『ツミデミック』 一穂ミチ
ツミデミック - 一穂 ミチ 106冊目。 24〜29日。 大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。 ある日、バイト中にはなしかけてきた大阪弁の女は、中学時代に死んだはずの同級生の名を名乗った。 過去の記憶と目の前の女の話に戸惑う優斗はーー「違う羽の鳥」 調理師の職を失った恭一は家に籠もりがちで、働く妻の態度も心なしか冷たい。 ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。 近隣の一軒家に住む老人からもらったという。隼からそれを奪い、 たばこを買うのに使ってしまった恭一は、翌日得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れるがーー「特..
2024/11/29 17:57