大寒の日
連日信じられないほどの陽光が降り注ぐ部屋の中記憶の中の大寒は~毎朝雪の積り具合を量りながら除雪の心配で肩の荷が重いころつい最近までは。踊りだしたいほど軽やかに窓辺に立ち抜けるような青空を眺めながら、ふと考えました。雪の降る窓辺の風景が大好きだった頃がありました音もなく雪片の舞い散るモノクロの世界を鮮やかな絵の具で染め上げてゆくようにして湧き上がる情感のなかに浸るのが何より好きでした。あの頃からどれだけの時間がたったのでしょう?その間には見失い消えゆくものへの哀感で胸の詰まる時期もありました。今はその思いさえも霞んで遠くなり、宝物だったあの感覚は風呂敷にしっかりと包んで押入れの奥深くしまい込んだ遺物のようです。或いはもうカビてるかも知らん?昨日の気温13.8℃春の気候だそうです。何か楽しい大寒の一日でした。大寒の日
2020/01/26 15:08