chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
しろくま日記 https://blog.goo.ne.jp/shirokuma_2007

読んだ本の感想など書いていきたいと思います、読む本は...気の向くままです。

しろくま
フォロー
住所
市川市
出身
東村山市
ブログ村参加

2012/09/11

arrow_drop_down
  • 五次元世界のぼうけん マデレイン・レングル著 渡辺茂男訳 あかね書房

    ’12年ローカス誌オールタイムベスト長編62位、1962年刊。1963年にアメリカで一番優れた児童文学に送られるニューベリー賞を受賞しています。これまた入手困難(amazonで取り扱いなし)なため図書館で借りました。市立図書館にもなかったため県立図書館にリクエストしての借り出しとなりました。国際児童文学全集の第9巻として1969年にあかね書房から発刊されています。この全集小学校の図書室にあった記憶があります。この赤い装丁懐かしい…。全集第11巻の「運河と風車とスケートと」は小学校のとき読んでなんだかとても記憶に残っているのでもう一度読みたいのですが....。これまたamazonだと高額(8,000円位)です。こちらも県立図書館にはあるようなのでいつかは借りて読みたいです。本作は読んだ記憶はなかったのですが、読ん...五次元世界のぼうけんマデレイン・レングル著渡辺茂男訳あかね書房

  • 永遠の0(ゼロ) 百田尚樹著 講談社文庫

    たまには今どきの作品(かつSFでないもも)を読もうかなぁということで本書を手に取りました。といっても本書2006年刊行ですからそれほど新しくはないんですけれどもね...。もっとも著者の処女作となる本作ですが、”当初原稿を持ち込んだ多くの出版社には認められず、縁あって2006年にサブカルチャー系の太田出版から書き下ろしで発表された”(wikipediaより)ようで最初は認められなかったようです。2009年に講談社で文庫化されてから話題になって売れ出したようですのでまぁ一般的には2010年代の作品とも言えますかねぇ。岡田准一主演の映画が2013年で世の中では話題になっていたようですからまぁ…私の読む本としては新しい部類に入るかと。今どきの話題になって売れる小説は「面白いんだろうなぁ」という認識は持っていて、本作も気...永遠の0(ゼロ)百田尚樹著講談社文庫

  • 自己との決闘 アリアードナ・グロモア著 草柳種雄訳 世界SF全集24 早川書房

    「神様はつらい」を読むために図書館で借りた「世界SF全集24」収録3編のうち最後に読んだ1編です。本作の著者アチアードナ・グロモアも日本ではほぼ無名の方のようです。当時の早川書房よく発掘しましたねぇ、余程ロシアSFに強い人がいたんでしょうかねぇ。グロモアは女性SF作家、1916年生まれ第二次大戦中はゲシュタポに占領されたキエフで地下活動に参加、ゲシュタポに捕えられ死の収容所へ送られる途中で脱走という激しい経験の持ち主。評論家としても活動、キエフでの地下活動をテーマにした作品などを発表していて、SFは本作は1963年の作品で著者としての三作目のSFとのこと。(解説より)なお翻訳の出来は(私感ですが..)「クムビ」>「自己との決闘」>「神様はつらい」というところです。ただ作品としての評価(これまた私感)「神様はつら...自己との決闘アリアードナ・グロモア著草柳種雄訳世界SF全集24早川書房

  • クムビ ゲンナージー・ゴール著 飯田規和訳 世界SF全集24 早川書房

    「神様はつらい」を読むのために借りた「世界SF全集24」でしたが、せっかく借りたので収録作、他2篇も読んでおこうということで読みました。1963年刊行の作品、著者のゲンナージー・ゴールは日本ではほぼ無名(多分)ですが、1907年生まれということですから本作書いた段階で55歳とベテラン作家。戦前から非SF作品を発表していたようです。第二次大戦中は有名なレニングラード攻防戦に義勇軍として参加。戦後に科学者たちが主人公として登場する作品を書き出し関心がSFに向かったとのこと。(解説より)私と同じく「神様はつらい」目当てでこの本を借りた人のネット上の感想見るとこの「クムビ」の評判が高かったです。訳者の飯田規和氏は旧訳版の「ソラリス」を訳した方で訳は収録3作中一番の出来と思いましたし、それなりにうまくまとまっている作品と...クムビゲンナージー・ゴール著飯田規和訳世界SF全集24早川書房

  • 神様はつらい ストルガッキー兄弟 著 太田多耕訳 世界SF全集-24 早川書房

    再びSFに戻り、読書の対象としている'12年ローカス誌オールタイムベスト長編、58位の作品です、1964年刊行。本作この早川書房刊の「世界SF全集24」に載っていることはわかっていたのですが...。1970年刊行かつ他の刊より品薄なのか古本も高価(amazonで確認したら9000円台)と入手するのに躊躇する価格。ということで今回は図書館のお世話になりました。閉架ではありましたが地元の図書館にあったので借りるのは容易でした。割と所有にこだわる方なのですが、コレクターではないので入手困難本は図書館でいいかなぁと今回改めて思いました。眉村卓の司政官シリーズの集大成となる長編「引き潮のとき」1-4巻などもamazonで各巻5000-9000円とかなりの値段....。アシモフ自伝全四冊なども同様、この辺は地元の図書館にあ...神様はつらいストルガッキー兄弟著太田多耕訳世界SF全集-24早川書房

  • ゴッホ殺人事件 高橋克彦著 講談社文庫

    SFが続いたので目先を変えたくミステリーです。といってもシックな作品ではないですが...。浮世絵三部作(「写楽殺人事件」「北斎殺人事件」「広重殺人事件」)読んだあたりで気になってブックオフで108円棚で見かけて下巻を買ってからしばらくして上巻を買って揃えました。現在は他の多くの高橋克彦作品と同様に紙版は絶版となっており、kinndle版だけとなっているようです、2002年刊行。本来は美術史シリーズ三部作となる予定だったようで、次作となる予定の「ダ・ヴィンチ殺人事件」は2003年3月から講談社の雑誌IN★POCKETで連載されていたようですが…(解説に書いてあった)色々探して見ても現在完成した形で刊行はされていないようです。高橋克彦、その頃から作品数激減している感じですが???です。ということで浮世絵三部作の流れ...ゴッホ殺人事件高橋克彦著講談社文庫

  • アシモフ短編集未収録SF短編-SFマガジン

    本ブログで何回か書いていますがアシモフの邦訳されたSF作品は全部読もうと思っています。一応アシモフ単著の長編は「永遠の終わり」でコンプリートのつもりです。短編の方は短編集収録作品は「コンプリート・ロボット」収録の未読分を読んで完読したつもりです。未収録で邦訳のある作品のうち「S-Fマガジン」掲載の作品は読了したのでまとめて紹介です。他にも数点ありそうなのは認識していますが...まぁここまでやれば、「アシモフ作品」だけならまぁまぁマニアかと...。該当の「S-Fマガジン」はあれやこれやで入手しました。入手経緯ですが、1970年1月号:覆面座談会事件の流れで購入済(アマゾンで古本)でした。1982年2月号アマゾンやら色々探しましたがどうにもみつからずヤフオクで1年分12冊を2000円で購入、「引き潮のとき」の連載な...アシモフ短編集未収録SF短編-SFマガジン

  • 最後にして最初の人類 オラフ・ステープルドン著 浜口稔訳 国書刊行会

    「大地は永遠に」に続き、'12年ローカス誌オールタイムベスト71位の本書を手に取りました。また本作は'06年SFマガジン海外長編45位にもなっております、1930年刊。ほぼ日本では忘れられていたステーブルドンの処女作である本書を国書刊行会が2004年に刊行したものです。当時話題になったのか2006年のSFマガジンの海外長編ベストではランクインしていますね。現在絶版のためこれまたアマゾンで古本を入手しました。ステーブルドンは英国の人。1886年生まれ、日本では明治19年、本書は1930年(昭和5年)刊行、著者44歳にしての処女作となります。それまでは第一次世界大戦へ救急部隊員として従軍、その後大学で哲学の博士号を取得、哲学・英文学・心理学の講師などをしていたようです。SFの父であるH.G.ウェルズが1866年生ま...最後にして最初の人類オラフ・ステープルドン著浜口稔訳国書刊行会

  • 大地は永遠に ジョージ・R・スチュワート著 中村能三訳 ハヤカワ・SF・シリーズ

    本書は’12年ローカス誌オールタイムベスト67位、1949年の作品となります。1951年に第一回の「国際幻想文学賞」を受賞しています。この賞1951年から1957年と短命でしたがスタージョンの「人間以上」シマックの「都市」最後の1957年にはトルーキンの「指輪物語」とそうそうたる作品が受賞しています。本書は文庫化されていないので、新書版のハヤカワ・SF・シリーズの古本をアマゾンで注文して入手しました。奥付見ると昭和43年(1968年)5月刊行、私が生まれる2年前の刊行です。解説は福島正実氏、福島氏らしいなんとも真面目な解説です、この辺も時代感あります。原題は"EarthAbides"聖書の伝道之書第一章第4節の文句「世は去り、世は来る、地は永遠にたもつなり」から取られているそうです。いわゆる「エンターテイメント...大地は永遠にジョージ・R・スチュワート著中村能三訳ハヤカワ・SF・シリーズ

  • 永遠の終わり アイザック・アシモフ著 深町真理子訳 ハヤカワ文庫

    本書は’12年ローカス誌SF長編オールタイムベスト66位、1955年の作品です。アシモフのSF長編、本書の感想を書いてコンプリートです!!!アシモフの邦訳SF作品、あとは短編集未収録作品を残すだけですがほぼ制覇といっていいので数年越しの課題が終わり感無量です。本書の初読は小学校高学年か中学生頃ですが、その後も何回か読みなおしていて最後に読んだのが12~3年前、古本屋で見つけて買って読みました。(もともとの本は実家にあったため買った)その時本書の構成の巧みさに舌を巻いた記憶があり改めてアシモフを見直し、「またSFを読もう」というきっかけのなった作品です。若干あっさりし過ぎている感はありますが緻密な構成で完成度の高い名作だと思います。アシモフの長編では「ファウンデーション三部作(1,2,3)」「神々自身」と本書あた...永遠の終わりアイザック・アシモフ著深町真理子訳ハヤカワ文庫

  • ながい坂 上・下 山本周五郎著 新潮文庫

    前にも書きましたが、本書、個人的にとても評価の高い作品です山本周五郎作品は父親が好きだったこともあり、小学校高学年頃からちらちら読んでいました。「武家もの」「人情もの」の時代小説短編が代表的な作品ということになるんでしょうが、長編もNHKの大河ドラマになった「樅の木は残った」や、連作短編になるかと思いますが黒澤明が映画化した「赤ひげ診療譚」などもそれなりにポピュラーです。他、黒澤明監督の「椿三十郎」の原作が「日々平安」、最近でも2000年に「雨あがる」が映画化されたりと多くの作品が映像化されています。なお「赤ひげ診療譚」はとても好きで中学生から高校にかけて何度となく読み返しました、最近では10年前くらいに読み返したような....。そんなこんなもあり「私的日本小説番付」では「赤ひげ診療譚」「大関」です。以下「文学...ながい坂上・下山本周五郎著新潮文庫

  • 文学賞メッタ斬り! 大森望・豊崎由美著 PARCO出版

    大森望氏のことは「日本SF作家クラブ入会否決事件」のことなどで興味を持っていて(コニー・ウィリス作品の翻訳やSF関係の各種文章などももちろん)豊崎由美氏との対談形式での共著の本書の存在も認識していてちょっと気になっていました。(豊崎氏の方は全然存じ上げませんでした。)そんな中、今年春先に立ち寄ったブックオフで本書が200円で販売していて購入しました。このブログ見ていただくとわかると思いますが、わたくし国内外問わず「最近」の文学事情に疎いのでちょっと「勉強しておきたいなぁ」というのもありました。もっとも本書は2004年3月発刊なので、ほぼ2003年の国内文学ー文学賞事情が語られています。15年前.....ですが私にはかなり新鮮な作家、作品が多く参考になりました。文学賞事情も15年でかなり変わっているとは思いますが...文学賞メッタ斬り!大森望・豊崎由美著PARCO出版

  • メモリー上・下 L.M.ビジョルド著 小木曽絢子訳 創元推理文庫

    「天空の遺産」に続いてのヴォルコシガン・サガとなります。本書の発刊は「天空の遺産」の直後、1996年となりますが時代設定は「ミラー・ダンス」の直後マイルズ29歳となります。(作中で30歳の誕生日を迎えます。)‘12年ローカス誌オールタイムベストSF長編65位、1997年のヒューゴー、ネピュラ、ローカス三賞に輝く作品です。(とりあえずここにたどり着くためにヴォルコシガン・サガを読んできました)これまた現在絶版なので、ブックオフで探し出して入手済みでした。(上下とも108円!)内容紹介(裏表紙記載)上巻特命作戦の遂行中、マイルズは低温蘇生の後遺症による発作を起こし、救出すべき捕虜を死なせかけてしまう。だが彼は発作の一件を隠して機密保安庁に報告し・・・・・・結果、イリヤン長官から最悪というべき処分を受けた。失意のあま...メモリー上・下L.M.ビジョルド著小木曽絢子訳創元推理文庫

  • 天空の遺産 L.Mビジョルド著 小木曽絢子訳 創元推理文庫

    「SF」ヴォルコシガン・サガに戻りました、本作の時代設定は「ミラー・ダンス」から6年ほど遡りマイルズ22歳。「遺伝子の使命」とほぼ同時期となります。ただ発刊順は「ミラー・ダンス」(1994年)の直後、1995年となります。時代設定では「ミラー・ダンス」の直後にあたる「メモリー」が1996年発刊ですので間にはさまれた形です。「ミラー・ダンス」「メモリー」ともに割と重めな展開ですので、本作のように後に直面する大変な事態を知らないマイルズの大活劇を書いておきたかったんでしょうかねぇ、本作ではマイルズ大活劇がシンプルに楽しめます。なお本作に「ネイスミス提督」としてのマイルズは出てきません、その辺の話が好きな人には物足りないかもしれません。こちらも現在絶版のためamazonで古本で購入。内容紹介(裏表紙記載)敵星セタガン...天空の遺産L.Mビジョルド著小木曽絢子訳創元推理文庫

  • 同時代ゲーム 大江健三郎著 新潮文庫

    本作まぁ普通に考えると「SF」ではないのでしょうが....。1979年の発刊で、発刊当時世間的に不評であったため、本作を高く評価していた当時日本SF作家クラブの事務局長の筒井康隆が本作に受賞させようと「日本SF大賞」を創設したという話があります。(wikipediaー日本SF大賞)結局第一回は小松左京が強く推す「太陽風交点」が受賞しましたが、第二回は井上ひさしの「吉里吉里人」が受賞と、ジャンルとしての「SFにこだわらない」姿勢は貫かれた感じです。「太陽風交点」の受賞はその後早川と徳間の抗争の基になっていますし、「吉里吉里人」に受章させるくらいなら、もっと他の作品を評価した方が後のSFの発展につながったような気もするので成り立ちからこの賞ジャンルSFにとってどうか?という気がしますが...。と余談はともかく、昨年...同時代ゲーム大江健三郎著新潮文庫

  • コンプリート・ロボット(短編集未収録作品)アイザック・アシモフ著 小尾芙佐訳 ソニーマガジンズ

    アシモフのSF短編集ほぼ制覇したのですが....。本書「コンプリート・ロボット」はアシモフのロボットもの31編を集めた短編集ですが、その中で5編だけ他の短編集に収載されていない作品が入っています。すでに絶版となっており、古本もamazonで調べると8,000円超えと高価です...。図書館で借りようかなぁ...とも思ったのですが他ならぬ「アシモフ」ですので大人買いしました。この手のamazonで古本が高い本はブックオフ・オンラインの方が安めな傾向があり本書もそちらで登録していたら5,000円台の出物があったのでそちらで購入しました。内容紹介(amazon紹介文より)巨匠アイザック・アシモフのロボット短篇全集!「サイエンス・フィクションを書いていたというたったそれだけの理由で、わたしは自分では知らずして——世界の様...コンプリート・ロボット(短編集未収録作品)アイザック・アシモフ著小尾芙佐訳ソニーマガジンズ

  • 占星術殺人事件 島田荘司著 講談社文庫

    SFが続いたので、趣向を変えてミステリーを読みました。本作、週刊文春の'12東西ミステリーベスト100で国内3位となっています。1位が「獄門島」2位が「虚無への供物」ともはや古典と言っていい作品ですから、近年の作品としては最高の評価を得ている作品といえるでしょう。本書は1981年発刊、江戸川乱歩賞の最終候補作に残った作品とのことで島田荘司氏のデビュー作となります。”2014年1月イギリスの有力紙「ガーディアン」で本作が「世界の密室ミステリーベスト10」の第2位に選ばれた”りもしているようです(wikipedia、他)その他本自体は数年前にブックオフで入手済み近年改訂完全版も出版されているようですが....。まぁオリジナル版でいいかなぁと。(どうなっているのかは気になりますが)内容紹介(裏表紙記載)怪事件は、ひと...占星術殺人事件島田荘司著講談社文庫

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、しろくまさんをフォローしませんか?

ハンドル名
しろくまさん
ブログタイトル
しろくま日記
フォロー
しろくま日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用