ウィーン少年合唱団@東京オペラシティコンサートホール(その2)
今回は、ウィーン少年合唱団と巡る四季、的なコンセプトということで、各季節をモチーフにした曲たちを取り揃え、秋冬春夏と順に進んでいく構成になっていた。正直言ってよく知らない曲もまあまああったものの、どんな曲であっても天使の歌声のクオリティが素晴らしすぎるということに変わりはない。一年に一度、この美しすぎる歌声を耳から注入して、魂の浄化を図るのは良いことだ…!と今年も思ったのだった。 とくに好きだったのはドビュッシーの《春の挨拶》。あと、アンコールのマシュ・ケ・ナダもとてもよかった。(観客席にいた小さい男の子が曲に合わせて踊りまくっていたのもよかった。) ちなみに、今回はチケットを取ったタイミングが遅かったこともあって、ケチってB席――3階の右列端、ちょうど舞台の真横あたりという位置――を選択してしまったのだけれど、これは正直言って失敗だった。舞台がろくに見えないのは別にいいとしても、なんというか、音がぐしゃっと塊になって届いてくるような感じで、各声部を細かく聞き取るなんてことは到底無理、という席なのだった。(去年は早々とS席を取っていたことで、それはもう極上の体験ができたので、やはりここは本当に惜しまない方がいいポイント…!と反省したのだった。)
2024/07/07 18:34