日本手話と日本語対応手話

日本手話と日本語対応手話

手話学習者がサークルや講座に行くと、最初に必ず聞かされるであろう話です。日本で用いられている手話には、大きく分けて2種類あります。古来より、ろう者の間で用いられ、独特の言語として発達してきた日本手話。それに対して、日本語(音声言語)を表すために用いられる対応手話。「手話」という言語が持つ歴史については、ここでは触れません。それは、ろう者の人が語ることであって、私が、昨日今日伝え聞いた程度の内容で書くことではないからです。さて、この2つの手話の違いに付いて考える前に、まず大前提として確認しておかなければならないことがあります。まず最初に。「日本手話」とはひとつの言語であり、音声言語である「日本語」とは異なる言語であるということです。日本手話を言語として考えるとき、日本語とはあきらかに異なることがいくつかあります。...日本手話と日本語対応手話