【雑感-10】ストックホルムからの手紙(2)

【雑感-10】ストックホルムからの手紙(2)

スウェーデンの友人から、DagensNyheter新聞に1月5日に掲載された『西側諸国は負債のトラウマに悩まされる』という記事が送られてきました。国土強靭化計画を始めとする一連の経済政策に世界の目が集まっているだけに、日本発の成功モデルとなることを祈らざるを得ません。***これまで我々は、負債を蓄積している日本が1990年の危機の際に行った負債解消努力が完全に失敗していると見ており、慢性的な経済成長、急激に拡大する国家負債が“日本病”の病巣と見なしてきた。今では20年前に“太陽が最初に上がる国”で発生した事が欧米で発生している。1980年代には不動産バブルが最高潮に達し、銀行は際限も無く貸し出しを行い投機熱を煽った時期であったが、バブルが弾けると沈黙した。その後に日本では商業用地の価格が86%も下落し、同時に民...【雑感-10】ストックホルムからの手紙(2)