韓国映画「欲望のウォーキングストリート」
この映画は、エロスと書いてあったから、単なるエロ映画化と思っていたら、違った。テソンとテギの兄弟と、母親から売春を強制されるジェナの間で、ストーリーは進行する。テソンは、口がきけないがまじめで、ボクシングにあこがれる優しい青年。テギは自分勝手で、欲望のままに動く。ジェナは胸に薬を塗り、男がそれ舐めて、失神すると、金を奪って逃げていた。テソンは逃げるジェナを助けた。テギはジェナにひっかかり、金と兄に買ってもらったバイクを奪われた。ところが、バイクはジェナを助けたテソンが手に入れていた。ジェナの母親は、男を信用したらダメと言い聞かせている。テソンと愛し合っていることを知り、引き離そうとする。しかし、二人はついに結ばれる。その翌朝、ジェナの母親はテソンを車でひき殺す。それを見ていたテギはジェナの母親を殺す。ジェナはテソンを探し、歩き回る。テギは前と同じように、街をうろつく。そういうストーリー。これも、日本ではありえないストーリーだし。なんというか、世も末というか、露悪的というか。ここまでやるかというか。。。。こういう世界に住んでいたら、おかしくなるのではないか。『父は犬』『母は娼婦』『自分はゴミ』など独特な世界観の作品を世に送り、その度にセンセーショナルを巻き起こした鬼才イ・サンウ監督の作品。だそうだ。...
2020/10/21 02:21