我知らず。
なぜあのとき、あんなふうに言ったり振るまったりしたのだろう。なんとも解せぬ。ブロ友の方々におかれては、そんな経験がおありじゃないだろうか。わたしはしょちゅうである。まるできょうの朝早く吹いた突風のようで、びゅうっと吹いてはさっさといきすぎてしまう。あとはただしんと静まり返った風景だけが心の奥に残されている。じわじわと後悔の念がわいてくる。人間とは面白いものだとつくづく思うのは、こんな時である。人の脳の不思議さに驚く。かえりみれば、自らが意識して、この生命を与えられたわけじゃない。それは現在もそうで、各臓器やらが懸命に、動物の一種としての人間の生をまっとうさせようとがんばっている。まったく有難いことである。見えぬものと見えないもの。今や科学万能の世の中ではある。科学は見えるものだけを相手にし、その因果を究明...我知らず。
2024/05/17 11:23