(過去の再送版です!)マクミラのバースデーパーティ
マクミラは、明け方近く、堕天使ダニエルとの夜回りからヌーヴェルヴァーグタワーへ帰ってきた。疲れているはずなのに、「恋する乙女」にはエネルギーがあふれていた。だが、自分では信頼できる「パートナー」を得たがゆえに気力が充実しているのだと思いこんでいた。これまで恋愛とは縁遠い生活を冥界でも人間界でもずっと送ってきたため、ムリはないことだったが。マクミラとダニエルの豪華な棺桶の置かれた寝室のドアを開けた瞬間だった。「サプラーイズ!」クラッカーの激しい音の向こうに、見知った顔が揃っていた。そこには、ナオミとジェフだけではなく、ミスティラ、アストロラーベ、スカルラーベまでがいた。「なんで、あなたたちまで。まだ降臨していないはずなのに?」アストロラーベが答える。「パラレルワールドってことで、今日はかたくるしいことを言うな。ナ...(過去の再送版です!)マクミラのバースデーパーティ
2019/02/28 01:22