悲しめない死
祖母が危篤だと、母に起こされた。 夜の11時近く。私はすでに気持ちよく夢の中を泳いでいて、眠気と面倒くささの方が先に立つ。 しかし10秒ばかり考えて、ふだん、リアルな死に接する機会はあまりないので、これはバカみたいに寝ているよりも価値があると思い直し、さっさと身支度を整えて老親とともに病院へ向かった。 よくよく考えれば、危篤とはなんだろうか。調べてみると、要するに「今にも死にそうなこと」である。
2021/08/24 13:57
2021年8月 (1件〜100件)
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