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ぽつお番長の映画日記 https://blog.goo.ne.jp/eigaban

映画ライター中村千晶(ぽつお)のコラム。最新映画を紹介。正直モットーですがネタバレはしません。

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2012/04/11

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  • ダ・ヴィンチは誰に微笑む

    ヤバめのロシア富豪から、かの国の王子まで取材してるのがなかなかやるなぁ、と。*************************************「ダ・ヴィンチは誰に微笑む」68点★★★☆*************************************2005年、ごく普通の民家での遺品整理で出てきた1枚の絵画。美術商が13万円で買い取ったその絵がレオナルド・ダ・ヴィンチの最後の作品にしてイエス・キリストを描いたとされる「サルバトール・ムンディ」(ラテン語で『世界の救世主』の意味)の“本物”だとされ2017年に史上最高額510億円で競り落とされた――!という驚きの騒動を描いたドキュメンタリーです。いや、ドキュメンタリーというかこれは“ノンフィクションムービー”と宣伝文句にもあるのでそっちのほうが近い...ダ・ヴィンチは誰に微笑む

  • ディア・エヴァン・ハンセン

    伝えたいことが明確で音楽もいい!「ディア・エヴァン・ハンセン」72点★★★★**********************************高校生のエヴァン・ハンセン(ベン・プラット)はシングルマザーである母(ジュリアン・ムーア)と二人暮らし。日常にさまざまな不安を抱える彼は学校でも目立たず、孤独を抱えていた。彼はセラピーの一環として、自分宛の手紙を書くことになる。「親愛なるエヴァ・ハンセンへ」――だがエヴァンは学校でその手紙を同級生コナー(コルトン・ライアン)に持ち去られてしまう。数日後、エヴァンは学校で校長に呼び出されコナーが自殺をしたと知らされる。そしてやはり友人のいなかったコナーのポケットに「親愛なるエヴァン・ハンセンへ」というエヴァン宛の手紙があったことも――。悲しみにくれるコナーの両親に「息子と...ディア・エヴァン・ハンセン

  • ユダヤ人の私

    「ゲッベルスと私」監督チームによるドキュメンタリー。***********************************「ユダヤ人の私」74点★★★★***********************************2018年に公開されヒットした「ゲッベルスと私」(2016年)の監督チームによるホロコースト証言シリーズ第二弾。ユダヤ人として4つの収容所を生き延びたマルコ・ファインゴルト氏(撮影時105歳!)の語りとアーカイブ映像で綴られています。ナチスやホロコースト、と聞くと「凄惨で過酷な体験談」を思い浮かべると思いますがしかしマルコ氏が話したいのは決して被害者である自分の「可哀想な話」じゃない。彼が伝えたいのはあのとき、その場にいた人にしかわからない「時代の空気」なんです。そこがこの映画の重要なポイント...ユダヤ人の私

  • リトル・ガール

    あまりに重要で、やさしいドキュメンタリー。**********************************「リトル・ガール」75点★★★★**********************************フランス北部、エーヌ県に暮らす7歳のサシャをセバスチャン・フリッツ監督が追ったドキュメンタリーです。といっても最初、しばらくはドキュメンタリーと思わずに観てた。サシャがあまりに可愛らしくて絵になりすぎたから(笑)サシャは生まれたときの性別は男性だけど2歳過ぎから「自分は女の子」と訴えてきた。両親も、きょうだいもそれを受け入れてるけどでもサシャは学校にスカートをはいて行くことは許されない。バレエスクールでも、チュチュを着ることが許されずそれを着てキラキラする女の子たちを、じっと見ている。そんなサシャを見てい...リトル・ガール

  • ボストン市庁舎

    ここにある問題はあなたの街の問題だ。見るべき映画!***************************************「ボストン市庁舎」74点★★★★***************************************「ニューヨーク公共図書館」(17年)が大ヒットしたフレデリック・ワイズマン監督による観察型ドキュメンタリー。今回は自身の生まれ故郷である米マサチューセッツ州・ボストンの市役所にカメラを向け、274分(4時間34分)!とさらに記録更新中です(笑)ワシは「図書館」より「ニューヨーク、ジャクソンハイツへようこそ」(15年)が好きなんですが今回はこちらに近い感じがする。274分、この街に暮らした気になるシリーズ(笑)実際、会議のシーンも多く、ところどころ眠くなりはしましたが(←ダメ。苦...ボストン市庁舎

  • モーリタニアン 黒塗りの記録

    関係者全員の良心が映画から立ち昇る!「モーリタニアン黒塗りの記録」77点★★★★**********************************2005年。人権派弁護士のナンシー(ジョディ・フォスター)のもとにある案件が持ち込まれる。2001年に米同時多発テロの首謀者としてキューバのグアンタナモ米軍基地に連行されたアフリカ・モーリタニア出身の青年モハメドゥ(タハール・ラヒム)の弁護の案件だった。拘束されてから4年、モハメドゥは裁判も受けられず「無実だ!不当な拘禁だ」と訴えながら、過酷な収容生活に耐えていた。モハメドゥに面会したナンシーは弁護を決意し、彼に手記を書くように言う。だが同じ頃、モハメドゥを死刑第一号にすることを望む米政府はスチュワート中佐(ベネディクト・カンバーバッチ)にモハメデゥの裁判を担当させ...モーリタニアン黒塗りの記録

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