家の近くには、一つの踏切がある。 駅から幾分離れた旧街道沿いに位置する、何の変哲もない踏切は、 昼間はただの交通の通過点として機能する、単線鉄道との交差地点。 コインランドリーの裏手、築四十年を超える
プロフィールでもザッと書いたけど、 明日からは通常通りに戻る。 ちょっと別のところで作品をアップしたりもしてたけど、 五万文字を越えると詩がのせられないというのが一番痛い。 新しくブログを立ち上げる
こんな話がある。 どうかとても明るく楽しい話なので最後まで、 読んで欲しい。 彼は幼い時に父親を事故で失くしていた。 片親だった。母親との二人暮らし。 片親であるがゆえに構ってもらえない淋しさ
毎日懲りずに色んな人が来るが、僕は時折それを緑色の宇宙人のように感じている時がある。隔たりという言葉がいまではとても素直に理解できる。あなた方は別の人間で、あなた方は檻の中にいると思っているようだけど
歌の中でいくつもの時代がさりげない調子で過ぎてゆく、 僕等を上向きにし、時には下向きにし、横向きにもして―――。 (無)を映す瞳だったらいいな、 『骸骨
徹底的に話がこじれて一番困るのは誰かっていうと、 それは大体、僕本来の読者寄りの人だろう。 アクセス数が一桁になったら、 普通にアップしていくから大丈夫だよ。 もう馬鹿のために書くのがほとほと嫌に
もう作品はその日のうちに消すことにする。 読まなくてよい。 以上だな。
眼が覚めると色硝子の粉のような視界で、 期待していた。 旋律的な情緒、説明
いっとくけど、僕の態度はもっともっときつくなるぜ。 僕は自分の為に今回の話をしているわけじゃないからな。 次の詩人には、安心して生涯学習して欲しいと思ってる。 次の子にはちゃんとした給料があり、福利
ビル管理を仕事とする上でやはり資格を取った方がいい。 とある会社では、資格が多いほど資格手当が出るからだ。 上位資格として三種の神器というものがあり、 「第三種電気主任技術者」「ビル管
苔とは何かといえば、緑色をしていて、 ジメジメしたところに生えていて、苔寺、 神社の境内にあるとか、岩の上とか、川にもあるもの。 「わびさび」とか「君が代」というのも正解だ。 日本の
ピクセル化した朝焼け あの頃僕が買ったコントローラーでは 動かせない Qi規格のワイヤレス充電ができない よくあること それが呪いかも知れないって言ってる 地雷ですってブラウザを閉じる気持ちも
かもちゃんが公園で砂場で寝転がっていた。 子供たちが、ゆさゆさ、すると、顔を向けてきて言った。 「かもちゃん、今日は一日つまんないことをするダロ。 つまんないことは人生哲学の一つダロ。
小 さ な 躊 躇 い ―――。
“風景”という状態がある、 この未曽有の精密さに真正の治療あれば剥奪の極みをくれよう、 その雅びで
(ヤクザとホストの違いがあんまりわからない、 ―――野球選手と
詩は今日から全部次の日に消えるスタイルになる。最終的に全部なくなる。これはペナルティ。僕は連帯責任をとらせる。灯台はもう終わったのだ。
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家の近くには、一つの踏切がある。 駅から幾分離れた旧街道沿いに位置する、何の変哲もない踏切は、 昼間はただの交通の通過点として機能する、単線鉄道との交差地点。 コインランドリーの裏手、築四十年を超える
夜だから危ないということで、 家まで送る。 夏の夜。 止まらぬ揺らぎ、心の奥で溶けた言葉達。 混ざり合う影、形無き輪郭・・・・・・。
「貧者の一燈」という仏教用語、 マタイ福音書5章14-16節の「世の光」概念、 そしてモーゼ五書出エジプ
「人間」としての権利を剥奪され、 (記 憶 に コ マ ン ド ・ ラ イ ン ) 国家の都合の良いように再定義される。
素敵な夢だけポケットに 詰め込んであなたと渡る架け橋―――を・・。 コンビニで買った缶コーヒーの苦味が舌に残り、 スマートフォンの通知音が鳴る度に心臓が一拍飛びながら、 世界がもし美しいと思うのならと、
不.安.ば.っ.か. 運.ん.だ. 広角レンズに映るクリーム
無法地帯という言葉を聞いて何を想像するだろう、 存外、治外法権という言葉を思い浮かべるかも知れない。 とはいっても治外法権とは、国際法上の権利で、 在留外国人がその居住する国家の法律に拘束されない特権
これは一体何度目の冬? そしてこれは一体何度目の絶望? A
<ゴミ箱から異世界へ行きます> ...エアコンの室外機で、 “コマンド入力”する、 「※ コマンド入力によるアクセス可能」 [ライ
昼下がりの空気は、 まるで熱に煮えたぎる水のようにゆるく歪んでいた。 アスファルトの表面温度は摂氏五十度を超える
閉じられてゆく世界/こじあける世界 外出とは、僕等を覆う、薄くも強固な一枚の膜を破る行為だ。 それは、室内という、完璧に守られ、制御された空間から、 広大で予測不可能な世界という名の無限の可能性へ
コイン精米機 駅前のスーパーの、日陰になった隅。 真夏のアスファルトの底知れぬ熱気を、どこか遠ざけるように、 その機械は背を低く構えている。 薄緑色の鈍い光沢を放つ鉄の外装が、午後の傾きかけた日差
深夜の蒼色のレーダー図より 人類が、まだおぼつかない歩みで大地を離れ、 空という無限の領域へと、その視線を向けた、まさにその瞬間から、 戦闘機は、もはや単なる鉄と火薬でできた兵器ではなくなった。
狐影戦記 雨雲が、鉛色の重みを帯びて空を低く覆い、 その冷たい滴が、無数の甲冑の表面を濡らし続けていた。 一粒一粒の雨滴が、武士の兜の鉢金を叩く音は、 遠くで響く雷鳴にも似て、湿った戦場の空気を震
空豆 風の気配すら感じられない、とある静謐な午後。 畑の一角に、他の草木よりもひときわ高く、 向日葵やアスパラガスのように、 まるで誰かに見せるかのように、その青い莢を掲げる、 控えめながらも存在
洞窟の火と手の記憶 The Fire in the Cave and the Memory of the Hand 社会主義という思想の根底には、人類が持つ、 普遍的な感情が横たわっている。それは、 眼の前に広がる「不公平」への、燃えるよう
蝶の光、なめくじの夢 一九八〇年代後半、日本という国全体が、 まるで巨大な金色の泡の中にいた。 その時代、空気は、根拠のない楽観論と、高揚感に満ちていた。 富を欲するものは恥を忍び、傾絶せよ。
麦茶 夏の兆しが、まだほんのりと青い、 湿った空気の匂いに混じり始める頃。都市の喧騒から離れた、 あるいは古い住宅街の、とある台所で、 ひと鍋の麦茶が、静かに、そして緩やかに煮出されている。 窓辺
おお、あれが高く聳えし、呪われたバベルの塔 命綱なしで、 二一〇メートルの高層ビルの窓枠をつたって、 素手で登った男性もいれば、 命綱なしで、 高さ三二〇メートルのクライスラービルで、 高所作業を
はなびら 恒星「S2」の軌道は、 まるで宇宙に花弁でも描いているかのような、 ロマンチックなもの。 バラ曲線は極座標の方程式によって表される曲線で、 炭酸飲料などのペットボトルの底にある、 内圧
Question and Answer 人類は皆兄弟なのかという問い掛けがあれば、 全人類は二〇万年前に存在した、 一組の夫婦の子孫である可能性が高い。 ぼんやりと想像する、 アメリカ大陸の原住民と文明接触の悲劇
ネックレス ドイツでは、ツヴィシェンゴールドパーレンと呼ばれる、 十字架がついたネックレスが発見されており、 これが一世紀から二世紀のもの。 古代からペニスなどをモチーフにした彫刻や絵画は数多く
冒険 真っ暗な部屋の中に、 ブラウン管テレビだけが痛い程に光っている、 寒々しさ。 そんな不気味さと淋しさが同居したような光景。 闇の中で強烈な光を放つ物体は、 幼児退行願望や、 あの日、君が促さ
マイネイムイズ メールアドレス 何かの遊び? テキストフィールドに入力して、 ポップウィンドウにガールしたことを、 宣言します。 名前? メールアドレスは、 歩きます。 第三者の商標を含む一切
紳士/淑女 カッコいい男がいいと言う女の垂直安定板 けれど、可愛い女とか、美人の女が、 よかったことなんて一度でもあったのか。 群衆は黒蟻。 化粧やスタイル、言葉遣いにいたるまで、 集合体で、ど
パスワードの話 イギリスでは、ネット接続するデバイスを使うなら、 今までよりちょっとだけ頭を捻らねばならなくなる。 “12345”や”password”といった、 誰にでも想像できる安易なパスワードが禁止になるか
蚊の話 蚊取り線香も、 パソコンから蚊が嫌う音を出す、 フリーソフト「デジタル蚊取り線香」 なんていう時代があったわけだけれど、 殺虫剤の大手メーカーである、 アース製薬が生み出した、 光触媒技
Even today 飛行機の中にいるような気がする夜、 窓は丸くなる。 静かだ。けれど、 音がするものに囲まれている。 いつもは部屋の照明を弱くするけど、 今日は光彩の交錯、 小生意気な粉砂糖のコニャ
世界というものは 面と色とが互いに関係し合い、 “静謐な正比例” 「人体/動き/キャラクター」が音響する。 太陽は白孔雀のシンバルである時、 炸裂する柘榴石。 聖なる円環というように、 明日も繰り返
廃人のように、スイカ美味しいよね、 を繰り返す夏の日の少女 スイカ美味しいよね。 そういえばさ、コーラで、 消火できるらしいよ。 専門家はやめろ使うな、 ライフハック、 NGというけど、 水だから
木の切り株は、 死んでいるように見えるけど、 生きている。 氷山の転覆した時、普通は「白」で、 空気が入っているのが「青い」んだ。 氷河の中から、 未知の古代ウイルスが発見される。 氷というのは
明日の君はどうやって生きるの? How will you live tomorrow? 「ランダムアクトオブカインドネス」というのがある。 「見返りを求めない行為」のことを言い、 わらしべ長者的な、「親切」や「優しさ」の
珈琲 誰もがそれを見たことがあるに違いない、 ソーサーという受け皿から離し、 コーヒーカップを持ち上げ、 一口味わうという略奪―――を。 無力な叫び声のように、 何処にいたんだ? あまり時間がない
埠頭 埠頭で波の静かな呼吸が聞こえる。 太陽が失せてしまうと、夜の世界だ。 砂浜には、貝殻や、プラスチック、硝子、 シーグラスなどもあるかも知れない。 空き缶や、ハンバーガーの袋。
子守歌 象の子供に飼育員が、人間用の子守歌をうたうと、 すやすや眠ってしまうという話があったけど、 子守歌には鬱が塗りこめられている。 もちろん賽の河原へ連れて行くとか、 包丁で大根のように切り
鏡 儒学伝来以後、「鏡」は「知」 ハエトリグモに鏡を見せると、 踊るような挙動を繰り返すけれど、 これは明確な―――“威嚇”だ。 合わせ鏡で“無限の反射”を生み出すことは可能か、 という問い掛けがあ
十字路 自動運転になると信号機をなくせたり、 交通事故そのものがなくなる可能性がある。 この交通渋滞を起こさせないASBCは、 航空管制システムをイメージすれば分かりやすいが、 前提
クリップ 書類を挟む文房具のクリップ。 引っ掛けられる、だって穴があるから、 目玉クリップ。ピン系の画鋲と組み合わせると、 謎の無双感を発揮する。 食べかけのお菓子や使いかけの食材などを、 「パチ