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対人援助論と、アンガーマネジメント
医療職に限らず、援助職は、けっこうイライラする場面が多いのではないかと思います。 そもそも、人間にとって(人間である限り)怒りは避けられません。世の中、ずっと…
2023/04/23 23:40
モラルディストレス(道徳的苦悩)とアンガーマネジメント
医療者にとって、アンガーマネジメント 医療者は、けっこうイライラ、怒りを抱えやすいような気がします。自分なりの治療方針、「こうしてあげたい」というケアの信念を…
2023/04/19 23:29
すべての人は「凡庸な悪人」~「考えていない」ということの恐ろしさ
悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える (NHK出版新書 549)842円Amazon面白い本でした。ナチスのホロコーストや、優生思想は、二度と繰り返して…
2023/02/27 18:15
ポストコロナの、ホワイト革命と「きれい過ぎる世界」
ここのところ、・ポジティブ中毒、・幸せでなければいけない症候群、・罪悪や失敗を過度に恐れて、抱えきれない社会などについてまとめてきました。 そういう目で色々…
2023/02/24 16:35
健全な被害者意識が、罪悪感から罪悪観へと進む第一歩
罪悪観シリーズを続けています。 最近は、つらい状況にありながらも「自分が悪い」と自分を責め、自己責任だからといって、誰かに助けを求めるでもなく、悶々とし続ける…
2023/02/17 20:57
【悪理学】現代は「悪」に対する包容力が欠如している
「悪さをしない子は悪人になります」という、逆説的な書名。思わず手に取りましたが、面白かったです。以下、特に心に残ったところ。 様々な非行少年、犯罪者の臨床実…
2023/02/10 20:17
傷つきやすさや不安の背景にある、幸せ中毒と罪悪観
精神科医という仕事柄、以下のような悩みをよく聞きます。 不安になりやすい ちょっとしたミスや失敗も許せず、チャレンジできない 嫌われないかと思うと、言いたい…
2023/01/24 21:56
【精神健康の基準】15.現実処理能力を使い切らない能力
「精神健康の基準について」より 分裂(splitting)する能力、そして分裂にある程度耐えうる能力 両義性(多義性)に耐える能力 二重拘束への耐…
2022/12/29 19:15
【精神健康の基準】14.予感や余韻を感受する能力
2022/12/27 21:04
【精神健康の基準】13.徴候性へのある程度の感受性を持つ能力
2022/12/09 20:50
【精神健康の基準】12.現実対処の方法を複数持ち合わせている
2022/12/03 17:42
【精神健康の基準】11.しなければならないという気持ちに対抗できる能力
2022/11/30 19:34
【精神健康の基準】9.秘密を話さないで持ちこたえる能力、嘘をつく能力
2022/11/18 21:53
【精神健康の基準】8.一人でいられる能力、二人でいられる能力
2022/11/12 17:42
【精神健康の基準】7.一般に嫌なことができる能力、不快にある程度耐える能力
2022/11/09 17:42
subtitle(Official髭男dism)の二重の意味
最近、Official髭男dismのマイブームが来つつあるのですが、何がいいって、歌詞がいいですね。深いことを、言語化されているところが。特に、subtitl…
2022/11/06 06:44
【精神健康の基準】6.即座に解決を求めないでおれる能力、未解決のまま保持できる能力
2022/10/20 20:23
【精神健康の基準】5.問題を局地化できる能力
2022/10/18 20:07
【精神健康の基準】4.可逆的に退行できる能力
2022/10/16 19:53
【精神健康の基準】3.二重拘束への耐性を持つこと
2022/10/14 19:40
【精神健康の基準】2.両義性(多義性)に耐える能力
2022/10/12 20:20
【精神健康の基準】1.分裂する能力、そして分裂にある程度耐えうる能力
2022/10/10 19:57
精神健康の基準(中井久夫)
メンタルヘルスの重要性はよく言われますが、では「心が健康であるとは、どういうことなのか?」「心がどんな状態であることを何を目指せばいいのか?」と考えてみると…
2022/10/08 19:41
「何もしない」ほうがずっとスキルを要する
今回は、逆説的なこの言葉について、考えてみたいと思います。 「何もしないほうがずっとスキルを要する」 「何かをすべきでないタイミングがわかっていることは、たい…
2022/10/06 20:58
「意味がない会話」に意味がうまれるとき
「友情とは、目的も意味もない会話のようなもの」 これもまた、含蓄のある言葉です。 わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学 (PHP新書)Am…
2022/10/04 20:32
喜びを分かち合える「他者」がいなければ
「他者がいなければ私たちは存在することさえできない」最近、この言葉が頭の中をぐるぐると回っています。考えるほどに、深い意味があるような気がしてくる。『他者がい…
2022/10/01 20:02
尊厳とは、他者のうちに人間性を認めること
マルクス・ガブリエル氏の本を読んでの感想の続きです。 わかりあえない他者と生きる 差異と分断を乗り越える哲学 (PHP新書)Amazon(アマゾン)900円 …
2022/09/29 20:20
あなたがあなたでいるから、私は私でいられる
「他者がいなければ私たちは存在することさえできない」 そうかな?と疑問符がつきそうな一文です。 ドイツの若き哲学者、マルクス・ガブリエル。言うことが意味深で…
2022/09/26 21:30
死生観教育の必要性 ~ 死生学の学び方
カール・ベッカー教授の、素晴らしい講演です。2007年の、日本ホスピス・在宅ケア研究会 での講演の一部抜粋。 ・「死んだらおしまい」と考えているのは、ごくわ…
2022/09/23 16:33
【オープンダイアローグとポリフォニー】尊厳を尊重する聴き方
精神科医療の黒船(になるかもしれない)、オープンダイアローグ。対話によって、精神症状が落ち着くというエビデンスもあるようです。 一対一のやりとりが多いのが一般…
2022/09/16 21:21
【話し合いの作法】対話と当事者性と、リスペクトとサスペクト
最近、「対話」について本を読むことが多いです。 話し合いが大事とはわかっていても、いまいち話が深まらない、納得のいく結論がでない、表面的な建前の話だけで終わっ…
2022/09/09 21:14
孤独は、誰かと一緒にみつめるもの
孤独は、誰かに「淋しかったね」といわれて初めて気づいたりする。苦しみは、深いほど蓋をしたくなるから。蓋は、開けたい気もするし、開けるのが怖い気もする。自分たけ…
2022/08/31 16:54
【医療と無常観3】 失わずして有り難さに気づくために
「病気になって、良いことなど一つもない。」そう嘆く人もいますが、反対に、病気になったことを感謝される方もいます。人生観、世界観が変わった場合、この「感謝の気持…
2022/06/24 21:02
医療の原点と、歎異抄の深いい言葉
鎌倉い時代の古典「歎異抄」に、次のような一節があります。 「親鸞は、弟子一人ももたず候」(歎異抄 第6章) 医師にとっても、これは大事なことだなと思い、ち…
2022/05/24 17:40
物語を書き換える
精神科での診療は、患者さんが「物語を書き換える」お手伝いをすることといえるかもしれません。 何かの悩みを抱え、自己否定し、誰かに頼りたくても頼れず、自分に何が…
2022/04/22 16:28
レジリエンスを支える2つの要素
レジリエンス(resilience)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。 回復力 立ち直り力 適応力 などといわれる力です。弾性力というのがもともとの意…
2022/04/12 16:10
新しい健康概念、新しい安全概念(Safety2)が教えてくれること
最近は、「健康」とは何か、「安全」とは何か、をよく考えています。 どちらも考え方の変遷が似ているんですね。 ■健康とは何か 健康については、1947年のWHO…
2022/04/04 01:13
尊厳と健康(QOL)は分けて考える
以前、健康概念の見直しについての記事を書いたこともありましたが、そういう内容の講演に参加し、感動したので、その備忘録です。(うまくまとまっていない表現もあり、…
2022/03/11 21:21
「義務教育」は子どもが学校にいく義務ではない
学校に行かないことは、法律違反ではありません。学校に行くことは、義務ではなく、権利なのです。「義務教育」といわれますが、これは「親や学校の教師」に、子どもを学…
2022/03/01 16:34
不登校児の意思を尊重するということ。
不登校の子たちの診療を通して、最近良く思うことがあります。それは、「子どもの意思を尊重する」ことの難しさです。学校を休むようになった子たちは、その後、様々な葛…
2022/02/26 12:24
応答としての責任
引き続き、「利他とは何か」を読んでの感想です。 「利他」とは何か (集英社新書)Amazon(アマゾン)512〜2,901円 利他と、中動態、そして責任の関…
2022/01/14 18:54
利他と、対人援助と、善い縁
東京工業大学の利他学について。 伊藤先生が、利他の大切さとして強調しているのは、利他の大原則は「自分の行為の結果はコントロールできない」ことだと言います。 裏…
2022/01/12 01:16
コロナと自己責任論と歎異抄
新型コロナウィルス感染がまた広がってきました。懸念されるのは自己責任論。感染者は被害者ですが、悪い事をしたかのように「自己責任だ」と叩かれてしまう話を聞くと二…
2022/01/06 19:30
自利利他と自己肯定感
■利=幸せ、自己肯定感(自尊感情) 自利利他の「利」とは「幸せ」のこと。 これを「自己肯定感」、あるいは「自尊感情」として考えてみたいと思います。 自尊…
2021/12/19 00:26
「利他は、受け身の姿勢」「利他は、自分の変化の裏返し」
最近は、「利他学」について勉強しています。 ■利他は、「してあげる」ことではない2020年、東京工業大学に「未来の人類研究センター」が発足し、そこで研究されて…
2021/11/03 23:54
【生命とは何か 5】仏教の生命観:自分の種まきが未来を生み出していく
「生命とは何か?」について、考察してきました。 肉体的な生命について、様々な分子の流れからも「動的な平衡」といわれ、哲学的生命論でも、「能動的自己同一」「あ…
2021/10/05 19:03
【生命とは何か4】科学から現象学、そして哲学的生命論へ
生命とは何か?死んだら「私」はどうなるのか? そんな問いを考えるために、科学的生命観についてみてきました。それによると、生命とは、「動的な平衡」であると。 変…
2021/08/18 20:39
解剖学実習の感想文
医学生時代の、解剖学実習の感想が出てきました。決して誇れる内容でなく、反省しかありませんが、自戒のためにここにもあげておこうと思います。 解剖実習を終えて医学…
2021/08/09 19:47
【生命とは何か3】動的平衡 ~流れとしての生命~
なぜ生命は尊厳なのか?なぜ苦しくても、死よりも生を選ぶべきなのか? そういう問いから始まって、生命とは何か?について考察しています。 生命については、大きく2…
2021/08/03 20:38
【生命とは何か2】科学的生命観 ~遺伝子でもなく脳でもなく~
生命とは何か? 最近も、ノーベル生理学・医学賞を受賞した、ポール・ナースが 「What is Life?」という本を出版し、話題になっています。 この問…
2021/07/30 20:08
【生命とは何か1】死の問題と、生気論と機械論
尊厳概念は、3つの価値観に支えられている、として考察してきました。 意志観/人間観 健康観 生命観/死生観尊厳とは何か、ということの前提に、これら3つの価値…
2021/07/23 21:16
【健康とは何か2】「苦しくともなぜ生きるのか」の問いが、医療を真に進歩させる
健康観の変遷について、続けます。 健康を、WHOのような、心身において「完全に良い状態」と定義してしまうと、 完全に良い状態には戻れない → 治らない…
2021/07/20 20:20
【健康とは何か1】移り変わる健康概念 ~何のための健康か~
尊厳概念は、3つの価値観に支えられています。 意志観/人間観 健康観 生命観/死生観尊厳とは何か、ということの前提に、これら3つの価値観から見直してこそ、尊…
2021/07/16 19:59
安楽死を考える上で、見直すべき3つの価値観
安楽死を考える上で、なかなか納得のいくものに行き着かない理由として、そもそも前提から考え直す必要があふのではないか、 そんな思いに至りました。 安楽死は感情…
2021/07/11 21:46
多様性の基礎としての、内向型と外向型
最近、子どもさんや、成人の診療をする中で、HSP/HSCや、ASD(自閉スペクトラム症)やADHDなどだけでなく、内向/外向 という視点も取り入れるようにして…
2021/06/20 20:26
”書店さまでの「読書セラピー」”
読書セラピー、患者さんに勧めてみようかなと思ってます。その前に、どんな本が勧められてるのか、自分で読んでみたいです。
2021/06/19 18:11
【歎異抄】悪人正機とハームリダクション
■悪人とは、苦悩の人「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」鎌倉時代の古典「歎異抄」の代表的な、謎めいた言葉が、最近よく頭に浮かびます。なぜ善人よりも…
2021/06/16 19:52
【意志と中動態と自利利他 10】 ネガティブケイパビリティと自利利他
前回は、急がない・焦らないこと、 責任を問わないことなど、 ある程度の余裕を持つことがケアには必要ではないか、という話でした。 これは、ネガティブ・ケイパ…
2021/05/14 19:28
【意志と中動態と自利利他 9】 当事者研究に学ぶ、外在化という視点
中動態的に、結論を焦ることなく話し合い、 意志の確認や、責任の所在などを問われたり、評価されることなく、 意見を交わし、提案をもらい、不安を共有することで、…
2021/05/11 20:28
【意志と中動態と自利利他 8】 自業自得とは、中動態的に責任を負うこと
■自業自得と中動態 前々回に、神的因果性と、人間的因果性について書きました。 「因果」といえば、仏教の「因果律」あるいは「因果の道理」。 因果律とは、 どんな…
2021/05/07 20:51
【意志と中動態と自利利他 7】 過去を無視して未来は語れない
意志について考えてきました。 続けます。 意志とは、過去を振り返ることなく、 未来だけを見つめて、「未来を自分の手で切り開くぞ」と決意すること。 つまりは、…
2021/04/30 20:40
【意志と中動態と自利利他 6】 死の自己決定権と、加害/被害者性
■古代ギリシア悲劇に学ぶ、被害者性と加害者性 古代ギリシアには、意志という概念はなかったものの、 故意に行ったこと(ヘコーン)と、 故意ではないこと(アコーン…
2021/04/27 20:55
【意志と中動態と自利利他 5】 「生きる意味」への問いも、能動/受動を脱却して中動態から
■「生きる意味」への問いも、能動/受動を脱却して中動態から 能動/中動という概念は、 自分の行為が、自分の外と関連しているのか、自分の内側のことなのか、 とい…
2021/04/23 20:50
【意志と中動態と自利利他 4】 中動態と、対人援助論
■「する」でも「される」でもない中動態 意志という概念を、もう少し深く考えるために、 前述の國分氏は、中動態という概念を紹介しています。 中動態というのは、能…
2021/04/20 20:43
【意志と中動態と自利利他 3】 意志は責任と結びついている
■意志と責任 「無からの創造」なんて信じてないから、 「意志」の概念も捨てよう、という気持ちになる人もいるかもしれませんが、 ことはそう単純ではありません。 …
2021/04/16 20:39
【意志と中動態と自利利他 2】 「意志」概念の起源はキリスト教?
■意志の起源 意思、意志、自己決定などの似たような言葉が並ぶので、 一度整理します。 意思は、 「何かをしようとするときの元となる心持ち」 「自分の考えや思い…
2021/04/13 20:30
【意志と中動態と自利利他 1】 安楽死も「意思を尊重」していることになるのか?
安楽死について、いろいろ考えてみましたが、 次に、自己決定、意志について考えてみたいと思います。 (患者の)自己決定権、 特に、死の自己決定権。 安楽…
2021/04/09 20:40
【安楽死問題の本質を探る】5、無思想性と、凡庸な悪
5、無思想性と、凡庸な悪安楽死と、優生思想の似ているところについて、前回考察しました。 似ている点は、どちらも「善意」に基づいているということでした。 今回…
2021/03/14 20:08
【安楽死問題の本質を探る】4、安楽死と、内なる優生思想
4、安楽死と、内なる優生思想 私は、安楽死と優生思想は別物であり、あまり一緒に考えない方がいいのではないかと思っています。 ですが、似ているところも確かにある…
2021/02/21 20:29
【安楽死問題の本質を探る】3、安楽死を受け入れる心理
3、安楽死を受け入れる心理 安楽死は、かつて慈悲殺(mercy killing)と言われていました。本人の希望を確認することもできない状況下で、これ以上苦痛を…
2021/02/18 20:13
【安楽死問題の本質を探る】2、安楽死を望む心理とは
安楽死が実行されるためには、2つのことが揃わねばなりません。 1.自分の安楽死を希望する人2.他者の安楽死を受け入れる人 今回は、安楽死を望む人の心理について…
2021/02/14 20:02
【安楽死問題の本質を探る】1、安楽死論あれこれ
1.安楽死論あれこれ 自己決定権が尊重されるようになったことは、歓迎すべきことではありますが、新たな問題も色々と生じてきました。その代表的なものが、安楽死問…
2021/02/10 21:34
【尊厳概念の歴史】まとめ
【尊厳概念の歴史】 1、古代ギリシア・ローマの伝統2、ユダヤ・キリスト教の伝統3、ルター(1483-1546)と宗教改革4、哲学者カント(1724-1804)…
2021/02/07 18:28
【尊厳概念の歴史】7、「空虚な尊厳」の時代
2021/02/03 18:27
【尊厳概念の歴史】6、人権としての尊厳の時代
2021/01/31 18:26
【尊厳概念の歴史】5、哲学者へーゲル「尊厳は承認しあうこと」
2021/01/27 22:30
【尊厳概念の歴史】4、哲学者カントの自律概念
2021/01/24 20:35
【尊厳概念の歴史】3、ルターと宗教改革
【尊厳概念の歴史】 1、古代ギリシア・ローマの伝統2、ユダヤ・キリスト教の伝統3、ルター(1483-1546)と宗教改革 ←★4、哲学者カント(1724-1…
2021/01/20 20:40
【尊厳概念の歴史】2、ユダヤ・キリスト教の伝統
【尊厳概念の歴史】 1、古代ギリシア・ローマの伝統2、ユダヤ・キリスト教の伝統 ←★3、ルター(1483-1546)と宗教改革4、哲学者カント(1724-18…
2021/01/17 20:11
【尊厳概念の歴史】1.古代ギリシア・ローマの伝統
【尊厳概念の歴史】 1、古代ギリシア・ローマの伝統 ←★2、ユダヤ・キリスト教の伝統3、ルター(1483-1546)と宗教改革4、哲学者カント(1724-1…
2021/01/13 20:55
【尊厳概念の歴史】0.5 尊厳とは、一番大切なことをちゃんと一番大切にすること
ふと思いついたので、メモ代わりに。 尊厳とは何か。 平たくいうと、こう言えるのではないかと思いました。 尊厳とは、「自分にとって一番大切なことを、ちゃんと…
2021/01/10 14:08
【尊厳概念の歴史】0.尊厳とは何ぞや? 尊厳は無用の概念?
【 尊厳概念の歴史 】0.尊厳とは何ぞや?「生命の尊厳」という言葉についての議論が様々なところで行われていますが、実はこの「生命の尊厳」とは何かについては「明…
2021/01/07 20:35
医学の進歩とともに浮き彫りになる、古くて新しい問い
人はなぜ生きるのか。古くて新しいこの問いは、人類の歴史の中で、常に中心であり、文化や思想の根底に流れ続けてきました。医療も例外ではありません。 ヒポクラテスが…
2021/01/03 20:59
今年の目標と、総まとめ
昨年もお世話になり、ありがとうございました。 本年もどうぞよろしくお願いいたします。 昨年は、対話形式で書いてみようかなと何回か書いては見たものの、結局、途…
2021/01/02 09:07
【対話篇4】選択の余裕
【対話篇4】K:えーと、一人でいられることと、 つながりをもてること。 この二つをつなぐキーワードは何か、ですよね。M:そう。つなぐキーワード。K:何かな…
2020/10/30 23:55
【対話篇】 つながれること、一人でいること
【対話篇3】 M:では、心が健康であるとは、どういうことだと思う? K:よく患者さんに勧めるのは、 「困ったときには、困っていることを伝えられるように」と…
2020/10/24 17:51
【対話篇】心が健康ではないとは? 誤解された心の健康とは?
【対話篇2】 M:心の土台というのは、ある程度の心の健全さ、いわゆるメンタルヘルスだ。 心が健康であるとは、どういうことだと思う? K:そうですね。 「健…
2020/10/20 22:59
【対話篇】はじめに:ブラック・ジャックのメッセージ
ちょっと趣を変えて、ダイアログ形式で、「ある精神科医の死生観」として、考えをまとめなおしてみたいと思います。 Dr.K(korokoro)と、M教授(理想のメ…
2020/10/16 20:27
HSPへのイケメンコメント、ブサイクなコメント
HSPが話題です。テレビで取り上げられたり、芸能人が「自分もHSPだ」と発言したり。HSPという言葉が知られていくことは、いいことだとは思いますが、どんなこと…
2020/09/24 07:00
優生思想と、余裕のなさ
最近は、「内なる優生思想」についてよく考えています。障害者差別とか、命の価値とは何か、とか。■わたしで最後にして ナチスの障碍者虐殺と優生思想 歴史上、障害…
2020/08/28 19:54
”お盆の時期は、亡き祖父に誓う”
「誓いを立てることは大切。 でも、もっと大切なのは、その誓いを貫くこと。 初志貫徹してもらいたい。」ある恩師に頂いた、忘れられない教訓です。
2020/08/15 12:18
自分の死と向き合うとは、どういうことか
久しぶりに、死生観についてです。 以下は、「ケアの思想と対人援助」という本からの引用です。 医療スタッフの対人援助が正常で健康な「日常的生」を基点とし、 …
2020/07/23 17:46
成長できるとき
奇妙な矛盾は、自分をありのままに受け入れたときに、成長できるということだ。(カール・ロジャース) “The curious paradox is that …
2020/07/12 16:15
「かくれんぼ」をしながら考えたこと
先日、3歳の息子と近所の公園で「かくれんぼ」をしました。 息子がオニで、自分は隠れる。 10数える間に、ちょっと離れたところに隠れます。 数え終わって、ぱっ…
2020/06/25 20:08
自己肯定感を育てなおすと、どんな心境になるのか?
自己肯定感について、何度か記事に書きましたが、 今回は、 自己肯定感を育てなおし、高くなると、どんな形で現れるのか? ということについて、まとめてみました。 …
2020/06/21 16:07
「人間性を奪う」二つの方法
「新しい実在論」を提唱しているという、新進気鋭の哲学者、マルクス・ガブリエル氏。1980年生まれだから、自分よりも、一つ年上。一個上で、こんな立派なこと言…
2020/06/06 21:44
誰にでも、困る「時」があるから
元明石市長のインタビュー記事。モットーは 「とことん人に寄り添う」「子どもにやさしいまちは、みんなにやさしいまちになる」 だそうです。 ・・・・・・・・・・…
2020/06/04 19:21
コロナ時代の”ネガテイブ・ケイパビリティ:生きる意味を問い続けるために”
コロナで先が見えにくい今こそ、ネガティブ・ケイパビリティが見直されてほしいです。こういうネガティブに耐えるチカラも、立派な強さであり、たくましさ、しなやかさと…
2020/06/01 22:37
ASDとHSPの、映画の余韻の残り方
ASD(自閉スペクトラム症)と、HSPの特性は、比べてみると、それぞれの特徴が分かりやすいです。■ASDは、もっていかれやすいASDは、映画と自分が地続きとな…
2020/05/30 12:37
困った人は、困っている人
「困った人は、困っている人」。 困ったことを言ったりやったり、落ち着かない症状があらわれる方は、 本当は、本人が一番困っている。困っているから、落ち着かなくな…
2020/05/28 18:22
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