島田恒『NPOという生き方』
NPOの役割と経営について比較的詳しく述べられている。NPOとは直接関係ないところもあるが、経営学の立場から書かれているところは学ぶところが多く、企業関係者にもお勧めできる本であった。多少読みづらい部分もあるが、新書サイズなので手軽に読めるのも魅力的。 序章「NPOの活動と活力」では、NPOの活動事例をとおしてNPOのミッション(使命)について述べています。ミッションは本書の肝となる単語で、幾度となく重要性が主張されていますが、要するに<組織の目的であり価値観>であり、NPOにとって<最上位の理念>なのだ。 著者はNPOを以下のように定義しています。<民間によって自主管理されており、利益配分す…
2010/08/17 14:12