下村敦史『そして誰かがいなくなる』
下村敦史著『そして誰かがいなくなる』(いつにもまして詳しすぎる感想です)覆面作家「御津島磨朱李(みつしまましゅり)」の新築お披露目パーティに作家、編集者、評論家が招かれた。森の中の「何かが起こりそうな」洋館。余興(?)としてスマホを隠され、天候が悪化し、雪の中に閉じ込められる。クローズドサークルの出来上がり。そして、悲鳴を残して消えた覆面作家。プロローグの文章の違和感が、被害者の正体につながる。途中で女性作家の一人がいかにも怪しい感じになるけど、その時点で彼女に感情移入してたので、犯人じゃなくてよかった。でも、子どもに自分が服用してた睡眠薬を盛るのはいただけない。本当にいただけない。それだけは許せない。他人が自分の3歳の子どもに大人用の睡眠薬盛るなんて絶対に許せなくない?どんな理由も正当化できない。ミステ...下村敦史『そして誰かがいなくなる』
2024/06/29 10:58