羽黒神社宮司のブログ

二ヶ月そのままの門松

震災以降、集落には総代さんはおろか、氏子さんがほぼ誰もいない状態で、実に二ヶ月も放置したままだった門松を、今日やっと片付けました。やる人が誰もいないので、自分…

2024/02/29 17:54

正院っ子♪

つまりですね、避難所の小学校にいた小中高校生たちは、「正院っ子チーム(だったかな？)」という名で、少ないながらみんなで協力しあい、炊き出しや掃除のお手伝い、は…

2024/02/28 20:23

御神体救出劇②

御神体をお納めする本殿は、覆屋ごと1メートルほど東にずれて、さらに、倒れた拝殿に引っ張られたかたちで、大きく前に傾き、ひょっとしたら、本殿の前から御神体を出す…

2024/02/27 17:04

御神体救出劇

先般、神社の復旧ボランティアのため、県外の某神職様が、車でお一人で来られました。まず、申されたことは、羽黒神社のあまりの惨状と、ほとんど報道されない、珠洲正院…

2024/02/26 17:38

まずは追悼から

2月23日、天長祭。本来、天長祭は聖上ご誕生の日を国民挙ってお祝いし、安寧な御代を神々に願うお祭りでありますが、令和6年能登半島地震の被災地として、氏子内に多…

2024/02/25 17:49

しめなわ

羽黒神社と、社務所兼自宅には、合計11本の注連縄(しめなわ)が掛かっていましたが、それは毎年、兼務社の氏子さんに製作をお願いしておりましたが、今年の注連縄も、…

2024/02/22 22:22

天長祭準備

当社の天長祭(天皇誕生日奉祝祭)は、例年ですと、本務兼務各神社の氏子会長様がたに、羽黒神社にお集まりいただき、10社合同で齋行いたしておりましたが、本年は震災…

2024/02/21 17:59

仮設からの数日間

ようするにですね仮設住宅入居の日も、取材陣が殺到していまして、テレビにはこういう映像が流れておりまして、あ！ウチの宮司や！と、巷では話題になっただけでなく、全…

2024/02/20 16:49

二月月次祭(つきなみさい)

毎月19日の月次祭、今朝は6時10分前に起きて、羽黒神社へ向かう途中、振り向きましたらば、小学校近くにある忠魂碑の横から、真っ赤な朝焼けが見えました。潰れた羽…

2024/02/19 18:01

仮設住宅にも神宮大麻を！

仮設住宅入居以来、生活に必要なものを取りに、家と行ったり来たりしておりますが、もちろん、羽黒神社は毎日行っていて、倒壊からまぬがれた齋館で、少しでも神事が出来…

2024/02/18 21:43

船絵馬発見！

倒壊した拝殿の東側、お隣さんの車庫を押し潰す勢いでななめ東に崩れた拝殿は、杉の木で止まり、その、地についた屋根の下の隙間に、それはありました。(↓これは過去画…

2024/02/16 22:07

再び、小学校へ

実は、今私がいるところはネット環境が劣悪で、記事は書けるには書けるんですが、投稿しようとするとエラーが出る状況でして、しかたなく、避難所となっている小学校のW…

2024/02/15 15:37

宮司就任祝いの装束

激しく傾いて、やっと建っている危険な我が家のお座敷から、狩衣(かりぎぬ)一領を発見しました。濡れていたので、干してありますが、うっかりしておりました。この狩衣…

2024/02/13 14:27

三人の参列者

建国記念の日でした昨日、羽黒神社齋館に於きまして、紀元祭を齋行いたしました。祭礼前の食事は四つ足のものを控えていて、だいたいいうどんかそばが多いのですが、この…

2024/02/12 10:55

ここ三日間は・・・

本日2月11日、建国記念日を奉祝し、被災避難中ではございますが、午後4時より、羽黒神社齋館にて、紀元祭を齋行致します。(看板の左奥の建物が齋館)その前々日も、…

2024/02/11 11:51

三方(さんぼう)を直す

拝殿横に出し屋で建っていた神饌所(しんせんじょ)は激しい揺れで、屋根ごと引きちぎられたように倒れ、拝殿にあるものは、屋根の下敷きで出すのは到底無理として、この…

2024/02/09 15:58

兼務社被災状況④

正院とは川を挟んですぐとなりの、熊谷町、稲荷神社。戸が外れ、さっそく板が張り付けてあります。遠目にはわかりませんでしたが、木製の鳥居が、大きく南に傾いています…

2024/02/07 14:30

兼務社の被災状況③

前々回の続きですが、多くの方が申されているとおり、津波や火災の被害をのぞき、地震の「揺れ」の被害でみれば、正院は別格、だそうで、(金沢から支援に来られたかたは…

2024/02/06 17:17

10数時間かけて駆けつけてくれた友人

メールで、明日そっち行く、って言うから、正直、そんな無茶な・・・って思っておりましたのは、もう40年近く前に一緒に京都國學院を卒業した、古川神社のT宮司。遥か…

2024/02/05 15:30

兼務社の被災状況②

羽黒神社は、なんとか齋館で神事が出来るように体裁を整え中です。まずは、元日からそのままになっていた齋服や、巫女さんの装束の片付け。雨漏りがする齋館ではたためず…

2024/02/04 08:14

兼務社の被災状況

先月末、ようやく宮司を兼務するお社の被災状況を確認するため、車で回ってまいりました。地震後、一週間ほどは、自宅から車を出せる事すら出来ず、出せた後も、道路の破…

2024/02/03 16:35

ひと月目の祈り

正直、昨日までは、あまりの生活の変わりように翻弄されつつも、見る風景、聞く情報に絶望し、前途の不安を考えつつも、自分を見失わないように行動するのに必死で、(し…

2024/02/02 12:32

如月おついたち

前日に、倒壊寸前の御輿庫から案(お供えの台)を取りだし、あらためて齋館の掃除をいたしました。前日に、ボランティアの皆様に、屋根にブルーシートを張っていただきま…

2024/02/01 13:38