鬼の章(22)
「私の考えは、御二人にはとても酷なものになると思います。私が最優先で考えているのは御陵衛士という組織の事です。その為に、御二人には隊を割る事にも成りかねない動きをして頂きたいと考えています。万一、最悪の事態となった場合でも、規模が縮小しようと御陵衛士は生き残る。その為の予防線と言っても良い」 「或いは、衛士の露払い」 毛内が継いだ言葉に、加納はゆっくりと頷いた。 京都天狗党が、このまま禁裏の意向…
2019/11/23 20:18
2019年11月 (1件〜100件)
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