子どものころから・・・・じいさまには、ほとんどほめられもせず・・・・怒られることばっかりの毎日でございましたが・・・年をとったせいなのか・・・それとも、窯主がやっと真人間になれたのか?(そりゃ、まだか)以前ほどには、ギャフンと言わんばかりに怒られるようなことも少なくなりました。ではありながら・・・・晴れた日には・・・晴れた日の仕事・・・・雨が降れば・・・・雨の日の仕事。人間日々地に足を踏ん張って・・・・汗をかいてこその・・・・・・・・って言う姿を見せてくれているのであります。あんまり近づくと長靴履いて、鎌もってこい!なんてことになりますのでそっと遠景より。という、本日のご報告でありました。じいさまの教え。
米農家に限らず・・・・とかく農業っちゅうのは機械が必要なものでありまして・・・・もう、とっくに時代遅れになってしまった機械たちこの田植え機20年以上も頑張ってくれました。これで、茶畑の近くの田んぼコトコトコトコトはたらいて・・・・そして・・・こいつはまだそれほど古くはないのですが・・・・バインダーっちゅうてひとたばひとたば刈り取って結んで・・・この機械の時はまだまだ掛け干しでございました。そして・・・これは、自走式脱穀機ハーベスターって言いましてねえ。掛け干しした稲を、移動しながら脱穀するという機械。これに至ってはもう40年以上働いてもらっておりました。横に見えるのは耕運機の鉄車輪。ディーゼルエンジンだもんで・・・ここ2・3年ほどまったく動かしてなかったのに。するりと一発始動。子どものころは田植えもぜーーーんぶ...がんばってくれた機械たちに・・・・
いつもは・・・・晩御飯済ませたら、ごろーーーんと横になってるのが常のひとが・・・・ジタバタジタバタ・・・・せっせと荷造りで・・・・・・こんな具合に置いてあると・・・ついつい・・・・窯主空想のスイッチが入っちまうのでありまして・・・うぉーーー。なんてことが・・・・・あるかもしれず。いやいや・・明日から、御泊まりで健康診断らしゅうございます。うぉーーー。空想の世界といえども・・・
さてさて夏休みも終盤となりまして子どもたちは宿題の片づけにヒーヒー言うてるころかと存じますが・・・窯主にも・・・・やり残していた宿題がありまして・・・やっと行ってきました。ミナマタ。最初は苦海浄土との出会いから。んーーーどうしてこうなったんだろう背景は・・・時代は・・・・・チッソって?国はなにしてたの?どうして止められなかった?なんて????がいっぱいでとにかく、こりゃ現地に行って学びなおしてみにゃわからん。と、思っておったのですがだんだんと読み進めるうちに・・・加害者側と被害者の対立だけじゃなくて被害者側の住民同士でもお互いに非難し合ったり、あからさまに差別したり・・・認定患者となって想像もつかないお金を手にすることになるとそのことがまたいろんなことを呼び起こしたり・・・そんなこんなのおはなしを本で読んでいく...窯主の夏休み・・・
ふぅーー。今年の夏もけっこうあつうございますね。でも・・・・案外夜は冷え冷えで心地よーーーく過ごしております。いや・・・若干一名は、仕事から帰るとあちぃーー。と言って扇風機をブンブン回し台所仕事しては・・・ふぅーーー。あっついわねー。まったく!と・・ガスレンジにいちゃもんをつけあーー。今日は外風が涼しいねなんて窯主が言ってると・・・なーに言ってんのよもーーー。と、ますます怒りの熱が襲ってくるご様子であります。やれやれ・・・足るを知る人間自然の中でそのままに暮らすのがいちばん。なーーんてぶつぶつ言うてみても・・・・もーー。いいからはよエアコンつけて!ハイハイ・・・まあ、そんなもんでございますよ。で・・・・・稲刈りも終わって田んぼ仕事もやっとひと段落。やっと落ち着いて茶碗仕事に取り掛かっておるという次第であります。んーーーーすずし。
この猛暑の中・・・・たった一日でこの仕事をみせつけられたら・・・・ねぇ。そりゃーもう未来はAIがどうだとかバーチャルの世界で・・・・なんてことも、まったく色あせてんーーー。わたしゃこれから死ぬまでこの石垣見るたんびに思い出すことでござんしょうね。参った。こりゃー。
年中おんなじことの繰り返しなんですが・・・百姓に休みなし・・・毎日毎日・・・仕事はどれだけ追ってみても追いつくことは無しで・・・なんの仕事かっちゅうと・・・今年の雨で崩れた田んぼの土手の修理。ほとんど毎年のようにどこかしらが崩れて・・・それは、稲作が終わった後の半年(おもに、冬仕事)のうちに修理するのがお決まりの事。これがまたけっこうな重労働で・・・崩れた土を払いのけて土手の根のところまで掘り起こし・・・・・・(って全部じいさんのお仕事であるのですが)自分ちの山から・・・石垣に仕えるものを運び込む。というかなりの重労働。窯主は・・・・夕方ちょちょっと来てんーーー。えらいきばったなー。と声をかけちょいとだけ石をはこぶまねをするという。もうしわけなさ・・・・平身低頭。そのうえ・・・窯主にとっては石の数がどうとか・・...原土をひろう。
今年も稲刈りが終わってホッ。・・・・・・・という間もなく・・・・・・もうすでにじいさんは次の仕事に取り掛かり・・・・秋のかぼちゃ今年は最後だろうか今度まではなんとか行けるだろうかとか言いながら・・・おーーー。台風が来たぞとか・・・うぇー雨が降らんばいとか・・・・毎日毎日休むこともなし。秋野菜のきゃべつやらなんやら(窯主は野菜のこともよ―わからんのでありまして)苗の準備もおこたりなく。んーーー。この88歳のじいさんから見ればこの世界はどんな具合に見えているのだろうとか・・・82になるばーさん。生きとっともなかなかつらかもん。なかなか迎えはこられん。施設の窓から、外ば見れば「あん山にゃー草きりぎゃいた(行った)もんねー」とか「あん迫でにゃ蜂に刺されて・・・」とか外ばいたりきたり(行ったり来たり)するしー(氏)ばみれ...生きるっちゅうのは・・・
ふぅー。やっと今年の稲も納め終えちまいましたぜ。これが江戸時代だったらお、お、御代官様今年の作柄はよくねぇだよなんとかなんとか年貢米のお目こぼしをおねげえできねぇ・・・いーーーーーーや!それはならんぞ!なんてね。毎年毎年のこととは言いながら・・・・機械の試運転して無事に終えたら機械の掃除・・・小屋の中もやーーーっと元通りの茶碗スタイルに帰る。まったくもって毎年毎年出したり入れたりの繰り返し儲けと損ってことからかんがえりゃーあ・・・そりゃーもう、とんでもないことでござんして。パートのひと月分か良くて二月分の収入程度。はぁあー。カネじゃないんだよね。カネじゃ!なんて、うそぶいてみても・・・米作りに費やす時間を考えればなかなかストンと胸の中に落ち着くようなことは出来ないんでありますよね。ふぅー。瑞穂の国の民なーんてこ...瑞穂の国の・・・
稲刈りはどうなったんだーーーとのお言葉が聞こえてきそうな気がしておりますが・・・(誰も気にしてないか。)いやいやいや・・・・じつはもうおととい、31日からスタートしておりましてでもね。さすがにこの暑さ。とてもとてもブログアップの気力も残っておりませなんだ。それに・・・最初の田んぼに入ったとたんにトラブル・・・稲を4.5株も咬みこんだと思わせてガタンゴトンゴトン・・・・ゴトゴトゴト・・・・オーーノー――機械を開けると・・・鎌の柄の一部らしきものが舞い上がり・・・・うぉーーー。やってもうたーーー。機械の上にのせてた稲刈り鎌まで脱穀しちまったー――!で・・・・柄のみならず歯の部分まで細切れにちぎれて・・・・・なんとかこまぎれの鎌の部分部分を取り除いて・・・30分後やっと復活。ああ・・・・あぶねぇーー。いねかりできんく...稲刈り
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