自己との決闘 アリアードナ・グロモア著 草柳種雄訳 世界SF全集24 早川書房
「神様はつらい」を読むために図書館で借りた「世界SF全集24」収録3編のうち最後に読んだ1編です。本作の著者アチアードナ・グロモアも日本ではほぼ無名の方のようです。当時の早川書房よく発掘しましたねぇ、余程ロシアSFに強い人がいたんでしょうかねぇ。グロモアは女性SF作家、1916年生まれ第二次大戦中はゲシュタポに占領されたキエフで地下活動に参加、ゲシュタポに捕えられ死の収容所へ送られる途中で脱走という激しい経験の持ち主。評論家としても活動、キエフでの地下活動をテーマにした作品などを発表していて、SFは本作は1963年の作品で著者としての三作目のSFとのこと。(解説より)なお翻訳の出来は(私感ですが..)「クムビ」>「自己との決闘」>「神様はつらい」というところです。ただ作品としての評価(これまた私感)「神様はつら...自己との決闘アリアードナ・グロモア著草柳種雄訳世界SF全集24早川書房
2018/12/31 08:06