初夏の風と、生きるということ

初夏の風と、生きるということ

初夏というか、まだ六月の初めである。梅雨前だから、せめて薫風というべきか、どちらかというと五月のさわやかな気候の、最高の日だ。からっとしていて、ちょうどいい気温に、日向は暑いが、日陰に入るとひんやりする。いい日だ。人生もまあまあ長く生きていると、いろいろと感じて面白い。生きるということを長いスパンで、さまざまな角度から見るとともに、日々の出来事を大事に感じていると、幸せ感が押し寄せてくる。家族が健康であること、仕事があること、好きな事が出来ること。悩みもあるが、希望もあり、たくさんの記憶と、楽しい思い出がある。そして、自分の思いの焦点をコントロールすれば、楽しいことで人生は埋め尽くされる。孫がすくすく成長し、子どもたちは元気でやっている。私も家人も、年寄りも毎日生きている。草木がはなやかに咲き、さわやかな...初夏の風と、生きるということ