古典舞踊の会 賤の苧環編
長唄賤の苧環編藤間信子■賤の苧環とは?頼朝に捕らえられた静御前は、鶴ヶ丘八幡宮でやむなく白拍子の舞を奉納することとなる。そのとき静が敵の前で舞った曲。真っ赤な朱塗りの舞台セットの中で、荘厳な雰囲気の踊りでした。ゆっくりとしていて、かつ特別大きな動きのある踊りではありませんが、だからこそ非常に難しい踊り。緊張感の中で、人をひきつけていかなければいけない、素人ではなかなか踊れない踊りじゃないかなあと思います。個人的には、先生はこのタイプの「感情を押さえつけて踊りでじわじわと表現する」という踊りが大得意だと分析しています(笑)表面的には、とても静かでどちらかというと地味、でもものすごく強靭な芯を持ち、なんだかんだといって有無を言わせない女性。よく先生が「踊りはその人の持つ人間性をあらわにする」と話していますが、全くそ...古典舞踊の会賤の苧環編
2008/02/24 21:52