たくさんの新人と、「関の小万」
藤間流であればみんなが通る道、それが「関の小万」です。7歳くらいの女の子が、笠を持って山を越えていくさまを描いたこの曲は、日本舞踊の基礎的な動作が多く含まれているため必ずと言っていいほど藤間流で一番初めに教えてもらえる曲となります。端から見ていると、たいしたことないシンプルな動きが多いのですが、初心者にとっては非常に難解な曲だったのを覚えています。右を向くときは、まず右の足の向きを変えて、左の足を出し、左を向くときは、まず左を向く方向に変えてから、右の足を出し、だんだんと足がもつれそうになり、ひっくり返りそうになってしまうのです。今日の練習では、初心者が4人。一人が一章節を進んでも、4人目のころにはずいぶんと先に進むことができた練習でした。まだまだみんな初々しいのですが、すでにこのころからその人らしい踊りになっ...たくさんの新人と、「関の小万」
2008/03/04 00:46