千日紅

千日紅

元気な若犬が庭を駆け回り芽が出ては踏まれ葉が増えては食べられ花が咲いては口に入れてぺっぺと吐いて遊ぶ育つかどうか心配で庭のあちこちにいっぱい撒きましたが太い茎で育つのは案外少ないものです。ひょろひょろしたものは夏の暑さや長い雨に耐えられなかったのかいつの間にか姿を消しました。残ったものがなんとか大株に育ち庭を彩っています。私にとってこの花は虹の橋を渡った大きな犬たちを偲ぶ花でもあります。あの子はこの花が咲いたころだったか。去年の種は娘の家でも丈夫に育っているようです。千日紅