くずし字の講座が始まり、頭の片隅に追いやっていた『舜旧記』の「令」がまたぞろ気になり始めました。「「國土記」と令(しむ)」を書いてからもう1年も経っていたとはまずは虚詞詞典や漢訳仏典関係から調べてみようと資料を探しているうちに、敬語に関する数枚のコピーを見つけました数年前にコピーしてすっかり忘れていたもので、コピーしてある箇所もページが連続しておらず・・・桜井光昭著『敬語論集古代と現代』明治書院第3章『古事談』の尊敬語iiシムの用法(p120)aシムの四用法シムの用法としては、使役・尊敬・謙譲の三者がよく知られている。これらは、位相的に同一基礎にあるものではない。(中略)ところが、以上の三用法のほかに、このいずれにも属さない第四の用法が報告されている。として、片岡了氏・重見一行氏・青木孝氏・松下貞三氏の説...「令(シム)」の第四の用法