『オネーギン』/アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン
プーシキンの有名な韻文小説。この岩波文庫版では散文として翻訳されているので、ふつうの小説として読むことができるようになっている。あらすじは以下の通り。 * 若くして叔父の財産と土地とを引き継いだオネーギンは、社交界の寵児として享楽的な日々を過ごすが、やがてすべてに飽き、無為で退屈な日々を送るようになる。田舎に隠棲した彼は、自分より少し年若い詩人、レンスキイと知り合う。レンスキイはオネーギンの隣家の娘、オリガに夢中で、オネーギンを彼女の屋敷へ連れて行く。オリガの姉のタチヤーナは、突然現れた都会の男、オネーギンを一目見るなり恋に落ちる。小説好きで夢見がちな性格のタチヤーナは、思いの丈を打ち明けた熱…
2015/05/24 22:24