宝について(7)
(前日からの続き)人間というのは何が大事かというと、休養なんですね。休養を得るには、やはり自分を見つめる心が大事なんです。ところがみんな自分というものがわからなくなってる訳ですよ。 悩む自分、惑う自分、苦しい自分というのを自分だというふうにつかみ間違えてしまうと、執着の方へ行ってしまう、苦の方へ行ってしまう。しかし、自分というのは本当はそういうもんじゃない。自分というのは、空っぽになって本当に朗らかになった時に、その小さい人間の智恵なんてものは止まって、神様の方から、「こういうふうにすればいいんだよ」と、何も思わなくても、そのように運命というものは作られてゆく。それは支配されてゆくという事ではなくて、本当に神様と一つになった時に、朗らかな生命に変わってゆくわけですね。ですから、その朗らかな生命というものを...宝について(7)
2022/12/31 09:00