休日、旅日和

11214-3 埼玉県春日部市（春日部）

埼玉県春日部市1：春日部■2019年12月28日（土）【歴史】江戸時代の春日部は、日光街道の宿場町（粕壁宿）だった。粕壁宿は最盛期で旅籠が45軒の規模で、本陣が1軒、脇本陣が2軒あった。本陣はげんき薬局の辺りにあった。粕壁宿は、周辺一帯の物資の集積地で、大落古利根川の舟運により江戸と結ばれていた。そのため、粕壁宿には複数の河岸が設けられていた（写真は上喜蔵河岸跡）。下喜蔵河岸は、名主関根家の敷地内...

2019/12/28 21:58

11221-6 埼玉県草加市（草加）

埼玉県草加市1：草加■2019年12月28日（土）【歴史】江戸時代の草加は、日光街道及び奥州街道の宿場町（草加宿）だった。江戸時代初頭の草加は沼地で、街道は沼を避けて大きく迂回するルートだった。しかし、大川図書が中心となって沼地を埋め立て、直進できる新道を開削したことで、街道が短縮された。大川は草加宿の設置を幕府が決めた後、草加宿の開設にも尽力した。大川の墓は、大川が建立した東福寺にある。なお、大...

2019/12/28 21:49

40203-6 福岡県久留米市（久留米）

福岡県久留米市1：久留米■2019年12月22日（日）【歴史】江戸時代の久留米は、久留米藩の城下町だった。1620年、筑後国の全土を領有していた柳川藩田中家が無嗣改易されると、久留米城（詳細は史跡①を参照）を藩庁とする久留米藩21万石が立藩し、初代藩主に有馬豊氏が封じられた。有馬氏は赤松氏（村上天皇を先祖に持つ村上源氏）の分家で、室町時代に赤松則祐の五男の義祐が摂津国有馬郡の地頭になったことから有馬...

2019/12/23 23:36

40216-8 福岡県小郡市（松崎）

福岡県小郡市1：松崎■2019年12月21日（土）【歴史】1668年、幕府は久留米藩から有馬豊祐に御原郡1万石を分知し、松崎藩を立藩した。久留米藩2代藩主忠頼は実子に恵まれなかったため、出石藩小出氏から豊祐を養子に貰ったが、その後に実子ができ、豊祐は忠頼の末子として扱われた。しかし、1684年に姉婿で陸奥窪田藩主の土方雄隆が家中騒動で改易されると、豊祐も連座し改易され、松崎藩は一代で終わった。藩庁...

2019/12/21 22:27

40447-1 福岡県筑前町（特集：大刀洗陸軍飛行場）

福岡県筑前町特集：大刀洗陸軍飛行場■2019年12月21日（土）【史跡】①大刀洗陸軍飛行場大正時代から戦時中にかけて、筑後平野には、現在の朝倉市、筑前町、大刀洗町に跨がる大規模な飛行場、大刀洗陸軍飛行場があった。大正時代、日本は外国に対抗し、航空技術の発展に努めていた。陸軍は、大陸への中継基地を九州に求め、沿岸からの艦砲射撃が届かない、広大な平野がある、風向きが一定である、用地を用意に取得できるの4...

2019/12/21 21:54

41201-5 佐賀県佐賀市

佐賀県佐賀市■2014年6月21日（土）■2019年12月14日（土）～12月15日（日）【歴史】江戸時代の佐賀は、佐賀藩の城下町だった。1590年、佐賀藩は龍造寺高房が藩主になったが、実権は鍋島直茂が掌握していた。戦国時代の鍋島氏は龍造寺氏の重臣で、直茂は龍造寺勝家の腹心の部下であると共に、従兄弟でもあった。1584年の沖田畷の戦いで島津家に敗北し、勝家が戦死すると、直茂は豊臣秀吉に接近し、秀吉の...

2019/12/15 23:15

40228-1 福岡県朝倉市（秋月）

福岡県朝倉市1：秋月■2014年11月29日（土）■2019年12月8日（日）【歴史】中世の秋月は、秋月氏の本拠地だった。秋月氏の祖先は、大蔵春実と伝えられている。大蔵は、平将門に呼応し伊予国で反乱を起こした藤原純友を討伐し、大宰府の役人となり、筑前国に土着した。秋月氏は種実の代に最盛期を迎え、1585年には36万石を領有するる有力な武将となった。1587年、九州征伐で豊臣秀吉が秋月に進軍した際、種...

2019/12/08 23:37

40130-7 福岡県福岡市（福岡）

福岡県福岡市1：福岡■2014年6月15日（日）■2019年12月7日（土）【歴史】江戸時代の福岡市街は、那珂川を挟んで福岡と博多に別れていた。福岡は福岡藩の武士の町で、博多は商人の町だった。福岡は江戸時代からの町である一方で、博多は古代からの町である。博多は大陸との距離が近いため、古代から中世にかけて外国との交易が盛んな地だった。古代の博多には筑紫館（つくしのむろつみ）が設置され、海外からの使節の...

2019/12/07 22:42

41202-3 福岡県唐津市（鎮西）

富山県唐津市2：鎮西■2014年12月7日（日）■2019年12月2日（日）【歴史】安土桃山時代、鎮西は豊臣秀吉の朝鮮出兵の拠点となった。秀吉は明（中国）への侵略を企て、朝鮮に服属と、明への侵攻の先導を命じた。当時の朝鮮を支配していた李氏はこれを拒否したため、秀吉は日本全国の大名を集め、朝鮮への出兵を決めた。秀吉は1591年に九州の諸大名を中心に名護屋に名護屋城（詳細は史跡①を参照）を築かせ、半年で...

2019/12/02 22:12

41202-3 福岡県唐津市（呼子）

佐賀県唐津市3：呼子■2019年12月1日（日）【歴史】呼子は中世からの漁業の町で、江戸時代には捕鯨で栄えた。呼子では、松浦党波多氏の家臣の末裔と言われている中尾氏が代々鯨組主を務め、呼子の捕鯨を取り仕切っていた。中尾家は中尾甚六を代々襲名し、特に2代目及び3代目が中尾家繁栄の礎を築いた。3代目中尾甚六は鯨の冥福を祈るために龍昌院を再興した。境内には3代目の墓がある。呼子の人々は鯨を大切にし、人間...

2019/12/02 21:47

41202-3 福岡県唐津市（唐津）

佐賀県唐津市1：唐津■2014年12月7日（日）■2019年11月30日（土）【歴史】江戸時代の唐津は、唐津藩の城下町だった。江戸時代の初め、唐津藩主の寺沢広高は唐津城（詳細は史跡①を参照）を築城し、町割りを整備した。広高は豊臣秀吉の朝鮮出兵の頃に長崎奉行になり、1593年に上松浦郡8．3万石の大名になった。広高は関ヶ原の戦いでは徳川家康に味方し、天草4万石の加増を得た。広高は松浦川の河口を東側に付...

2019/12/01 08:26