磯浜日記～蟹が行く～

戦争は君主制を危険にさらす

憲法九条について最近考えたこととして、戦争は君主制を危険にさらすということだ。 第一次世界大戦前は君主制で、仮に戦争に敗北したとしても、主権を回復すれば君主制は復活していた。 ところが第一次世界大戦後、ロシア、ドイツ、オーストリアの三帝国が倒れた。 いずれも戦争に敗北したからだ。 そして君主制は共和制となり二度と復活しなかった。 ただ第二次世界大戦後、君主制の長所を取り入れた大統領制を作る国がで...

2024/05/19 17:07

今の社会政策は「相談、訓練、助成」の三本柱でしょう

今の社会政策は「職業相談、能力開発、助成金」でしょうけど、簡単に言えば「相談、訓練、助成」の三本柱でしょう。 平成のバブルの頃までは日本は大変な土建国家でした。 ところがそれがバブルの引き金になったため、雇用対策のための公共事業は維持されつつ「相談、訓練、助成」がひじょうに重視されるようになった。 そらが就職活動と合わせ、かろうじてバブル後も失業率5%以内になっていた。 しかし求職者として数えられ...

2024/05/15 02:43

「内需拡大のための公共事業」が嫌われた

一言でいえば平成のバブル不況後に嫌われたがこれである。 これについては日米構造協議でアメリカから再三内需拡大を求められた。 アメリカの求めるのは所得拡大による内需拡大なのだが、空前の不況の中で企業に頼めることではない。 かわりに行ったのが公共事業だった。 国民には秘密のところで数値目標があるらしかった。 一部のエコノミストたちは怒り狂った。 しかし国会により承認されているのに、無駄な公共事業とい...

2024/05/14 02:15

平成のバブル崩壊をなめている人があまりにも多い

私の大学在学中に平成のバブル崩壊があったわけですが、当初は静かな崩壊であり、あまり深刻だとは思われなかった。 就職活動をしていてもまだ大丈夫という雰囲気だった。 ところが大学卒業近くになり、内定取消いわゆる「足切り」がはじまった。 企業が深刻な不況であることを認識しだしたのだ。 私は社会政策をする特殊法人に就職した。 それまでの景気対策はズバリ土木を中心とする公共事業だったが、それがバブルを引き...

2024/05/13 22:18

トマス・ジェファーソンの子孫の話も面白かった

「王家の遺伝子」という本の中で、亡くなった人の遺伝子は完全な状態で採取されるのではなく、切れた状態で発見される、それを修復する技術があり再生することができるのだが、埋葬された環境によりどうしても他人の遺伝子が混じってしまうことがあるのだそうだ。 リチャード3世は丁重に埋葬されていたことで、他人の遺伝子が混じる可能性は低く、王族をはじめ多くの協力が得られ証明された稀有な例ということなのだろう。 エ...

2024/05/11 09:36

旧宮家を含めた皇室全員の了承がなければ遺伝子検査をしてはならない

この点については、私は王家の多いヨーロッパの考え方に同意する。 仮説で変なことを言われても困るからだ。 皇室全体ではなく、旧宮家を含めた皇室全員の了承がなければ不要だ。 ただ遺伝病の疑いのある皇族が出た場合は、治療のため特別な許可が必要かもしれない。 しかしながら大原則は不要である。 それでよいと思う。...

2024/05/09 23:25

「王家の遺伝子 DNAが解き明かした世界史の謎」(講談社ブルーバックス 石浦章一著)を読み終えました

雑誌記事などでだいたい知っている内容でしたけど面白かったです。 ただ私は初期の遺伝子捜査で冤罪事件が起こったことが思い出され、DNA鑑定といっても全面的に信じてはいけないと思っています。 人のDNA解析についてはアメリカでは個人の了承が、欧米では一族の了承が必要とされているそうです。 イギリスで王室のDNA解析が進んだのは、リチャード3世の遺骨が見つかったことが大きい。 その鑑定という特殊な事情のせいだと...

2024/05/09 21:48

皇室の分断を旧宮家復活で解消し生前位階(叙位)を復活させよう

この連休中に至った結論が上のことです。 旧宮家復活について「皇室の分断を解消するため」と考え、西洋の考え方は「分割して統治せよ」です。 何でも分断し対立させて利益を得るわけです。 皇室についても考え方によっては、旧宮家を一般市民とし分断した小賢しい策略と言えます。 それを旧宮家復活で解消し、皇室を再び復活させればよいわけです。 そして生前位階(叙位)の復活です。 叙勲については池田勇人内閣の閣議決...

2024/05/06 23:58

令和六年即位五年を祝して

これはXのK新聞というアカウントの、北國新聞に似せた偽装サイトなのですが、そこに意味不明の文がありました。 AIに書かせたような文で、本当に意味不明なのですが、秋篠宮家への中傷とそして悪質な噂を真に受け怨念のような文を書いていました。 ただそこに、元は勤王で真面目に働いてきた人の意思のようなものを感じ、お遊びでAIではなく血の通った人間の文を書いてあげてみたいと思いました。 「こんな文を書いてはいけな...

2024/05/06 14:20

旧宮家復活がなれば男性皇族も女性皇族も増える

女性皇族の降嫁後の身分保持を「皇族数維持のため」と言い、旧宮家復活とセットにするから認めろ！と言う。 認められるわけないですよね、旧宮家が復活すると男性皇族だけでなく女性皇族も増えます。 女性皇族はむしろ過剰で、男性皇族が不足しているのです。 そもそも旧宮家は江戸時代から皇族である家が多く、本来の姿に戻すだけなのです。 降嫁する家も宮家の格式維持の費用を負担せねばならず、実家から持っていくもので...

2024/05/05 10:43

忠臣蔵は卑怯といじめを戒めるよい教材だ

忠臣蔵が批判されだしてから、学校でのいじめが増えたように感じる。 私も昔のことで覚えているが、ガキ大将もあまりいじめがすぎると、たびたび集団で部下に背かれ返り討ちにあっていた。 ある女性タレントだったか書いていたが、昔小さい頃ある男の子にいじめられいつも泣かされていたが、ある日転校になることが決まったらその男の子が大泣きしていた。 大好きの裏返しだったのである。 昔からいじめはあった、しかしそれ...

2024/05/04 11:22

バブルの時に忠臣蔵は批判された

思えば忠臣蔵が批判されだしたのは、バブルの頃だったと思う。 杉浦日向子さんは吉良の犠牲者に老人が多かったことに同情し、殺人を否定したりした。 しかし、いじめにはどう対抗したらよいのか、そういうことは話題にしなかった。 バブルの時に日本は豊かになり「主君の無念などは晴らそうとせず、世の中を楽しめばよいではないか」という意見が増えだした。 しかしそれは日本人として武士として、もっとも大切なことを忘れ...

2024/05/04 04:52

忠臣蔵を批判する葉隠の山本常朝は信用できない

これは歳を取ってからつくづく感じることです。 葉隠の山本常朝は忠臣蔵で刃傷事件のあとにすぐに吉良屋敷に突撃しなかったのを批判し、赤穂浪士には純粋性が足りなかったようなことを言っている。 ところが山本常朝の背景を知ると、「とんでもない奴だな」とつくづく思った。 彼は大石内蔵助と同じ国家老を目指していたのである。 そして国家老になる可能性もゼロではなかった。 その立場で主君の無念の死があっても自ら先...

2024/05/04 04:45

今上家の周辺にいると言われる影武者、影子は外国人である可能性もかなり高い

今上家の特に敬宮様のかわりに学習院に通学していた影子が特に有名だが、影武者、影子が噂が後を絶たない。 最初に登場したのは志賀高原の中華系リゾートで目撃された、幼少期の影子さまだ、ここではじめて確認された。 ところがこれ、記者が目撃したのが本物で、当時の東宮夫妻とスキーをしていたのが影子である可能性が高い。 今の天皇陛下は何を思ったのが、突然スキーをとりやめホテルに戻っているからだ。 これは一緒に...

2024/05/03 14:42