK氏に手を引かれて、さらさらとした白砂の

  • K氏の話

    K氏は人生の半ばを過ぎて独りぼっちだった。両親は、弟も妹も作ってはくれず、彼は一人っ子として育った。学校は苦手だった。あまり思い出したくないことばかりだった。弟か妹でもあれば、学校が、いくらか楽しい場所であったろうに。両親は小さな活版印刷所を経営しており、

  • 貧乏小説

    私が読んできたものをふり返ると、あまり裕福ではない主人公の物語が多い。名付けるならば「貧乏小説」となろうか?デラシネ(根無し草)を扱ったものや、ルサンチマン(貧者の妬み)を描いたもの、そして清貧を潔しとしたものなどが多い。実際、正岡子規は死病にさいなまれ

  • 海水がしょっぱい話

    私が手伝っている塾で子供たちから受ける質問の中で、多いものの一つに「海の水はなぜしょっぱいのか?」がある。ほかに「空が青いのはなぜ」など、だいたいパターンが決まっているし、たいてい義務教育の中で解決されるものばかりだ。おそらく理系の大学を出た人なら、同じ

  • 働くということ

    書庫にこもって、埃と格闘しながら、古い書籍を整理していますと、「私は働いていないのではないか?」とふと思うのです。人にも会わず、今月は、家事と夫の介護以外は、ずっと二階の書庫にいて、日が傾き、暗くなるころに「今日はここまで」と階下に降りる。特定小電力トラ

  • 党首討論会(報道ステーション)

    今日の報道ステーションの党首討論会を観た。こういうことを本当は国会を開いてやってほしかった。いくら選挙前に私たちに訴えられても、虚しい。日本の国会、なかんずく衆議院予算委員会は討論の場と言うより、追及と弁駁の場と化している。「文春砲」にすっぱ抜かれた閣僚

  • 夢は枯野を

    すばらしい秋晴れである。「それじゃ、美津江さん、行ってきますわ」「お義母(かあ)さん、行ってらっしゃい」いつもの朝の玄関先の風景である。赤間茂子は、黄色のスニーカーを履いて、藤色のショルダーバッグを袈裟懸けにし、背筋を伸ばすと家族に敬礼して踵を返す。連れ

  • 揃え本類の蔵書を調べた

    灯台の書庫には、揃え本がかなりありました。『昆虫記』(ファーブル)の岩波版が全10巻、『千夜一夜物語』の岩波版が全13巻、『紅楼夢』の岩波版が全12巻、『水滸伝』の岩波版が全10巻、『金瓶梅』の岩波版が全10巻、『西遊記』の岩波版が全10巻、『ドン・キホーテ』(セル

  • 本の分類

    私の蔵書が家を潰しかねないので、段ボール箱から出さないにしても、そこに何が入っているのかを分類して「見える化」しておかないと、私が死んだ後に困る人がでてくるかもしれない。また、そのためには一度なりとも読まねばならない。これから、命尽きるまでに終えられるよ

  • ツクヨミ

    月読命(つくよみのみこと)は古事記に書かれている神様です。「ツクヨミ」とカナ書きで、しかも「呼び捨て」で書かれることもしばしばあります。名前から想像すると、「暦(こよみ)」を司るんでしょうね。太古の日本では「太陰暦」でしたから、月齢で暦を編んでいました。

  • 漢字の旧字体

    こうしてね、親の遺した古い本を片付けながら物思いにふけっていると、「あたしは、ずいぶん古い漢字に悩まされたなぁ」と振り返る。小学生で、アマチュア無線技士国家試験の「難読漢字」にまず悩まされ、中学生になって、書道塾で「旧字体」に出会ったころ、父の蔵書に『河

  • ラノベは今後…

    口幅ったいことを書くようで、気が引けるんだけど、投稿サイト「note」や「カクヨム」を渉猟していると、なんとラノベの投稿の多いことか…それが悪いとは思わない、読む人がいるわけだから。でも私が読んで、率直に感想を述べると、何作か読んでみて心に残ったかというと、

  • クーロンの法則と電場(でんば)

    電場の中で点電荷どうしが及ぼし合う力について、私はとても遠回りをしてきました。まず電場の把握が、もうひとつわかっていなかった。その反省を込めて、備忘録のつもりで書いていきます。ちょっと退屈かもよ。電場はそういう、世界というか空間で、電気工学では「電界」と

  • クーロンの法則

    私が小学六年生のときに、電話級アマチュア無線技士(当時)の国家試験を受けて、見事に落ちたことは、このブログで何回か書きましたね。そのときに、最初につまずいたのは「静電荷」でした。受動素子(増幅や整流をしない素子)の中でも、コンデンサ(今はキャパシタとも)

  • 釣師

    俺はクーラーボックスを肩にかけ、竿袋を手に玄関に降りた。「ほな、行って来るわ」妻の則子(のりこ)が、娘の亜美を抱いて、スリッパをぺたぺたと鳴らしながら見送りに来る。「おさかな、当てにしてええの?晩御飯」「そやなぁ…あんまり当てにせんといて」「パパは、晩の

  • デュワー瓶(魔法瓶)

    私は仕事で液体窒素を使うことがあり、その液体窒素(-196℃)を保存するにはデュワー瓶という魔法瓶を使う。ステンレス製のものが一般的で、携帯ポットの「サーモス」と構造は同じである。中空のステンレスで囲った入れ物である。中空のすき間は真空になっていて、対流によ

  • 拾い読み

    とうとうヒトからゴリラに新型コロナウィルスが感染し、動物園でクラスターが発生したそうだ。アメリカでの話だが、ウィルスの型は感染力の強いデルタ株だそうだ。霊長類は互いに遺伝子が似ていることもあって、ウィルスの伝搬が起こっても不思議ではないのである。ただ、こ

  • とりあえず「ワクチン」

    「おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)」になったことがある人がほとんどだろうが、これも「ムンプスウィルス」という感染症である。典型的な飛沫感染症であるから、濃厚接触者のマスク、手洗いは予防のために必須である。ところが普通の生活で「おたふくかぜ」を防ぐために手洗

  • ストームグラスに変化がありました

    ストームグラスを今年の6月ごろに作ったわけですが、真夏になるとほとんど結晶は見えなくなって、沈殿の砂のような固体だけになりました。ところが、ここ数日で、結晶が著しく成長したのです。まずこれが9月13日の様子です。この日はまだ結晶が成長していません。その翌日14

  • 私の創作をふり返る

    私の書いてきたものをふり返るのも一興かと思い、ちょいとやってみます。私が物を書くときに、材料にするのは、①自分の経験と②文献から得た知識、そして③その日私が目にしたか、聞いたことです。特に③の事は「起爆剤」とか「インスピレーション」と呼ばれるものですかね

  • タヌキ考

    タヌキは、この宇治あたりでも、たまに目撃されるが、日本全国にタヌキはキツネよりも目につくらしい。昔ばなしや、置物にタヌキほど、よく取り上げられる野生の動物もいないだろう。たしかに愛嬌があり、人を化かすと言われもするが、どこか人間臭いところもある。極東にの

  • 『はるかな町』(三木卓)

    やっと見つけました。三木卓の『はるかな町』です。これ読んだっけ?ページをペラペラめくっても、読んだ記憶がないなぁ。目次がついていて、どうやらアンソロジーのようです。三木卓氏の若い頃の写真がカバーの裏にあって、印象が違った。私の知っている三木氏は、お年を召

  • オブジーボ裁判

    ノーベル生理学医学賞を受賞された本庶佑(ほんじょたすく)先生と、そのアイデアを生かしたがん治療薬「オブジーボ」を製造販売している小野薬品工業との間で、本庶先生に対して特許使用料が異常に低く支払われていたことが争われています。裁判の行方を見守るとして、薬価

  • 牛乳裁判

    牛乳がこれほど議論を呼んでいるとは、私も知らなかった。Youtubeで「牛乳は体に悪いか」と検索をかけたら、出るわ出るわ。かくいう私も「牛乳が体に悪いらしい」というネタをマスメディアなどから仕入れていたので、ここは科学者らしく双方の意見を伺おうじゃないかと思った

  • ついて行けへんこと

    私が、世の中の動きに「ついて行けへんなぁ」と思うようになって、振り返れば、早や十数年。体力的に「そうなる」のはわかっていても、精神的にもそうなってしまっていた。当然、お手伝いしている塾の生徒さんとは「別な生き物」かと思うくらい距離感があって、そうね、ネコ

  • 紅とんぼ(あかとんぼ)…ちあきなおみ

    コロナで行きつけの飲み屋さんが店じまいすることを「スポーツは命を救うのか」で書いた。その最後の日が今日だった。御ひいき、常連が無理言うて、閉めた店を開けさして集まった(ほんとはダメなんだけど)。そして『紅とんぼ』をカラオケで歌った。空(から)にしてって 

  • 計算の順序

    加減乗除(四則とも)の混じった計算式の場合、乗除の部分から先に計算して、いったん加減だけの形にして前から順に計算していくものだと、小中学校で習いますね。なんでそうするのか?と先生に問うても、そう言う決まりだからとしか答えてもらえませんでしょう。このことを

  • 杖道・杖術

    杖道(じょうどう)とは、日本特有の「杖(じょう、つえ)」を使う武道で、中国の「棒術」を真似たものではないかと考えられる。ただ中国では「棍術」というらしいが、『水滸伝』では「棒術」とはっきり書かれているし、武芸十八般の一つでもある。棒術の「禁軍師範」の王進

  • 『土星を見るひと』(椎名誠)

    この本は、長いこと読みたいと思って手に入れていなかった本だった。なにも、入手困難な書籍ではない。たかが椎名誠の本である(失礼)。濃いブルーの地に、沢野ひとしの脱力した絵が目を引く。バブルの頃に、私は電車の中で、シートに掛けて、この本を読んでいたワンレンの

  • 悉平太郎(しっぺいたろう)

    静岡県磐田市の見附天神の中に祀られている霊犬がいる。その名を「悉平太郎」という。こう書いてしまうと、ネタバレになってしまうが、お許しを。遠州から信州に伝わる昔ばなしで、信州の方では「早太郎(はやたろう)」と名を変えるようだ。むかしむかし、ある村に一年に一

  • 合気道と杖術(じょうじゅつ)

    あたし、カルチャーセンターで合気道を習ったことがあった。なにも護身術とか、闘うために習ったのではなく、介護術に活かそうと思ったからだ。実際、そのクラスでは日常の家事や介護で体を傷めないように合気道を応用した技を教えてくれた。サイドメニュー的なもので「杖術

  • 読書指南(真似てみる?)

    夏休みになるとね「子どもを本好きにさせるにはどうしたらいい」というような相談を受けるんですね。いちおう「塾」の看板を上げている「おちこぼれさんいらっしゃい塾」のお手伝いをしているとね。そんなね、嫌がってるのに、本を無理やり読ませるって、拷問だよ。あたしだ

  • 「おかえりモネ」と車いすマラソン

    NHK朝ドラ『おかえりモネ』が苦戦しているらしい。私も、一週間通しで見なくなった。再放送でも時間が合えば見るが、見のがしたとて惜しいとも思わない。「NHKプラス」で配信されていても『おちょやん』や『エール』のときは必ず見たものだが…それほど、ドラマに魅力がない

  • 環境か、政治か

    長雨です。それも災害を伴うような…お盆に長雨は、やはり地球温暖化の影響でしょう。コオロギの声を、今晩、聞きました。雨の合間を縫って、オスたちの恋の季節です。こほろぎや 夜来の雨に 濡れており (尚子)洪水を伴うような大雨が降っているところもあれば、極度な

  • 山月記(中島敦)

    夏休みの読書感想文課題図書に必ずと言っていいほど選ばれる中島敦だが『山月記』は短いながらも、とても私たちの生き方に示唆を与える作品だと思う。これは、私の新潮文庫の一冊だが、岩波文庫にもあるので、どちらでもいいからお買い求めになって読んでいただいて損はない

  • 八月は戦争と向き合う機会

    夏の全国高校野球選手権大会が二年ぶりに開幕を迎えた。大会会長で朝日新聞社社長の中村史郎氏が開会式あいさつで、過去に本大会が二度の中止に追い込まれたことに言及、一つは、米騒動、もう一つは太平洋戦争だったと述べた。そして昨年の新型コロナウィルス蔓延による中止

  • 女心の唄(バーブ佐竹)など

    バーブ佐竹の『女心の唄』を、ハイボールを飲みながら聴いていた。(前略)うわべばかりと つい知らずほれてすがった 薄情け酒が言わせた言葉だとなんでいまさら 逃げるのよ女ですもの 人並みに夢を見たのが なぜ悪い今夜しみじみ 知らされた男心のうらおもて(中略)

  • ゴロワーズを吸ったことがあるかい

    かまやつひろしの『ゴロワーズを吸ったことがあるかい』を聴いたことがあるかい?歌詞にあるように「ゴロワーズ」とは、たばこの銘柄です。ジャン・ギャバンのように短くなるまで吸わないといけないたばこです。それがスタイル。「そうさ なにかにこらなくてはだめだ 狂っ

  • 書く、読む。

    このあいだ、芥川賞と直木賞の発表がありました。若者の「活字離れ」が叫ばれて久しいけれど、まだまだ文学の世界は強靭な支持を得ているようです。ネット社会に目を向けても、「ラノベ(ライトノベル)」は月に何百もの新作が発表され、「ライト」と言いながらかなりの長編

  • スポーツは命を救うのか

    おとといの月曜日、なじみの居酒屋から電話があった。めずらしいことだ。マスターがあたしに電話してくれるなんて。嫌な予感がした。「どうしたんです?マスター」「後藤さんには世話になったんで、ごあいさつをね…」「ごあいさつって…暑中見舞いですか?」あたしは、すこ

  • 「中庸」と「中途半端」

    『論語』に「中庸の徳たるや、其(そ)れ至れるかな。民鮮(たみすく)なきこと久し」と「中庸」を良しとする孔子の言の記載がある。この「中庸」とは「過不足なく、平常を保つ」ことであると、朱子が解説を与えている。「中庸の徳性はすばらしいが、そういったことを理解し

  • 南への憧れ

    『少年ケニア』っていう漫画じゃないけど、絵物語っていうのかな、そういう少年読み物があったらしいのよ。もちろん私たちの世代よりずっと前の話。私はこの作品を角川アニメで知った口だから。渡辺典子が主題歌を歌っててね。山川惣治(やまかわそうじ)という人の原作だそ

  • 五輪メダルラッシュと「東京1964」

    「東京2020+1」での日本選手のメダルラッシュが止まりません。始まってしまえば、日本人選手の活躍で新コロ騒ぎへの不満も散らせるだろうと、政府の目論見(もくろみ)通りになりそうです。この現象、「東京1964」でも有りはしなかったか?60年安保闘争による学生運動の騒ぎ

  • 癒されなさい

    「てへぺろ」だの「ぴえん」だのとふざけている輩(やから)には、これをお勧めする。おまいらよりネコのほうがずっと甘え上手だぜ。それから、これだ。以上!

  • 動画で楽しむ夕べ

    これは、おもしろかった。英語のヒアリングを試すためにもいい動画です。映画『レ・ミゼラブル』のパロディです。フランスのパリが舞台ですが、イギリスのコメディアンなんでしょうかね、フランス訛りの妙な英語でやっちゃってくれてます。「レ・ミゼラブル」を「レズビアン

  • forceとpower

    映画『スターウォーズ』で「forceの力」という意味不明の言葉があった。だって「force」が「力」なのだから「力の力」になるだろう?「何言ってんだ?」となるわけだ。あれはやはり「特別な力」というニュアンスで「Force」と大文字で書き始めるべき語なのではあるまいか?そ

  • 宇沢弘文

    宇沢弘文(うざわひろふみ,1928~2014)は世界的な経済学者であり、ノーベル経済学賞候補ともささやかれた偉人であるらしいが、私は、恥ずかしながら存じ上げなかった。毎日新聞に、宇沢博士の長女(医師)と池上彰氏の対談が載っていたので、そこに評伝が合わせて掲載されて

  • 私の読書

    私の読書のやり方は、少し変わっているのかもしれない。速読(昔に興味があってやってみたが挫折した)は絶対にしない。ただし「ななめ読み」は、ハウツーものの本の場合やることもある。RaspberryPiやPythonの手引書がそうだった。ゆえに、私は遅読である。一日2~3ページ

  • 飲んで、寝てしまいたい

    山中與幽人對酌 (李白)兩人對酌山花開一盃一盃復一盃我醉欲眠卿且去明朝有意抱琴來(七言絶句、青字は韻字)深い山の中で、気の置けない二人の隠者が酒を酌み交わし、その興を詩にしたためた。二人は、向かい合って、盃を交わす。花まで咲いて再会を喜んでくれているよう

  • 横山月舟斎(げっしゅうさい)に直撃!

    ・竹里館では何をしてらっしゃるんですか?ご覧の通りや。本に埋もれとる。手当たり次第に本を食って生きてんね。・ここでは「なおぼんR」とは異なる人格のようですね。さよう。月舟斎(げっしゅうさい)と号しておる。横山月舟斎や。・なるほど。それでおひげもたくわえてい

  • 本当はどうなのだ?

    曇りの日に、星空を眺めることはできないけれど、星座早見で雲の上の夜空を想像することができる。星の光は、天に開いた穴だという人がいたが、たいていの人は、星々が私たちの太陽の仲間だということを学校で習って知っている。あるいは知った気持ちになっている。ほんとう

  • 化学を学ぶ

    「化学を専攻する」ってどういうことですかって塾生の女の子に訊かれた。こういう質問を受けたのは初めてだったので、どう答えたらよいか、正直なところ戸惑った。「あなたは、化学に進みたいと思っているの?」と反対に訊いてみたら「そう」だと言う。私が専攻した学問は「

  • 再掲「東條倒閣のたくらみ」

    今の菅政権のていたらくを、かつて日本が戦争をしていたころの東條英機内閣と比較して見てほしい。以下、私のブログ記事(2019年11月7日)を再掲する。日本が太平洋戦争をおっぱじめ、鬼畜米英と国民を鼓舞していたのはミッドウェー敗退のあとかもしれない。それだけ「大誤算」

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