翻訳できない世界のことばエラ・フランシス・サンダース 前田 まゆみ 創元社 2016-04-11売り上げランキング : 183Amazonで詳しく見る by G-Tools 「翻訳できない」とは、原語では一言で表せる内容を英語では一言では表現できない、という意味。言語学的な話では全くなく、作者が己のセンスによって選んだ言葉が集められている。 そんな訳で、日本語からも4単語が選ばれている。その解説も作者のセンスによるので、実際にどんな...
見た瞬間に欲しくなってしまったのがこのスマホカバー。 ちなみに私のはiPhone6plusなので、文庫よりも新書っぽい縦横比になってしまってしまい、あんまり某文庫っぽく見えないという悲しさ。 他にもそれっぽいスマホカバーが存在する。...
『消えるオス 昆虫の性をあやつる微生物の戦略(DOJIN選書)』感想:★★★★★
消えるオス:昆虫の性をあやつる微生物の戦略 (DOJIN選書)陰山 大輔 化学同人 2015-07-03売り上げランキング : 210825Amazonで詳しく見る by G-Tools DOUJIN選書って面白いじゃん!と思わせてくれた一冊。 オスとメス、この複数の性のシステムは現存生物の多くを支える根幹的なシステムであるが、しかしこのシステム自身は奇妙に不完全である。 この不完全性に付け込んだのか、あるいはそれ故に性システムが不完全なのかは定か...
『スラヴ世界のイースター・エッグ―ピーサンキからインペリアル・エッグまで(ユーラシア選書)』感想:★★★☆☆
スラヴ世界のイースター・エッグ―ピーサンキからインペリアル・エッグまで (ユーラシア選書)栗原 典子 東洋書店 2008-03売り上げランキング : 801278Amazonで詳しく見る by G-Tools タイトル通りの内容の一冊。春分の日は終わってしまったが、今年の東方正教会のイースターは5月1日とやたらとズレているので、セーフということで一つ。 スラヴ世界でのイースターの意味と歴史を紹介し、ソ連時代の抑圧をくぐり抜けて今も伝わる...
幽 (百年文庫)ワイルド ウォルポール サキ Oscar Wilde ポプラ社 2011-07売り上げランキング : 765506Amazonで詳しく見る by G-Tools 百年文庫の84『幽』はイギリス特集。 収録作品は以下。・「カンタヴィルの幽霊」 ワイルド、小野協一・訳・「ガブリエル・アーネスト」 サキ、浅尾敦則・訳・「ラント夫人」 ウォルポール、平井呈一・訳 タイトルの通り、幽霊特集。2作目はちょっと違うが。...
声に出して読みづらいロシア人 (コーヒーと一冊)松樟太郎 ミシマ社 2015-05-23売り上げランキング : 184517Amazonで詳しく見る by G-Tools 「ロシア人の名前って読みにくくない?」という誰もが一度は思うであろう疑問に真面目に立ち向かった一冊。 ただ現実の名前以外にもドフトエフスキー作品の登場人物まで俎上に上がっているのが、なんだかちょっと残念。 そしてロシア語ともう二年ほど仲良くしているせいか、別段読みにく...
逃 (百年文庫)田村 泰次郎 ハーディ ゴーゴリ Thomas Hardy ポプラ社 2011-08売り上げランキング : 1318353Amazonで詳しく見る by G-Tools またしても百年文庫。 とは言え、今回の『逃』は、正直あまり面白くない。「男鹿」は良い作品なんだが、他の2作があんまりなぁ。 収録作品は以下。・「男鹿」 田村泰次郎・「幌馬車」 ゴーゴリ、横田瑞穂・訳・「三人の見知らぬ客」 ハーディ、井出弘之・訳...
『原典によるロシア文学への招待―古代からゴーゴリまで』感想:★★★★☆
原典によるロシア文学への招待―古代からゴーゴリまで川崎 隆司 成文社 2008-11売り上げランキング : 1660085Amazonで詳しく見る by G-Tools 何故この本を手に取ったのか、その理由はもう忘れてしまったが、しかし出会えて良かったなと思えた一冊。 時代時代の代表的な作品と共に、その頃の歴史について記述するというスタイルで進む。引用される作品がどれも興味深いのだが、その引用部分以外の邦訳が存在しないことの方が多く...
架 (百年文庫)火野 葦平 吉村 昭 ルゴーネス Leopoldo Lugones ポプラ社 2011-10売り上げランキング : 1011593Amazonで詳しく見る by G-Tools 個人的にかなりお久しぶりな百年文庫。ポプラ社ちゃんのことはあまり好きではないので、珍しく図書館本。 薄い上に文字が大きくて、さっくりと読み終わるシリーズ。 今回の収録作品は以下。・「伝説」 火野葦平・「火の雨」 ルゴーネス、牛島信明・訳・「少女架刑」 吉村昭 本書...
図説 ロシアの歴史 (ふくろうの本)栗生沢猛夫 河出書房新社 2010-05-20売り上げランキング : 376946Amazonで詳しく見る by G-Tools お馴染み変なサイズのふくろうの本。変なサイズ故なのか、「図説」の名に恥じぬ画像の多さ。 ロシアという国家の設立から現代までを、コンパクトにまとめているなかなか得がたい一冊。それと同時に一方的な決めつけを極力避けようと努力している節が見え、好感を抱かせる。 が、その態度故に描...
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